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公開番号
2025032052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-11
出願番号
2023137644
出願日
2023-08-27
発明の名称
医療装置
出願人
株式会社ミュー
代理人
個人
主分類
A61B
1/00 20060101AFI20250304BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】試料を採取することなく生体内の生体組織表面の正常部と病変部の客観的な判定が容易になる医療装置を提供する。
【解決手段】この医療装置1は、磁場がかけられることで動力が生じる永久磁石21と該動力により生体組織表面WAに接触又は接近し得る外殻22を有し、光照射部23と撮像部24と通信部25を有するカプセル内視鏡2と、前記磁場を発生してカプセル内視鏡2の3次元の動きなどを制御し、カプセル内視鏡2と通信可能な制御装置3とを備え、外殻22が生体組織表面WAに接触してそれに力を加えたときの生体組織表面WAの物理特性、又は、カプセル内視鏡2の外殻22がバイオセンサ22dを有して生体組織表面WAにバイオセンサ22dが接触したときのバイオセンサ22dの光学特性、又は、カプセル内視鏡2の外殻22が生体組織表面WAに接近して光照射部23が生体組織表面WAに光を照射したときの反射光の光学特性を計測する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
磁場がかけられることで動力が生じる永久磁石と該動力により生体内の生体組織表面に接触又は接近し得る外殻を有し、該外殻の内方に光照射部と撮像部と通信部を有するカプセル内視鏡と、
前記磁場を発生して前記カプセル内視鏡の3次元の動き、向き及び位置を制御し、前記カプセル内視鏡の前記通信部と通信可能な制御装置と、
を備え、
前記カプセル内視鏡の前記外殻が前記生体組織表面に接触して該生体組織表面に力を加えたときの該生体組織表面の物理特性、又は、前記カプセル内視鏡の前記外殻がバイオセンサを有して前記生体組織表面に該バイオセンサが接触したときの該バイオセンサの光学特性、又は、前記カプセル内視鏡の前記外殻が前記生体組織表面に接近して前記光照射部が前記生体組織表面に光を照射したときの反射光の光学特性を計測する医療装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の医療装置において、
前記物理特性は、前記生体組織表面の弾性特性又はヒステリシス特性であって、前記外殻が前記生体組織表面に対して垂直方向の成分を有する前記力を加えるようにしながら前記生体組織表面の凹みを測定して得る、又は、
前記物理特性は、前記生体組織表面の摩擦特性であって、前記外殻が前記生体組織表面に対して平行方向の前記力を加えて前記カプセル内視鏡が動き出す力を測定して計測する医療装置。
【請求項3】
請求項1に記載の医療装置において、
前記外殻の前記バイオセンサは、認識素子を含有する周期構造の凹凸部分が外面に形成されており、
前記光学特性は、前記光照射部から前記バイオセンサに計測用の光を照射し、接触した前記生体組織表面に応じて前記凹凸部分に蛍光発光、光吸収、散乱、又は回折が生じ得、前記撮像部に前記凹凸部分の反射光を受光して計測する医療装置。
【請求項4】
請求項1に記載の医療装置において、
前記光照射部は、光波長以下の周期構造の凹凸部分が表面に形成された計測用光照射器を有し、該計測用光照射器が前記生体組織表面に光を照射したときの反射光を受光して計測する医療装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体内の検査を行う医療装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年においては、胃や腸などの生体内の検査のために、内視鏡(通常の内視鏡)を用いる医療装置の他に、内視鏡に比べて苦痛が少ない等の利点が有るカプセル内視鏡を用いる医療装置が知られている。カプセル内視鏡を用いる医療装置は、カプセル内視鏡の外殻の内方に光照射部と撮像部と通信部を有し、光照射部と撮像部により生体内の生体組織表面の外観撮影画像を取得することができ、生体外の制御装置でその外観撮影画像を再生させるように、また、制御装置からの指令を受けるように通信部により通信することができる(特許文献1、2参照)。カプセル内視鏡は、それを被検査者が口から飲み込んだ後、胃や腸の蠕動運動により受動的に生体内を進行する(特許文献1参照)。また、カプセル内視鏡は、永久磁石が設けられると、生体外の制御装置から磁場がかけられることでその永久磁石に動力が生じて生体内において検査を行いたい位置に誘導できる(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-237639号公報
特開2013-66694号公報
特開2009-273777号公報
特開2014-202574号公報
【非特許文献】
【0004】
高島祐介、外2名、“GaNサブ波長格子を用いた400nm波長帯で動作する高感度屈折率センサー”、第67回応用物理学会春季学術講演会講演予稿集、応用物理学会、2020年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のカプセル内視鏡を用いる医療装置は、一般的に、生体内の生体組織表面の外観を撮影した外観撮影画像を医師が見て外観撮影画像の特徴から経験を踏まえて生体内の生体組織表面の正常部又は病変部を目視判定する主観的方法によるため、病変部の見落としや医師の経験や技量の影響を受ける課題があった。
【0006】
そこで、本願発明者は、鋭意研究し、触診できる生体部分では病変部と正常部とは硬さが異なったり(特許文献3参照)、また、採取された病変部の試料と正常部の試料とではバイオセンサの光学特性が異なったり(特許文献4参照)、また、光波長以下の周期構造(「ナノ構造」)を有する光照射部から光を物質に照射したときの反射光は、その物質により光学特性が異なったり(非特許文献1参照)することに着目して、本願発明を創出した。
【0007】
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、試料を採取することなく生体内の生体組織表面の正常部と病変部の客観的な判定が容易になる医療装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の医療装置は、磁場がかけられることで動力が生じる永久磁石と該動力により生体内の生体組織表面に接触又は接近し得る外殻を有し、該外殻の内方に光照射部と撮像部と通信部を有するカプセル内視鏡と、前記磁場を発生して前記カプセル内視鏡の3次元の動き、向き及び位置を制御し、前記カプセル内視鏡の前記通信部と通信可能な制御装置と、を備え、前記カプセル内視鏡の前記外殻が前記生体組織表面に接触して該生体組織表面に力を加えたときの該生体組織表面の物理特性、又は、前記カプセル内視鏡の前記外殻がバイオセンサを有して前記生体組織表面に該バイオセンサが接触したときの該バイオセンサの光学特性、又は、前記カプセル内視鏡の前記外殻が前記生体組織表面に接近して前記光照射部が前記生体組織表面に光を照射したときの反射光の光学特性を計測する。
【0009】
請求項2に記載の医療装置は、請求項1に記載の医療装置において、前記物理特性は、前記生体組織表面の弾性特性又はヒステリシス特性であって、前記外殻が前記生体組織表面に対して垂直方向の成分を有する前記力を加えるようにしながら前記生体組織表面の凹みを測定して得る、又は、前記物理特性は、前記生体組織表面の摩擦特性であって、前記外殻が前記生体組織表面に対して平行方向の前記力を加えて前記カプセル内視鏡が動き出す力を測定して計測する。
【0010】
請求項3記載の医療装置は、請求項1に記載の医療装置において、前記外殻の前記バイオセンサは、認識素子を含有する周期構造の凹凸部分が外面に形成されており、前記光学特性は、前記光照射部から前記バイオセンサに計測用の光を照射し、接触した前記生体組織表面に応じて前記凹凸部分に蛍光発光、光吸収、散乱、又は回折が生じ得、前記撮像部に前記凹凸部分の反射光を受光して計測する。
(【0011】以降は省略されています)
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