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公開番号2025059486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169590
出願日2023-09-29
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B60T 17/04 20060101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約【課題】ABSモジュレータが車幅方向外側に配置される場合でも、ABSモジュールに繋がる複数のホースの車幅方向への過度な突出を抑制しやすくすること。
【解決手段】ABSモジュレータ73が車幅中心(LC)よりも左右一方側にずれて配置されるブレーキシステムを搭載した車両であって、マスターシリンダー76と、前記マスターシリンダー76から前記ABSモジュレータ73に繋がる第1ブレーキホース81と、前記ABSモジュレータ73から車体後方のブレーキ装置に繋がる第2ブレーキホース82と、を有し、車体背面視で前記第1ブレーキホース81と前記第2ブレーキホース82とが交叉する、
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ABSモジュレータ(73)が車幅中心(LC)よりも左右一方側にずれて配置されるブレーキシステムを搭載した車両であって、
マスターシリンダー(76)と、
前記マスターシリンダー(76)から前記ABSモジュレータ(73)に繋がる第1ブレーキホース(81)と、
前記ABSモジュレータ(73)から車体後方のブレーキ装置に繋がる第2ブレーキホース(82)とを有し、
車体背面視で前記第1ブレーキホース(81)と前記第2ブレーキホース(82)とが交叉する、
車両。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記第2ブレーキホース(82)の一部は、前記ABSモジュレータ(73)よりも高い位置を後方に延出し、前記一部の下方を、前記第1ブレーキホース(81)が、前記第2ブレーキホース(82)と交叉する方向に通る、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記ABSモジュレータ(73)における車幅方向外側位置よりも車幅方向内側で、前記第1ブレーキホース(81)と前記第2ブレーキホース(82)とが交叉する、
請求項2に記載の車両。
【請求項4】
車体背面視で、前記ABSモジュレータ(73)と重なる領域、及び前記領域の周囲の少なくともいずれかで、前記第1ブレーキホース(81)と前記第2ブレーキホース(82)とが交叉する、
請求項2又は3に記載の車両。
【請求項5】
前記第2ブレーキホース(82)は、前記ABSモジュレータ(73)と水平方向に重なる高さで、当該車両の車体フレーム(11)に固定される、
請求項2に記載の車両。
【請求項6】
前記第2ブレーキホース(82)は、車体後方凸に屈曲する後方屈曲部(82a)と、前記後方屈曲部(82a)の下流で車体前方凸に屈曲する前方屈曲部(82b)とを有し、
前記後方屈曲部(82a)と前記前方屈曲部(82b)の間の部分が前記車体フレーム(11)に固定される、
請求項5に記載の車両。
【請求項7】
前記第2ブレーキホース(82)の上方にエアクリーナ(61)を備える、
請求項5又は6に記載の車両。
【請求項8】
当該車両の車体フレーム(11)は、乗員用のシート(17)を支持するシートフレーム(41)と、前記シート(17)の下方に位置する左右のピボットフレーム(32)と、前記ピボットフレーム(32)から前記シートフレーム(41)まで延びるサブフレーム(42)とを備え、
前記第1ブレーキホース(81)は、前記サブフレーム(42)の上方を通る、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、前輪用ブレーキ及び後輪用ブレーキからなる2系統のブレーキの作動を制御するABSモジュレータを備えるものがある。この種の車両には、車幅中央にABSモジュールを備え、このABSモジュールの車幅方向外側にリア側のマスターシリンダーが配置され、このマスターシリンダーからABSモジュールに繋がるホースが車幅方向に延びると共にU字状に屈曲し、このホースのU字状の内側に、ABSモジュールからリア側のブレーキ装置に繋がるホースを通した構成が開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5300142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載のようにABSモジュレータが車幅中央側に配置される場合、各ホースを車幅方向に沿って比較的自由に配索することが可能である。しかしながら、ABSモジュレータが車幅方向外側に配置される場合、ABSモジュールに繋がる複数のホースの車幅方向への過度な突出を抑制することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ABSモジュレータが車幅方向外側に配置される場合でも、ABSモジュールに繋がる複数のホースの車幅方向への過度な突出を抑制しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ABSモジュレータが車幅中心よりも左右一方側にずれて配置されるブレーキシステムを搭載した車両であって、マスターシリンダーと、前記マスターシリンダーから前記ABSモジュレータに繋がる第1ブレーキホースと、前記ABSモジュレータから車体後方のブレーキ装置に繋がる第2ブレーキホースとを有し、車体背面視で前記第1ブレーキホースと前記第2ブレーキホースとが交叉する、車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
ABSモジュレータが車幅方向外側に配置される場合でも、ABSモジュールに繋がる複数のホースの車幅方向への過度な突出を抑制しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
ABSモジュレータを周辺構成と共に車体右側から示す図である。
図2の後輪ブレーキ用のブレーキホース群を周辺構成と共に拡大して示す図である。
後輪ブレーキ用のブレーキホース群を後方から周辺構成と共に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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