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公開番号2025047232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155604
出願日2023-09-21
発明の名称スリット形成装置
出願人エスユウテック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A23N 15/08 20060101AFI20250326BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】玉ねぎを傷めることがなく、外皮を容易に除去可能な縦方向のスリットを玉ねぎの外皮に形成することができるスリット形成装置を提供すること。
【解決手段】上下方向Zに延びて下端部が玉ねぎ中心軸Z2に対して近接又は離間するように上端部が軸支され、切断上端面104aが形成された玉ねぎ100の上端部から下方向へ下降するアーム25と、アーム25が玉ねぎ100の上端部から下方向へ下降時に玉ねぎ100の外皮101に縦スリット102を形成可能に下端部に有する外皮切裂き部28と、を備え、下端部には、アーム25の移動に伴って外皮切裂き部28よりも玉ねぎ100に対して先当たりして外皮切裂き部28を切断上端面104aの側へガイドする先当たりガイド部材31を備えた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
玉ねぎの根側端部と茎側端部との両端部を通過する玉ねぎ中心軸に対して近接または離間する先端部を有するとともに該先端部が上記両端部のうち、切断端部が形成された一端部側から他端部側へ上記玉ねぎ中心軸に沿って移動する移動手段と、
上記移動手段の上記先端部を前記近接する側へ付勢する付勢手段と、
上記移動手段の上記一端部側から上記他端部側への移動時に上記先端部において玉ねぎの外皮にスリットを形成可能な外皮切裂き手段と、を備えたスリット形成装置であって、
上記先端部には、上記移動手段の移動に伴って上記外皮切裂き手段よりも玉ねぎに対して先当たりして上記外皮切裂き手段を上記切断端部の側へガイドするガイド手段を備えた
スリット形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
上記ガイド手段には、該ガイド手段が玉ねぎに先当たりしてから玉ねぎの外表面に当接しながら上記外皮切裂き手段の刃先が上記切断端部の外縁に初当たりするようにガイドするガイド面が形成された
請求項1に記載のスリット形成装置。
【請求項3】
上記外皮切裂き手段は、少なくとも刃先が上記ガイド手段の外面から玉ねぎに向けて迫出す刃先迫出し部分を備え、
上記ガイド手段は、上記移動手段の移動時に上記刃先迫出し部分よりも玉ねぎに先当たりする先当たり部が形成され、
上記ガイド面は、上記先当たり部から上記刃先迫出し部分に向けて形成された第1ガイド面と、該第1ガイド面と上記刃先迫出し部分との間に形成され、かつ上記第1ガイド面のガイド方向よりも上記刃先迫出し部分を上記玉ねぎ中心軸の上記他端部側へガイドする第2ガイド面とを備えた
請求項2に記載のスリット形成装置。
【請求項4】
上記外皮切裂き手段には、一対のカッターを備え、
一対の上記カッターは、夫々の厚み方向に隙間を隔てて互いに並列配置された
請求項3に記載のスリット形成装置。
【請求項5】
一対の上記カッターの上記厚み方向の間には、上記隙間に対応する厚みを有するスペーサ部材を介在し、
上記カッターは、上記刃先迫出し部分において上記スペーサ部材と共に玉ねぎの側に向けて迫り出すとともに刃先が上記スペーサ部材よりも玉ねぎに向けて突出する
請求項4に記載のスリット形成装置。
【請求項6】
上記両端部に上記切断端部が形成された玉ねぎを、上記両端部の各上記切断端部に押し当てて保持する押当て保持手段を備え、
上記押当て保持手段は、上記両端部の各上記切断端部に対して外縁よりも内側部位に当接する構成とした
請求項1に記載のスリット形成装置。
【請求項7】
上記玉ねぎ中心軸に交差する方向に延びて、上記両端部に上記切断端部が形成された玉ねぎを搬送する搬送ベルトを備え、
上記搬送ベルトには、玉ねぎを上記両端部のうち上記他端部側から嵌め込む嵌込み孔が上記玉ねぎ中心軸に貫通形成され、
上記嵌込み孔に嵌め込まれた玉ねぎを上記玉ねぎ中心軸の上記他端部側から上記一端部側へ上記嵌込み孔から押し出す押出し手段を備えた
請求項6に記載のスリット形成装置。
【請求項8】
上記スリットを形成した玉ねぎにエアーを吹き付けるエアー吹付け手段と、
玉ねぎを上記玉ねぎ中心軸の両側から保持する玉ねぎ保持手段とを備え、
上記エアー吹付け手段と上記玉ねぎ保持手段とのうち少なくとも一方を上記玉ねぎ中心軸の回りに相対回転させる回転手段とを備えた
