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公開番号
2025043083
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150400
出願日
2023-09-15
発明の名称
始動制御装置、始動制御ユニット、及び、鞍乗型車両
出願人
本田技研工業株式会社
,
ニデックモビリティ株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
B62H
5/14 20060101AFI20250321BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】利便性に優れ、ロック装置が装着されたまま鞍乗型車両の所有者が鞍乗型車両を発進させてしまうことをより確実に防止する始動制御装置、始動制御ユニット、及び、鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】始動制御装置80は、自動二輪車1に搭載されたエンジン21の始動を制御するスマートコントロールユニット43と、ディスクロック装置70に内蔵される、又は、ディスクロック装置70に取り付けられる通信ユニット81と、を備える。スマートコントロールユニット43の始動制御部432は、通信ユニット81との通信結果に基づいて、ディスクロック装置70がディスクロック装置所定エリア92内に位置するか否かを検知する第2検知部432bと、第2検知部432bの検知結果に基づいて、エンジン21の始動可否を判定する始動可否判定部432cと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鞍乗型車両に搭載された駆動源の始動を制御する始動制御ユニットと、
前記鞍乗型車両の前輪及び後輪の少なくとも一方の回転を制限するロック装置に内蔵される、又は、前記ロック装置に取り付けられる通信ユニットと、
を備える始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、
前記通信ユニットと通信可能な通信部と、
前記駆動源の始動を制御する始動制御部と、を備え、
前記始動制御部は、
前記通信ユニットとの通信結果に基づいて、前記ロック装置がロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知するロック装置位置検知部と、
前記ロック装置位置検知部の検知結果に基づいて、前記駆動源の始動可否を判定する始動可否判定部と、を備える、
始動制御装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の始動制御装置であって、
前記始動可否判定部は、
前記ロック装置位置検知部において、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置しないことが検知された場合に、前記駆動源の始動可と判定する、
始動制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、前記通信部から前記通信ユニットに発信要求信号を発信可能であり、
前記通信ユニットは、前記発信要求信号を受信すると、応答信号を前記通信部に発信し、
前記ロック装置位置検知部は、前記通信ユニットから受信した前記応答信号に基づいて、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知し、
前記始動可否判定部は、前記通信部において、前記通信ユニットからの前記応答信号が受信されない場合、前記ロック装置位置検知部において、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置しないことが検知されたとして処理する、
始動制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の始動制御装置であって、
前記始動制御装置は、
携帯機器をさらに備え、
前記通信部は、
前記携帯機器と通信可能であり、
前記始動制御部は、
前記携帯機器との通信結果に基づいて、前記携帯機器が携帯機器所定エリア内に位置するか否かを検知する携帯機器位置検知部をさらに備え、
前記始動可否判定部は、
前記携帯機器位置検知部及び前記ロック装置位置検知部の検知結果に基づいて、前記駆動源の始動可否を判定する、
始動制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の始動制御装置であって、
前記始動可否判定部は、
前記携帯機器位置検知部において、前記携帯機器が前記携帯機器所定エリア内に位置することが検知され、且つ、前記ロック装置位置検知部において、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置しないことが検知された場合に、前記駆動源の始動可と判定する、
始動制御装置。
【請求項6】
請求項4に記載の始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、前記通信部から前記通信ユニットに発信要求信号を発信可能であり、
前記通信ユニットは、前記発信要求信号を受信すると、応答信号を前記通信部に発信し、
前記ロック装置位置検知部は、前記通信ユニットから受信した前記応答信号に基づいて、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知し、
前記通信ユニットは、キャンセル信号を前記通信部に送信可能であり、
前記始動制御ユニットは、
前記通信部において前記キャンセル信号を受信すると、前記通信部から前記通信ユニットに前記発信要求信号を発信しない、
始動制御装置。
【請求項7】
請求項4に記載の始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、前記通信部から前記通信ユニットに発信要求信号を発信可能であり、
前記通信ユニットは、前記発信要求信号を受信すると、応答信号を前記通信部に発信し、
前記ロック装置位置検知部は、前記通信ユニットから受信した前記応答信号に基づいて、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知し、
前記通信ユニットは、キャンセル信号を前記通信部に送信可能であり、
前記始動制御ユニットは、
前記通信部において前記キャンセル信号を受信すると、前記通信部において前記通信ユニットから前記応答信号を受信しても、前記通信ユニットから前記応答信号を受信していないものとして処理する、
始動制御装置。
【請求項8】
請求項4に記載の始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、前記通信部から前記通信ユニットに発信要求信号を発信可能であり、
