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公開番号2025049836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158291
出願日2023-09-22
発明の名称ガイドレール設置構造
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 9/58 20060101AFI20250327BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】ガイドレールが受ける熱により木造躯体が熱劣化するのを軽減する。
【解決手段】開閉体10を閉鎖方向へ案内するためのガイドレール40Aを、木造躯体Xに固定したガイドレール設置構造において、木造躯体Xが、木製基体x1と、木製基体x1から突出する燃え代部x3とを一体的に具備し、ガイドレール40Aは、燃え代部x3に止着されるとともに、上方と下方の不動部位にも止着されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
開閉体を閉鎖方向へ案内するためのガイドレールを、木造躯体に固定したガイドレール設置構造において、
前記木造躯体が、木製基体と、前記木製基体から突出する燃え代部とを一体的に具備し、前記ガイドレールは、前記燃え代部に止着されるとともに、上方と下方の不動部位にも止着されていることを特徴とするガイドレール設置構造。
続きを表示（約 700 文字）【請求項２】
前記ガイドレールは、耐火性部材を介して前記燃え代部に止着されていることを特徴とする請求項１記載のガイドレール設置構造。
【請求項３】
前記燃え代部は、耐火性部材を介して前記木製基体に接続されていることを特徴とする請求項１記載のガイドレール設置構造。
【請求項４】
前記燃え代部は、前記木製基体に直接接し、これら燃え代部及び木製基体が耐火性部材により覆われていることを特徴とする請求項１記載のガイドレール設置構造。
【請求項５】
前記ガイドレールが中空状に形成され、
前記ガイドレールに後端側を係止して先端側を前記燃え代部に止着した止着具を備え、前記止着具の後端側が、前記ガイドレール内の空気層に位置することを特徴とする請求項１記載のガイドレール設置構造。
【請求項６】
前記ガイドレールの内部には、前記止着具の後端側を覆うように断熱部材が設けられていることを特徴とする請求項５記載のガイドレール設置構造。
【請求項７】
前記ガイドレールが中空状に形成され、
前記燃え代部材は、前記ガイドレールの内部で前記ガイドレールと前記木製基体とを接続していることを特徴とする請求項１記載のガイドレール設置構造。
【請求項８】
前記ガイドレールは、開閉体を挿入し閉鎖方向へ案内するためのガイド部を有し、
前記ガイドレールは、前記燃え代部に止着される部分を、前記耐火性部材によって覆われた空気層に配置していることを特徴とする請求項１～５何れか１項記載のガイドレール設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、開閉体を閉鎖方向へ案内するためのガイドレールを木造躯体に設置するようにしたガイドレール設置構造に関するものである。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
一般的な開閉装置は、例えば特許文献１に記載されるように、開閉体を閉鎖方向へ案内するためのガイドレールを、建物躯体を構成する鋼材に対し、ネジやボルト等の止着具により止着するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－２１１２５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、近年では、大型の建物躯体を木材により構成し、その木造躯体に対し重量シャッター等の大型のシャッター装置が設置される場合がある。
このような設置構造において、万が一火災が発生し、ガイドレールが火炎や熱を受けた場合、その熱がガイドレールから木造躯体に伝達し、木造躯体が熱劣化してしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
開閉体を閉鎖方向へ案内するためのガイドレールを、木造躯体に固定したガイドレール設置構造において、前記木造躯体が、木製基体と、前記木製基体から突出する燃え代部とを一体的に具備し、前記ガイドレールは、前記燃え代部に止着されるとともに、上方と下方の不動部位にも止着されていることを特徴とするガイドレール設置構造。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は、以上説明したように構成されているので、ガイドレールが受ける熱により木造躯体が熱劣化するのを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明に係るガイドレール設置構造を適用した開閉装置の一例を示す正面図である。
図１の(II)-(II)線に沿う縦断面図である。
図１の(III)-(III)線に沿う横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係るガイドレール設置構造の他例を示す要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【０００９】
本明細書中、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、「開閉体幅方向外側」とは、開閉体幅方向に沿って開閉体の外側へ向かう方向側を意味する。例えば、向かって右側のガイドレールを基準にすると、開閉体幅方向外側は、右方向側になる。
また、「開閉体幅方向内側」とは、開閉体幅方向に沿って開閉体の内側へ向かう方向側を意味する。例えば、向かって右側のガイドレールを基準にすると、開閉体幅方向内側は、左方向側になる。
＜第１の実施形態＞
図１は、本発明に係るガイドレール設置構造の一例を適用した開閉装置を示す。
開閉装置１は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体１０と、開閉体１０を閉鎖方向へ繰り出したり開放方向へ収納したりする収納部２０と、収納部２０を木造躯体Ｘに固定する固定基枠３０と、開閉体１０を閉鎖方向及び開放方向へ案内するガイドレール４０Ａとを備える。
この開閉装置１は、ガイドレール４０Ａを木造躯体Ｘに固定する構造として、ガイドレール設置構造Ａを適用している。
【００１０】
木造躯体Ｘは、木材を主材料とした大型の建築物である。
この木造躯体Ｘは、木製基体ｘ１と、木製基体ｘ１に接続されて木製基体ｘ１から手前方向に突出する燃え代部ｘ３と、これら木製基体ｘ１及び燃え代部ｘ３を覆う耐火性部材ｘ２とを一体的に具備する（図２及び図３参照）。
（【００１１】以降は省略されています）

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