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公開番号
2025110874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024216257
出願日
2024-12-11
発明の名称
レジスト材料及びパターン形成方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250722BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ポジ型であってもネガ型であっても、高感度であり、LWR及びCDUが改善されたレジスト材料、並びにこれを用いるパターン形成方法を提供する。
【解決手段】ヨウ素原子で置換されたフェノキシドアニオン構造及び該フェノキシドアニオン構造の芳香環に結合したフルオロスルホン酸アニオン構造を有する2価アニオン並びにオニウムカチオンを含むビスオニウム塩を含むレジスト材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヨウ素原子で置換されたフェノキシドアニオン構造及び該フェノキシドアニオン構造の芳香環に結合したフルオロスルホン酸アニオン構造を有する2価アニオン並びにオニウムカチオンを含むビスオニウム塩を含むレジスト材料。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記ビスオニウム塩が、下記式(1)で表されるものである請求項1記載のレジスト材料。
TIFF
2025110874000151.tif
23
121
(式中、mは、1~4の整数である。nは、0~3の整数である。ただし、1≦m+n≦4である。pは、0又は1である。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、単結合、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、カーボネート結合又はカーバメート結合である。
R
1
は、炭素数1~10のヒドロカルビル基、ヨウ素原子以外のハロゲン原子、ニトロ基又はシアノ基であり、該ヒドロカルビル基は、ハロゲン原子、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
R
2
は、単結合又は炭素数1~40のヒドロカルビレン基であり、該ヒドロカルビレン基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子及びハロゲン原子から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。
Rf
1
~Rf
4
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又はトリフルオロメチル基である。ただし、pが0のとき、Rf
3
及びRf
4
のうち少なくとも1つはフッ素原子又はトリフルオロメチル基であり、pが1のとき、Rf
1
~Rf
4
のうち少なくとも1つはフッ素原子又はトリフルオロメチル基である。また、Rf
1
とRf
2
とが合わさって、カルボニル基を形成してもよい。
M
+
は、スルホニウムカチオン又はヨードニウムカチオンである。)
【請求項3】
更に、ベースポリマーを含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項4】
前記ベースポリマーが、下記式(a1)又は(a2)で表される繰り返し単位を含む請求項3記載のレジスト材料。
TIFF
2025110874000152.tif
46
65
(式中、R
A
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。
Y
1
は、単結合、フェニレン基若しくはナフチレン基、又はエステル結合、エーテル結合及びラクトン環から選ばれる少なくとも1つを含む炭素数1~12の連結基であり、該フェニレン基、ナフチレン基及び連結基は、ヒドロキシ基、炭素数1~8の飽和ヒドロカルビルオキシ基及び炭素数2~8の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
Y
2
は、単結合又はエステル結合である。
Y
3
は、単結合、エーテル結合又はエステル結合である。
R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、酸不安定基である。
R
13
は、炭素数1~4の飽和ヒドロカルビル基、ハロゲン原子、炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルカルボニル基、シアノ基又は炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルオキシカルボニル基である。
R
14
は、単結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基であり、該アルカンジイル基は、エーテル結合又はエステル結合を含んでいてもよい。
aは、0~4の整数である。)
【請求項5】
化学増幅ポジ型レジスト材料である請求項4記載のレジスト材料。
【請求項6】
前記ベースポリマーが、酸不安定基を含まないものである請求項3記載のレジスト材料。
【請求項7】
化学増幅ネガ型レジスト材料である請求項6記載のレジスト材料。
【請求項8】
更に、有機溶剤を含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項9】
更に、クエンチャーを含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項10】
更に、酸発生剤を含む請求項1記載のレジスト材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト材料及びパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。5Gの高速通信と人工知能(artificial intelligence、AI)の普及が進み、これを処理するための高性能デバイスが必要とされているためである。最先端の微細化技術としては、波長13.5nmの極端紫外線(EUV)リソグラフィーによる5nmノード及び3nmノードのデバイスの量産が行われている。さらには、次世代の2nmノードデバイス及び次々世代の14ÅノードにおいてもEUVリソグラフィーを用いた検討が進められており、ベルギーのIMECは2Åのデバイス開発を表明している。
【0003】
微細化の進行とともに酸の拡散による像のぼけが問題になっている。加工寸法45nm以降の微細パターンでの解像性を確保するためには、従来提案されている溶解コントラストの向上だけでなく、酸拡散の制御が重要であることが提案されている(非特許文献1)。しかしながら、化学増幅レジスト材料は、酸の拡散によって感度とコントラストを上げているため、ポストエクスポージャーベーク(PEB)温度を下げたり、時間を短くしたりして酸拡散を極限まで抑えようとすると、感度とコントラストが著しく低下する。
【0004】
EUVレジスト材料においては、高感度化、高解像度化及び低ライン幅ラフネス(LWR)化を同時に達成する必要がある。酸拡散距離を短くするとLWRや寸法均一性(CDU)は向上するが、低感度化する。例えば、PEB温度を低くすることによってLWRやCDUは向上するが、低感度化する。クエンチャーの添加量を増やしてもLWRやCDUは向上するが、低感度化する。感度とLWRとのトレードオフの関係を打ち破ることが必要である。
【0005】
ヨウ素原子や臭素原子を有するアニオンを含むオニウム塩が酸発生剤として添加されたレジスト材料が提案されている(特許文献1~4)。EUVの吸収が大きいヨウ素原子やイオン化する効率が高い臭素原子を有することによって、露光中に酸発生剤が分解する効率が高まり、高感度化する。フォトンの吸収量が増えて、物理的なコントラストを高めることができる。
【0006】
波長13.5nmのEUV光は、波長193nmのArFエキシマレーザー光に比べて1桁以上短波長なため、エネルギーが高く、フォトン数のバラツキの影響が大きい(非特許文献2)。これによって、LWRが劣化することが指摘されている(非特許文献3)。それに加えて、微細化の進行とともに、レジスト成分(ポリマー、PAG、クエンチャー)のバラツキ(Resist、Stochastics)によるLWR劣化の影響も指摘されている(非特許文献4)。
【0007】
酸発生剤(PAG)とクエンチャー(PDQ)とを結合させたポリマーを含むレジスト材料が提案されている(特許文献5)。ポリマーとPAGとクエンチャーとを一体化させることによって、これらの存在バラツキを抑え、LWRやCDUを改善するというものである。さらに、PAGとクエンチャーとを結合させた添加剤を含むレジスト材料も提案されている(特許文献6、7)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-159744号公報
特開2018-5224号公報
特開2018-25789号公報
特開2019-3175号公報
特開2022-115072号公報
特開2015-24989号公報
国際公開第2020/158313号
【非特許文献】
【0009】
SPIE Vol. 6520 65203L-1 (2007)
SPIE Vol. 3331 535 (1998)
SPIE Vol. 7273 727343-1 (2009)
SPIE Vol. 9776 97760V-1 (2016)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来のレジスト材料よりも高感度で、かつラインパターンのLWR及びホールパターンのCDUを改善することが可能なレジスト材料の開発が望まれている。
(【0011】以降は省略されています)
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