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公開番号2025045956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154049
出願日2023-09-21
発明の名称冷蔵庫
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類F25D 11/00 20060101AFI20250326BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】電波の打消し合いが抑制される冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫100は、金属製の外箱を有する筐体1と、筐体1の外側に設置され、冷却機能及び無線通信機能とは異なる所定の機能を有するカメラユニット3と、電波の打消し合いを抑制する電波打消抑制部材9と、を備え、カメラユニット3は、アンテナ3hと、少なくともアンテナ3hが内部に設置されるケース3bと、を有し、電波打消抑制部材9は、アンテナ3hと筐体1との間に配置される。
【選択図】図9E
特許請求の範囲【請求項1】
金属製の外箱を有する筐体と、
前記筐体の外側に設置され、冷却機能及び無線通信機能とは異なる所定の機能を有するデバイスと、
電波の打消し合いを抑制する電波打消抑制部材と、を備え、
前記デバイスは、
アンテナと、
少なくとも前記アンテナが内部に設置されるケースと、を有し、
前記電波打消抑制部材は、前記アンテナと前記筐体との間に配置される、冷蔵庫。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記電波打消抑制部材は、前記アンテナから当該電波打消抑制部材に向かう電波を前記アンテナとは異なる方向に反射させること
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記筐体における前記デバイスの設置面に対して、前記電波打消抑制部材の板面が所定に傾斜していること
を特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記電波打消抑制部材は、前記アンテナから当該電波打消抑制部材に向かう電波の少なくとも一部を吸収すること
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記デバイスは、第1の配置及び第2の配置のうちの一方から他方に移動可能であり、
前記第1の配置は、平面視で前記デバイスの一部が前記筐体の外側に存在する配置であり、
前記第2の配置は、平面視で前記デバイスの全体が前記筐体に重なる配置であり、
前記第2の配置において、前記アンテナと前記筐体との間に前記電波打消抑制部材が配置されること
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記第1の配置では、前記筐体における前記デバイスの設置面に対して垂直な直線が前記アンテナを通らないこと
を特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記デバイスと前記筐体との間に介在し、前記デバイスを支持する支持部材を備え、
前記支持部材の内部に前記電波打消抑制部材が設置されること
を特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記デバイスは、第1の配置及び第2の配置のうちの一方から他方に移動可能であり、
前記第1の配置は、平面視で前記デバイスの一部が前記筐体の外側に存在する配置であり、
前記第2の配置は、平面視で前記デバイスの全体が前記筐体に重なる配置であり、
前記ケースの内部に前記アンテナ及び前記電波打消抑制部材が設置されていること
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記デバイスは、第1の配置及び第2の配置のうちの一方から他方に移動可能であり、
前記第1の配置は、平面視で前記デバイスの一部が前記筐体の外側に存在する配置であり、
前記第2の配置は、平面視で前記デバイスの全体が前記筐体に重なる配置であり、
前記第2の配置では、前記デバイスの無線通信機能がオフ状態で維持されること
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記デバイスは、レンズを有するカメラユニットであり、
前記レンズの光軸と平行な方向において、前記アンテナを基準として前記レンズから遠い側に前記電波打消抑制部材が配置されること
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信機能を有する冷蔵庫に関して、特許文献1に記載の技術が知られている。すなわち、特許文献1には、「前記無線通信手段は、前記無線通信部と前記筐体との間の距離が、無線電波の波長の1/2の長さの倍数の寸法となる位置には配置されていない」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6092027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、無線通信部と筐体との間の距離が無線電波の波長の1/2の長さの倍数の寸法にならないようにすることで、無線電波の入射波と反射波との間で打消し合いが生じることを抑制するようにしている。しかしながら、無線通信を行うデバイスの設計が独立して行われる場合や無線電波の波長を選択できる場合などには、無線通信部と筐体との間の距離が無線電波の波長の1/2に近くなる可能性があり、さらに改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る冷蔵庫は、金属製の外箱を有する筐体と、前記筐体の外側に設置され、冷却機能及び無線通信機能とは異なる所定の機能を有するデバイスと、電波の打消し合いを抑制する電波打消抑制部材と、を備え、前記デバイスは、アンテナと、少なくとも前記アンテナが内部に設置されるケースと、を有し、前記電波打消抑制部材は、前記アンテナと前記筐体との間に配置されることとした。