請求項1に記載のスリット形成装置。
【請求項9】
上記移動手段は、上記先端部が玉ねぎに対して上記他端部側から上記一端部側へ上記玉ねぎ中心軸に沿って復帰する方向へ移動する構成とし、
上記先端部が上記復帰する方向へ移動時に上記玉ねぎ中心軸に対して離間する方向へ上記付勢手段に抗して玉ねぎの最大径よりも変位させる離間方向変位手段を備えた
請求項1に記載のスリット形成装置。
【請求項10】
上記移動手段には、上記玉ねぎ中心軸の上記一端部側から上記他端部側へ延びる複数のアームを備え、
上記離間方向変位手段は、上記先端部が上記離間する方向へ変位するように上記アームを押圧するアーム押圧部材で構成され、
上記アーム押圧部材は、複数の上記アームをまとめて押圧可能に構成された
請求項9に記載のスリット形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、玉ねぎなどの球状の対象物の外表面に有する外皮に縦方向のスリットを切り込むためのスリット形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、玉ねぎにエアーを吹き付けるなどして外皮を剥離する前工程において、玉ねぎの外皮に縦向きのスリット(切れ目)を形成するために用いられるスリットカッター装置が開示されている。
【0003】
特許文献1のスリットカッター装置は、上下方向に延びて玉ねぎに対して直上から下降可能な複数のカッター腕が備えられ、これら複数のカッター腕の各下部には、スリットカッターが軸支されている。そして、特許文献1のスリットカッター装置は、スリットカッターが玉ねぎの外表面を倣うようにカッター腕を下降させることで、玉ねぎの外皮に縦方向のスリットが形成されるように構成されている。
【0004】
しかし、特許文献1のスリットカッター装置は、縦向きのスリットを玉ねぎの外皮の上下方向の途中部分のみしか形成していない。このように、玉ねぎの外皮は、その上下方向の上端部や下端部までスリットカッターによって切り裂かれていていない場合には、玉ねぎの外皮をスムーズかつ確実に剥離できないおそれがある。
【0005】
さらに、カッター腕の下降時に、カッター腕の下端部に備えたスリットカッターが玉ねぎに当接した際の衝撃によって玉ねぎが傷むおそれがある。
特に、玉ねぎに対してカッター腕を下降させた際に、予め端芯部を切断した切断端部にスリットカッターが初当たりした場合には、該スリットカッターの刃先が切断端部に勢いよく突き刺さることになるため、傷み易い切断端部がより一層傷み易くなることが懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-316550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、玉ねぎを傷めることがなく、外皮を容易に除去可能な縦方向のスリットを玉ねぎの外皮に形成することができるスリット形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、玉ねぎの根側端部と茎側端部との両端部を通過する玉ねぎ中心軸に対して近接または離間する先端部を有するとともに該先端部が上記両端部のうち、切断端部が形成された一端部側から他端部側へ上記玉ねぎ中心軸に沿って移動する移動手段と、上記移動手段の上記先端部を前記近接する側へ付勢する付勢手段と、上記移動手段の上記一端部側から上記他端部側への移動時に上記先端部において玉ねぎの外皮にスリットを形成可能な外皮切裂き手段と、を備えたスリット形成装置であって、上記先端部には、上記移動手段の移動に伴って上記外皮切裂き手段よりも玉ねぎに対して先当たりして上記外皮切裂き手段を上記切断端部の側へガイドするガイド手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
この発明により、玉ねぎを傷めることがなく、外皮を容易に除去することができる。
詳しくは、移動手段の移動時に外皮切裂き手段は、ガイド手段によって玉ねぎの切断端部までガイドされるため、外皮切裂き手段を玉ねぎの切断端面に初当たりさせることできる。
【0010】
これにより、移動手段の移動に伴って外皮切裂き手段によって玉ねぎの外皮にスリットを形成する際、玉ねぎの切断端部の外縁、すなわち、玉ねぎ中心軸の一端部から外皮を切り裂くことができる。よって、外皮をエアーの吹き付け等によって容易に除去できるため、外皮を除去した玉ねぎの生産性を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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