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公開番号2025048751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2024135176
出願日2024-08-14
発明の名称腕時計ストラップのためのクイックリリースシステム
出願人グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ・ゲーエムベーハー
代理人個人,個人,個人
主分類A44C 5/14 20060101AFI20250326BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】腕時計ケースに腕時計ストラップを固定するデバイスを提供する。
【解決手段】エンドリンクがロック手段(8)を含み、ロック手段(8)が、エンドリンク(10)及びバー(9)と協働し、エンドリンクが腕時計ケースに取り付けられたときにバーをエンドリンク(10)にロックするように配列される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
腕時計ケース(1)に腕時計ストラップを固定するデバイスであって、
前記腕時計ケース(1)に前記腕時計ストラップを固定することを目的とする腕時計のためのリストバンドのエンドリンク(10)を含み、前記腕時計ケース(1)は少なくとも一つのピン(3)を含み、前記腕時計ケース(1)は、主要平面(PP)に平行な2つの主要支持表面(21,22)によって画定された長手方向スロット(2)を含み、前記エンドリンク(10)は少なくとも一つの側面(56)を含み、前記エンドリンク(10)はそれ自身が、その前記ケース(1)への固定を目的として、前記ピン(3)と相補的に協働するように配列された少なくとも一つの案内溝(4)を含み、前記エンドリンク(10)は少なくとも一つのロック(5)を含み、前記ロック(5)は、ロック位置において前記スロット(2)と協働するように配列されたスライドキャッチ(51)を含み、前記スライドキャッチ(51)は、前記ロック(5)に属する弾性戻り手段(62)によって前記ロック位置に向かうように動かされ、前記エンドリンク(10)は、前記スライドキャッチ(51)を前記ケース(1)の前記スロット(2)から離れるように動かすべくユーザによって直接操作されるように配列されたロック解除手段を含み、前記案内溝は、前記スライドキャッチ(51)が、ロック位置において前記長手方向スロット(2)の前記2つの主要表面(21,22)のうちの一方に当接するようにしっかりと維持されるような湾曲案内溝であり、
特徴は、前記エンドリンクがロック手段(8)を含み、前記ロック手段(8)が、前記エンドリンク(10)及びバー(9)と協働し、前記エンドリンクが前記腕時計ケースに取り付けられたときに前記バーを前記エンドリンク(10)にロックするように配列されることにある、腕時計ストラップを固定するデバイス。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記エンドリンク(10)が、前記バー(9)が貫通するスルーボア(42)を含み、前記ロック手段(8)が部分的に前記スルーボア(42)に載置されることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計ストラップを固定するデバイス。
【請求項3】
前記ロック手段(8)が、前記バー(9)に形成された溝(90)と協働するように配列されたロックピン(8)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の腕時計ストラップを固定するデバイス。
【請求項4】
前記エンドリンク(10)が、スルーボア(42)の中につながる孔(100)を含み、前記孔(100)が前記ロックピン(8)を受容するように配列されることを特徴とする、請求項3に記載の腕時計ストラップを固定するデバイス。
【請求項5】
前記ロックピン(3)が、その軸に沿って動くことができ、前記ロックピン(3)の動きが、前記ロックピン(3)の肩部(82)と協働する前記ボア(100)の段部(102)によって制限され、前記肩部(82)が前記ロックピン(3)のエンドストップを形成することを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記エンドリンク(10)が、前記ロックピン(3)を維持するべく前記エンドリンク(10)に固定されるカバープレート(7)を含み、前記カバープレート(7)が、前記スライドキャッチ(51)のための第1開口(70)と、前記ロックピン(3)のための第2開口(72)とを含むことを特徴とする、請求項4に記載のデバイス。
【請求項7】
ロック手段(8)が、前記ロックピン(3)に着座する弾性戻り手段(83)を含み、前記弾性戻り手段(83)は一端が前記カバープレート(7)の前記第2開口に載置され、他端が前記ロックピン(8)の前記肩部(82)に当接することを特徴とする、請求項5に記載のデバイス。
【請求項8】
前記孔(100)が、前記肩部(82)の寸法と同様の寸法を有する第1セクション(101)と、前記ロックピン(8)の寸法と同様の寸法を有する第2セクション(102)とを有することを特徴とする、請求項4に記載のデバイス。
【請求項9】
前記スライドキャッチ(51)が、前記スロット(2)と協働するヘッドを含み、前記ヘッドが、前記2つの主要支持表面(21,22)のうちの一方と協働するように配列された斜面(54)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
請求項1に記載のデバイスの少なくとも一つのエンドリンク(10)を含むリストバンド(9)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、腕時計ケースの腕時計ストラップのための、詳しくは、金属製腕時計ストラップ、又は、例えば皮革若しくはゴムのストラップのための、クイックリリースシステムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