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫の側面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫の左右の冷蔵室ドアが開かれた状態の正面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫の左右の冷蔵室ドアが開かれた状態の平面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫のカメラユニットを斜め下から見上げた場合の斜視図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫のシステム構成図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫のカメラユニットの撮影結果であって、画像処理が行われていない状態の例である。
第1実施形態に係る冷蔵庫のカメラユニットの撮影結果であって、画像処理が行われた状態の展開画像の例である。
第1実施形態に係る冷蔵庫のカメラユニットの正面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫における図9AのII-II線矢視断面を含む断面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫において、カメラユニットの「第1の配置」でケースの上蓋を取り外した状態の平面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫において、カメラユニットの「第2の配置」でケースの上蓋を取り外した状態の平面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫において、カメラユニットの「第2の配置」を図9DのIII-III線で切断した場合の模式的な断面図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫が備える電波打消抑制部材の第1の例の説明図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫が備える電波打消抑制部材の第2の例の説明図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫が備える電波打消抑制部材の第3の例の説明図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫が備える電波打消抑制部材の第4の例の説明図である。
第1実施形態に係る冷蔵庫が備える電波打消抑制部材の第5の例の説明図である。
第2実施形態に係る冷蔵庫のカメラユニットを含む断面図である。
第2実施形態に係る冷蔵庫において、カメラユニットの「第1の配置」でケースの上蓋を取り外した状態の平面図である。
第2実施形態に係る冷蔵庫において、カメラユニットの「第1の配置」を図11BのIV-IV線で切断した場合の模式的な断面図である。
第1参考形態に係る冷蔵庫のカメラユニットを含む断面図である。
第2参考形態に係る冷蔵庫の取付部材や無線通信基板の配置を示す説明図である。
第2参考形態に係る冷蔵庫の無線通信基板、取付部材、支持部材、及び第2の配置のカメラユニットを含む断面図である。
第2参考形態に係る冷蔵庫において、上側ケース部材が取り外された状態のカメラユニット3と、上側ベース部材を透過した状態の支持部材4と、を含む平面図である。
第2参考形態に係る冷蔵庫において、上側ベース部材の後端側を支点に90°開放し、支持部材の内部を視認できる状態にした斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る冷蔵庫100の正面図である。
冷蔵庫100は、食品等を低温で保存する機器であり、筐体1の他、冷蔵室ドア211,212等の複数のドアと、カメラユニット3(デバイス)と、を備えている。筐体1は、金属製(鋼板製)の外箱11と、樹脂製の内箱12(図3参照)と、の間に真空断熱材や発泡ウレタンが充填された構成になっている。なお、金属製の外箱11に所定の表面加工が施されている場合も、外箱11が金属製であるという事項に含まれる。
【0008】
筐体1の内部には、複数の貯蔵室が設けられている。図1の例では、冷蔵庫100の貯蔵室として上から順に、冷蔵室21と、左右に並ぶ製氷室22・上段冷凍室23と、野菜室24と、下段冷凍室25と、が設けられている。
【0009】
筐体1の前側(正面側)には、各室に対応する複数の開口P1(図4参照)が設けられている。図1に示すように、冷蔵庫100は、筐体1の開口P1を塞ぐことで冷蔵室21を形成するフレンチ式のドアとして、左右一対の冷蔵室ドア211,212を備えている。左側の冷蔵室ドア211は、左端のヒンジ211a(図4参照)の軸を中心として回動可能になっている。なお、右側の冷蔵室ドア212も同様である。
【0010】
また、冷蔵庫100は、引出し式のドアとして、図1に示す製氷室ドア221や上段冷凍室ドア231の他、野菜室ドア241や下段冷凍室ドア251を備えている。例えば、野菜室ドア241の後側(奥側)には、野菜室容器(図示せず)が設置されている。そして、野菜室ドア241と野菜室容器とが一体で引き出されるようになっている(他の引出し式ドアも同様)。なお、図1に示す貯蔵室の数や配置は一例であり、これに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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