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公開番号2025048559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023157431
出願日2023-09-22
発明の名称建設機械
出願人株式会社日立建機ティエラ
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類B60R 7/04 20060101AFI20250327BHJP(車両一般)
要約【課題】建設機械に大きな振動が発生しても、運転席の周囲のコンソールボックスに設けられた収納ケースが物品を安定的に保持できることを目的とする。
【解決手段】建設機械100のコンソールボックス10に設けられた収納ケース30は、前後方向に長く左右方向に短い長方形状に形成されて上方に開放された開口部31と、開口部31の左辺31c及び右辺31dから下方に延びて互いに対向する一対の側面部32と、開口部31の下方において一対の側面部32の間に配置された底面部33,34と、を有する。底面部33,34は、開口部31の後辺31bから前方に向かって下斜め方向に延びる第1底面部33と、第1底面部33の先端33bから前方に向かって上斜め方向に延びる第2底面部34と、を有する。更に、収納ケース30は、第2底面部34の先端34bから後方に向かって第1底面部33に沿って延びる返し面部35を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
運転席の周囲に設けられたコンソールボックスを備える建設機械であって、
前記コンソールボックスは、前記コンソールボックスの上面に対して凹み、前記運転席の側方に配置された収納ケースを有し、
前記収納ケースは、
前記運転席の前後方向に長く左右方向に短い長方形状に形成されて上方に開放された開口部と、
前記開口部の左辺及び右辺から下方に延びて互いに対向する一対の側面部と、
前記開口部の下方において前記一対の側面部の間に配置された底面部と、を有し、
前記底面部は、前記開口部の前辺から後方に向かって、又は、前記開口部の後辺から前方に向かって、下斜め方向に延びる第1底面部と、前記第1底面部の前記下斜め方向の先端から上斜め方向に延びる第2底面部と、を有し、
前記収納ケースは、前記第2底面部の前記上斜め方向の先端から前記第1底面部に沿って延びる返し面部を有する
ことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第1底面部、前記第2底面部及び前記返し面部の水平面に対する各傾斜角度は、前記建設機械の登坂能力によって予め定められた最大登坂角度以上90度未満である
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記返し面部は、前記第1底面部に対して平行である
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項4】
前記開口部に接する前記返し面部の先端は、前記前後方向において、前記第2底面部と重なる位置に配置され、且つ、前記開口部に接する前記第1底面部の基端を通る水平面以下に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項5】
前記収納ケースは、前記左右方向において、前記建設機械の操作レバー類及び操作スイッチ類よりも前記運転席から離れた位置に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項6】
前記建設機械は、前記運転席及び前記コンソールボックスを収容するキャブボックスを備え、
前記キャブボックスは、前記運転席の側方に配置され前記キャブボックスの側面を構成するサイドパネルを有し、
前記サイドパネルは、ウィンドウを有し、
前記収納ケースは、前記ウィンドウの下端よりも下方に配置される
ことを特徴とする請求項5に記載の建設機械。
【請求項7】
前記建設機械は、フロント作業装置を備え、
前記収納ケースは、前記フロント作業装置の操作レバーよりも後方に配置され、
前記第1底面部は、前記開口部の前記後辺から前方に向かって前記下斜め方向に延び、
前記第2底面部は、前記第1底面部の前記先端から前方に向かって前記上斜め方向に延び、
前記返し面部は、前記第2底面部の前記先端から後方に向かって前記開口部の前記前辺まで上斜め方向に延びる
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
油圧ショベル等の建設機械では、オペレータが着座する運転席の周囲にコンソールボックスが設けられている。コンソールボックスには、主に操作レバー類、操作スイッチ類及び計器類が搭載されている。このコンソールボックスには、携帯端末(例えばスマートフォン)等の物品を収納するために上方が開放された収納ケースが設けられていることが多い。
【0003】
特許文献1には、車体に設けられた運転席と、前記運転席の周囲に設けられたコンソールと、上方が開放されて、前記コンソールに設けられた凹部からなる収納トレイとを備えた建設機械が開示されている。前記収納トレイは、互いに対面する一対の側面部と、前記一対の側面部の間で、水平面に対して傾けて設けられ、互いの接合部分が前記凹部の最深部となる第1底面部及び第2底面部とにより形成されている。前記第1底面部及び前記第2底面部の水平面に対する傾きの角度は、前記車体の登坂能力から定まる最大登坂角度以上、90度未満に設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-37892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ミニショベル等の建設機械は、平坦ではない凹凸のある地面での掘削作業又は走行を行うことが多く、上部旋回体に大きな振動が発生する場合がある。特許文献1に開示された建設機械は、最大登坂角度を下回る範囲で車体が傾斜しても収納ケースが物品を保持できるが、作業中又は走行中に大きな振動が発生した場合には、収納ケースから物品が浮き上がり、収納ケースの外に脱落してしまう可能性がある。この場合、建設機械にキャブボックスが設けられていないと、物品が機械外に放り出される可能性がある。
【0006】
上記事情に鑑みて、本発明は、建設機械に大きな振動が発生しても、運転席の周囲のコンソールボックスに設けられた収納ケースが物品を安定的に保持できることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の建設機械は、運転席の周囲に設けられたコンソールボックスを備える建設機械であって、前記コンソールボックスは、前記コンソールボックスの上面に対して凹み、前記運転席の側方に配置された収納ケースを有し、前記収納ケースは、前記運転席の前後方向に長く左右方向に短い長方形状に形成されて上方に開放された開口部と、前記開口部の左辺及び右辺から下方に延びて互いに対向する一対の側面部と、前記開口部の下方において前記一対の側面部の間に配置された底面部と、を有し、前記底面部は、前記開口部の前辺から後方に向かって、又は、前記開口部の後辺から前方に向かって、下斜め方向に延びる第1底面部と、前記第1底面部の前記下斜め方向の先端から上斜め方向に延びる第2底面部と、を有し、前記収納ケースは、前記第2底面部の前記上斜め方向の先端から前記第1底面部に沿って延びる返し面部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、建設機械に大きな振動が発生しても、運転席の周囲のコンソールボックスに設けられた収納ケースが物品を安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
建設機械の側面図。
キャブボックスの斜視図。
キャブ内の運転席の周囲を示す斜視図。
図3に示す運転席の右側に配置されたコンソールボックスの斜視図。
図4に示す収納ケースの右側の側面部が図示された収納ケースの斜視図。
物品の一例である携帯端末が収納ケースに収納された状態を示す図。
図6に示す収納ケースを前後方向及び上下方向に沿った平面で切断した断面の概略図。
図5~図7に示す収納ケースの変形例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。各実施形態において同一の符号を付された構成要素については、特に言及しない限り、各実施形態において同様の構成要素を有し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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