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公開番号2025052679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161512
出願日2023-09-25
発明の名称力センサ
出願人本田技研工業株式会社,ザ ユニバーシティ オブ ブリティッシュ コロンビア
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01L 5/165 20200101AFI20250328BHJP(測定;試験)
要約【課題】電極数及び配線数の増大を抑制することができる3軸力センサを提供する。
【解決手段】力センサ10は、誘電性の弾性基材11と、弾性基材11を厚さ方向の両側から挟み込む第1電極13及び3つの第2電極15とを備える。厚さ方向に沿って見た平面視にて、3つの第2電極15は第1電極13の互いに異なる部位と重なるように配置される。所定方向に直交する平面上で所定角度を成す第1方向及び第2方向の各々に沿って弾性基材11に外力が作用する各場合に、3つの第2電極15の各々と第1電極13とが重なり合う部位の面積のうち、少なくともいずれか2つの第2電極15に対応する面積が変化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
誘電性の弾性基材と、
前記弾性基材を所定方向の両側から挟み込む第1電極及び3つの第2電極と
を備え、
前記所定方向に沿って見た平面視にて、
前記3つの前記第2電極は前記第1電極の互いに異なる部位と重なるように配置され、
前記所定方向に直交する平面上で所定角度を成す第1方向及び第2方向の各々に沿って前記弾性基材に外力が作用する各場合に、前記3つの前記第2電極の各々と前記第1電極とが重なり合う部位の面積のうち、少なくともいずれか2つの前記第2電極に対応する前記面積が変化する
力センサ。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
誘電性の弾性基材と、
前記弾性基材を所定方向の両側から挟み込む第1電極及び3つの第2電極の組み合わせを1つの電極要素として、一体に配列される複数の前記電極要素と
を備え、
前記所定方向に沿って見た平面視にて、
複数の前記電極要素の各々で前記3つの前記第2電極は前記第1電極の互いに異なる部位と重なるように配置され、
複数の前記電極要素での前記3つの前記第2電極の各々は、互いに平行な3つの異なる直線に沿って配列される
力センサ。
【請求項3】
前記3つの前記第2電極の各々と前記第1電極とが重なり合う部位の面積に応じて、前記3つの前記第2電極のうちのいずれか1つを基準として他の2つに対して静電容量の補正係数を設定し、
前記補正係数と、前記3つの前記第2電極の各々の静電容量とに基づいて、前記弾性基材に作用する外力を取得する処理部を備える
請求項1又は請求項2に記載の力センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、力センサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、弾性変形する誘電体を厚さ方向の両側から挟み込む4つの第1電極(周囲電極)と1つの第2電極(共通電極)とを備える柔軟性の静電容量型の3軸力センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-111489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えばロボットハンド等のようにレイアウトスペースが制限される部位に装着されるセンサデバイスの場合、電極数及び配線数を削減することが望まれる。例えば、電極数及び配線数が多い場合、省スペースでのレイアウトが困難になるという問題が生じる。例えば、配線数が多い場合、配線間のクロストークの増大によってセンサのS/N比を増大させることが困難になるという問題が生じる。例えば、センサアレイを構成する複数のセンサエレメントの各々当たりの電極数が多い場合、各電極の容量値を計測する回数が増大することによって、処理時間が増大するという問題が生じる。例えば、柔軟な配線数が多い場合、回路での接合強度の低さに起因して異常発生の可能性が増大するという問題が生じる。
【0005】
本発明は、電極数及び配線数の増大を抑制することができる力センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1):本発明の一態様に係る力センサ(例えば、実施形態での力センサ10,10A,10B,10C,10D,10E,10F)は、誘電性の弾性基材(例えば、実施形態での弾性基材11,51)と、前記弾性基材を所定方向の両側から挟み込む第1電極(例えば、実施形態での第1電極13,61A,61B,61C)及び3つの第2電極(例えば、実施形態での第2電極15,63,65)とを備え、前記所定方向に沿って見た平面視にて、前記3つの前記第2電極は前記第1電極の互いに異なる部位と重なるように配置され、前記所定方向に直交する平面上で所定角度を成す第1方向及び第2方向の各々に沿って前記弾性基材に外力が作用する各場合に、前記3つの前記第2電極の各々と前記第1電極とが重なり合う部位の面積のうち、少なくともいずれか2つの前記第2電極に対応する前記面積が変化する。
【0007】
(2):本発明の一態様に係る力センサ(例えば、実施形態での力センサ30,30A,30B)は、誘電性の弾性基材(例えば、実施形態での弾性基材11,51)と、前記弾性基材を所定方向の両側から挟み込む第1電極(例えば、実施形態での第1電極13,61C)及び3つの第2電極(例えば、実施形態での第2電極15,65)の組み合わせを1つの電極要素(例えば、実施形態での電極要素E,Ea、第1電極要素E1、第2電極要素E2)として、一体に配列される複数の前記電極要素とを備え、前記所定方向に沿って見た平面視にて、複数の前記電極要素の各々で前記3つの前記第2電極は前記第1電極の互いに異なる部位と重なるように配置され、複数の前記電極要素での前記3つの前記第2電極の各々は、互いに平行な3つの異なる直線(例えば、実施形態での第2直線)に沿って配列される。
【0008】
(3):上記(1)又は(2)に記載の力センサは、前記3つの前記第2電極の各々と前記第1電極とが重なり合う部位の面積(例えば、実施形態での変位前の各面積Sa0,Sb0,Sc0、変位後の各面積Sa,Sb,Sc)に応じて、前記3つの前記第2電極のうちのいずれか1つを基準として他の2つに対して静電容量(例えば、実施形態での各静電容量Ca,Cb)の補正係数(例えば、実施形態での各補正係数ηa,ηb)を設定し、前記補正係数と、前記3つの前記第2電極の各々の静電容量(例えば、実施形態での各静電容量Ca,Cb,Cc)とに基づいて、前記弾性基材に作用する外力を取得する処理部(例えば、実施形態での処理部20)を備えてもよい。
【発明の効果】
【0009】
上記(1)によれば、第1電極と3つの第2電極との組み合わせにより、3次元的な外力の作用を静電容量変化によって検知することができ、例えば4つ以上の第2電極を備える場合等に比べて、電極数及び配線数の増大を抑制することができる。
【0010】
上記(2)によれば、複数の電極要素では、3つの第2電極の各々は、互いに平行に直線状に配置されることにより、例えば3つの第2電極が互いに交差する直線に沿って配置される場合等に比べて、配線間のクロストークの増大を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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