前記通信ユニットは、前記発信要求信号を受信すると、前記通信部に応答信号を発信し、
前記ロック装置位置検知部は、前記通信ユニットから受信した前記応答信号に基づいて、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知し、
前記通信ユニットは、キャンセル信号を前記通信部に送信可能であり、
前記始動制御ユニットは、
前記通信部において前記キャンセル信号を受信すると、前記通信部において前記通信ユニットからの前記応答信号の受信を停止する、
始動制御装置。
【請求項9】
請求項4に記載の始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、前記通信部から前記通信ユニットに発信要求信号を発信可能であり、
前記通信ユニットは、前記発信要求信号を受信すると、応答信号を前記通信部に発信し、
前記ロック装置位置検知部は、前記通信ユニットから受信した前記応答信号に基づいて、前記ロック装置が前記ロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知し、
前記通信ユニットは、
操作部を備え、
前記操作部が所定操作されると、前記応答信号を前記通信部に送信しない、
始動制御装置。
【請求項10】
請求項4に記載の始動制御装置であって、
前記ロック装置所定エリアと前記携帯機器所定エリアとは、異なるエリアである、
始動制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載された始動制御装置及び始動制御ユニット、並びに、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、自動二輪車等の鞍乗型車両の盗難を防止する盗難防止装置の一種として、鞍乗型車両に設けられたディスクブレーキのディスク部分に着脱可能なディスクロック装置が知られている。ディスクロック装置がディスクブレーキのディスク部分に装着されていると、鞍乗型車両の車輪が回転しようしたときに、フロントフォークやブレーキキャリパ等にディスクロック装置が当接して車輪の回転が制限される。
【0003】
この種のディスクロック装置においては、鞍乗型車両の所有者がディスクロック装置を取り外すのを忘れ、ディスクロック装置が装着されたまま鞍乗型車両の所有者が鞍乗型車両を発進させてしまう可能性があった。
【0004】
そこで、ディスクロック装置が装着されたまま鞍乗型車両の所有者が鞍乗型車両を発進させてしまうことを防止する技術として、例えば、特許文献1には、一端にディスクロック装置が取り付けられており、鞍乗型車両の所有者がディスクロック装置をディスクブレーキのディスク部分に装着した際に他端を鞍乗型車両のハンドルに取り付ける表示装置が記載されている。この表示装置は、その取付状態において、ハンドルからディスクロック装置まで延在することとなるので、ディスクロック装置が装着されている状態であることを、鞍乗型車両の所有者が容易に確認することができる。また、例えば、特許文献2には、ディスクロック装置をディスクブレーキのディスク部分に装着するためにディスクロック装置に設けられたピンが、ディスクブレーキのディスク部分から引き抜かれたことが検知されない場合に、鞍乗型車両のエンジン点火を無効にするシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-002353号公報
欧州特許出願公開第2189361号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された表示装置は、鞍乗型車両の所有者がディスクロック装置をディスクブレーキのディスク部分に装着した際に他端を鞍乗型車両のハンドルに取り付けなければならず、利便性に向上の余地があった。また、特許文献2に記載されたシステムは、ピンがディスクブレーキのディスク部分から引き抜かれた状態であれば、ディスクロック装置がディスクブレーキのディスク部分に装着されている状態であっても鞍乗型車両を発進させることができてしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、利便性に優れ、ロック装置が装着されたまま鞍乗型車両の所有者が鞍乗型車両を発進させてしまうことをより確実に防止する始動制御装置、始動制御ユニット、及び、鞍乗型車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様は、
鞍乗型車両に搭載された駆動源の始動を制御する始動制御ユニットと、
前記鞍乗型車両の前輪及び後輪の少なくとも一方の回転を制限するロック装置に内蔵される、又は、前記ロック装置に取り付けられる通信ユニットと、
を備える始動制御装置であって、
前記始動制御ユニットは、
前記通信ユニットと通信可能な通信部と、
前記駆動源の始動を制御する始動制御部と、を備え、
前記始動制御部は、
前記通信ユニットとの通信結果に基づいて、前記ロック装置がロック位置所定エリア内に位置するか否かを検知するロック装置位置検知部と、
前記ロック装置位置検知部の検知結果に基づいて、前記駆動源の始動可否を判定する始動可否判定部と、を備える、
始動制御装置である。
【0009】
本発明の第2態様は、
鞍乗型車両の前輪及び後輪の少なくとも一方の回転を制限するロック装置に内蔵される、又は、前記ロック装置に取り付けられる通信ユニットと通信可能な通信部と、
前記鞍乗型車両に搭載された駆動源の始動を制御する始動制御部と、を備える始動制御ユニットであって、
前記始動制御部は、
前記通信ユニットとの通信結果に基づいて、前記ロック装置がロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知するロック装置位置検知部と、
前記ロック装置位置検知部の検知結果に基づいて、前記駆動源の始動可否を判定する始動可否判定部と、を備える、
始動制御ユニットである。
【0010】
本発明の第3態様は、
前輪及び後輪と、
駆動源と、
前記駆動源の始動を制御する始動制御ユニットと、
を備える鞍乗型車両であって、
前記鞍乗型車両には、前記前輪及び前記後輪の少なくとも一方の回転を制限し、通信ユニットが内蔵された、又は、取り付けられたロック装置が着脱可能であり、
前記始動制御ユニットは、
携帯機器及び前記通信ユニットと通信可能な通信部と、
前記駆動源の始動を制御する始動制御部と、を備え、
前記始動制御部は、
前記通信ユニットとの通信結果に基づいて、前記ロック装置がロック装置所定エリア内に位置するか否かを検知するロック装置位置検知部と、
前記ロック装置位置検知部の検知結果に基づいて、前記駆動源の始動可否を判定する始動可否判定部と、を備える、
鞍乗型車両である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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