腕時計ストラップを腕時計ケースに固定するためのデバイスが、例えば特許文献1によって知られている。特許文献1は、スプリングバーを回転可能レバーと組み合わせて使用するクイックリリースシステムを開示する。ここで、スプリングバーには接続要素が上から押し込まれる。しかしながら、スプリングバーの使用によると、ロックシステムの実装が著しく制限される。特許文献2及び特許文献3によるクイックチェンジシステムも知られている。これは、ラグの下側にフライス加工が施され、そこに交換可能な接続ピースが押し込まれる。ロック機構は、第1ソリューションでは枢動可能レバーによって実装され、第2変形例では、押されたときにスライドを動かすプッシャーによって実装される。しかしながら、かかるデバイスは、取り扱い及び機能安全性の面でいくつかの欠点を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許出願公開第2229836号明細書
欧州特許出願公開第1128237号明細書
欧州特許出願公開第3266333号明細書
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、ストラップを迅速かつ容易にエンドリンクに接続するとともに高レベルの確実性を提供するデバイスを提案することにより、これらの欠点を克服することにある。
【0005】
よって、本発明は、腕時計ケースに腕時計ストラップを固定するデバイスに関し、このデバイスは、腕時計ケースに腕時計ストラップを固定することを目的とする腕時計のためのリストバンドのエンドリンクを含み、前記腕時計ケースは少なくとも一つのピンを含み、前記腕時計ケースは、主要平面に平行な2つの主要支持表面によって画定された長手方向スロットを含み、前記エンドリンクは、少なくとも一つの側面を含み、前記エンドリンクはそれ自身が、その前記ケース(1)への固定を目的として、前記ピンと相補的に協働するように配列された少なくとも一つの案内溝を含み、前記エンドリンクは少なくとも一つのロックを含み、前記ロックは、ロック位置において前記スロットと協働するように配列されたスライドキャッチを含み、前記スライドキャッチは、前記ロックに属する弾性戻り手段によってロック位置に向かうように動かされ、前記エンドリンクは、前記スライドキャッチを前記ケースの前記スロットから離れるように動かすべくユーザによって直接操作されるように配列されたロック解除手段を含み、前記案内溝は、ロック位置においてスライドキャッチが前記長手方向スロットの2つの主要表面のうちの一方にしっかりと当接したまま維持されるような湾曲案内溝である。本発明によれば、エンドリンクはロック手段を含む。ロック手段はエンドリンク及びバーと協働し、エンドリンクが腕時計ケースに取り付けられるときに当該バーをエンドリンクにロックする。
【0006】
本発明の他の特徴によれば、
・エンドリンクは、バーが貫通するスルーボアを含み、ロック手段が部分的にスルーボアに載置され、
・ロック手段は、バーに形成された溝と協働するように配列されたロックピンを含み、
・エンドリンクは、スルーボアの中につながる孔を含み、孔はロックピンを受容するように配列され、
・ロックピンは、その軸に沿って動くことができ、ロックピンの動きは、ロックピンの肩部と協働するボアの段部によって制限され、肩部はロックピンのエンドストップを形成し、
・エンドリンクは、ロックピンを維持するべくエンドリンクに固定されるカバープレートを含み、カバープレートは、スライドキャッチのための第1開口と、ロックピンのための第2開口とを含み、
・ロック手段は、ロックピンに着座する弾性戻り手段を含み、弾性戻り手段の一端はカバープレートの第2開口に載置され、他端がロックピンの肩部に当接し、
・孔は、肩部の寸法と同様の寸法を有する第1セクションと、ロックピンの寸法と同様の寸法を有する第2セクションとを有し、
・スライドキャッチは、前記スロットと協働するヘッドを含み、前記ヘッドは、2つの主要支持表面のうちの一方と協働するように配列された斜面を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の他の特徴及び利点が、非限定的な態様で与えられる添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことで明らかになる。
【0008】
本発明に係るデバイスが装備された腕時計の頂部から見た斜視分解図である。
本発明に係るデバイスが装備された腕時計の底部から見た斜視図である。
本発明に係るデバイスの断面図である。
本発明に係るデバイスの断面図である。
本発明に係るデバイスのロックピンの斜視図である。
本発明に係るバーの斜視図である。
図5aから図5cはそれぞれ、ロック位置にある本発明に係るデバイスが装備された腕時計の、頂部から見た図、及び断面図である。
図6aから図6cはそれぞれ、ロック解除位置にある本発明に係るデバイスが装備された腕時計の、頂部から見た図、及び断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、ユーザに対し、自身の腕時計に装着されたストラップを、当該腕時計とストラップとの間のエンドリンク又はクイックリリースシステムを変えることなく、容易かつ確実に変える可能性を与えることを提案する。
【0010】
皮革製リストバンドとリンク付き金属製リストバンドとの素早い交換を許容しながら、又は、腕時計の使用状況に応じてユーザが着用する衣服及び/又は宝飾品の物品に若しくはユーザの肌の色にリストバンドを合わせることを許容しながら、ピン又は鉛筆のような円柱状のツールによって慎重な取り扱いなしに、リストバンドを変えることができなければならない。この交換可能なリストバンドにより、異なる長さのリストバンドを瞬時に交換することもできるので、小売店及び販売店は、顧客にぴったりの時計をすぐに提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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