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公開番号2024059054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022176763
出願日2022-10-17
発明の名称組み合わせ装身具
出願人スターライト穴水有限会社
代理人
主分類A44C 25/00 20060101AFI20240422BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】 本発明の目的は、単体では文字と認識できない形状である字体を用いて、秘密性のあるメッセージを持ちながら、対になる部品同士を組み合わせることで隠されたメッセージを読み取ることができるような装身具を提供することである。
【解決手段】 単体では文字と認識できない形状の2通りの字体で、対応する文字同士を重ねると、共通部分を文字と認識できる形状となっている第1字体と第2字体を用意する。この2通りの字体の対応する文字同士の組み合わせで作った秘密性のある2通りの文字列を、1対の部品にそれぞれ貫通模様として入れる。この1対の部品を重ね合わせると貫通模様の共通部分を文字列として読み取ることができる。また、1対の部品の一方に第1字体からなる文字列を貫通模様として入れ、他方には第2字体からなる文字列を装飾部分として持たせる。この1対の部品を重ね合わせると装飾部分を文字列として読み取ることができる。
特許請求の範囲【請求項1】
単体では文字と認識できない形状の2通りの字体でありながら対応する文字同士を重ね合わせると共通部分を文字と認識できる形状である対になる2通りの字体を用意し、それぞれの字体の対応する文字同士の組み合わせで作ったメッセージを模様として、1対の部品にそれぞれ配したことを特徴とする装身具。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
請求項1における1対の部品の模様がそれぞれ部品を貫通して模様となる装身具。
【請求項3】
請求項1における1対の部品のうち、一方は模様が部品を貫通して模様となり、他方は模様と同形状の装飾部分を配した装身具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、1対の部品に可読性の低い2通りの字体を入れ、それらを組み合わせることで隠されたメッセージを浮き上がらせる装身具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
装身具の部品に任意のメッセージを入れることは、登録実用新案第3036603号や登録実用新案第3170013号など、従来行われている。また、特別な技術を用いずとも、装身具部品の表面に刻印をするなどの方法で広く行われている。
【0003】
また、登録実用新案第3033947号のようにメッセージの入った装身具に秘密性を持たせる技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3036603号
登録実用新案第3170013号
登録実用新案第3033947号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、可読性のある字体を用いてメッセージを装身具に入れた場合、一見したのみでその内容を認識できるため、秘密性のあるメッセージを入れることには不向きであった。また、登録実用新案第3033947号の方法では、メッセージを隠すことは可能であるが、メッセージを入れた部分をデザインとして楽しむことはできなかった。
【0006】
本発明の目的は、単体では文字と認識できない形状である字体を用いて、秘密性のあるメッセージを持ちながら、対になる部品同士を組み合わせることで隠されたメッセージを読み取ることができるような装身具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明では、まず第1の発明として、単体では文字と認識できない形状の、第1字体と第2字体の2通りの字体を用意する。第1字体と第2字体は、対応する文字同士を重ねると、共通部分を文字と認識できる形状となっている。
【0008】
第2の発明として、第1字体で作った文字列の形状を第1部品に貫通模様として入れる。また、その第1字体で作った文字列の各文字に対応する第2字体の文字を使って作った文字列の形状を、第2部品に貫通模様として入れる。前述の通り、第1字体と第2字体はそれぞれ単体では文字と認識できないため、これらの貫通模様は文字列と認識できず秘密性のあるデザインとなる。そして、第1部品と第2部品を重ね合わせると、貫通模様の共通部分を文字列と認識できる。
【0009】
第3の発明として、第1字体で作った文字列の形状を第1部品に貫通模様として入れ、一方、その第1字体で作った文字列の各文字に対応する第2字体の文字を使って作った文字列の形状を、第2部品に装飾部分を配する。この2つの部品を重ね合わせると、第1部品の貫通模様と第2部品の装飾部分の共通部分を文字と認識できる。
【発明の効果】
【0010】
単体では文字と認識できない形状である字体を用いることで、秘密性のあるメッセージを1対の装身具部品に入れることができた。
(【0011】以降は省略されています)

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