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公開番号2025042428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149442
出願日2023-09-14
発明の名称制御装置
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人テクノピア国際特許事務所
主分類G01M 7/00 20060101AFI20250319BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両を実際に走行させることなく安全に異音の再現を行う場合において、加振機の使用を不要としてコストの低減を図りながら、異音の再現性向上を図る。
【解決手段】本発明に係る一態様の制御装置は、走行用のモータを有する車両における制御装置であって、車両の診断時におけるモータの駆動制御として、モータによる車体への加振周波数をスイープさせる駆動制御を行うものである。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
走行用のモータを有する車両における制御装置であって、
一又は複数のプロセッサと、
前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された一又は複数の記憶媒体と、を備え、
前記プログラムは、一又は複数の指示を含み、
前記指示は、前記一又は複数のプロセッサに、
前記車両の診断時における前記モータの駆動制御として、前記モータによる車体への加振周波数をスイープさせる駆動制御を行う処理であるスイープ駆動処理を実行させる
制御装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記スイープ駆動処理では、
前記加振周波数をスイープさせる際の前記モータによる車体への加振力を、ユーザ操作により指示された加振力に制御する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記プログラムは、前記指示として、
前記スイープ駆動処理の実行後に、前記加振周波数を指定された一定周波数とさせる前記モータの駆動制御を行う処理である一定周波数駆動処理を前記プロセッサに実行させる指示を含む
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記スイープ駆動処理では、
前記車両の外部装置によって受け付けられたユーザ操作による入力情報に基づき、前記加振周波数をスイープさせる駆動制御を行う
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記スイープ駆動処理では、
前記モータを含むパワーユニット部を車体フレーム側に連結するマウント部材とは別途の治具により前記パワーユニット部が車体フレーム側に連結された状態で前記加振周波数をスイープさせる駆動制御を行う
請求項1から請求項4の何れかに記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行用のモータを有する車両における制御装置に関するものであり、特には、前記モータを駆動して車体への加振を行う技術に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両の走行時、部品同士の擦れ音や軋み音等の異音が問題になることがある。このような異音が発生し、ディーラーのメカニックが該異音について診断を行う場合、顧客の車両で公道を走行し、異音を再現させて異音発生源を調査するということが行われる。しかしながら、このような作業の際には運転に集中できない他、顧客の車両で公道を走行すること自体も事故等のリスクが存在する。
【0003】
異音の診断においては、走行時の振動を再現する加振機を用いることも考えられ、その場合には、車両を運転する必要がなくなるため事故等のトラブルの発生防止を図ることができる。しかしながら、加振機はコストが高い点が問題となる。
【0004】
下記特許文献1には、車輪の動力源としてエンジンを有する車両において、エンジンマウント付近に治具を取り付け、エンジン振動を直接的に車体に伝達できるようにしてエンジンの振動により車体を加振し異音を再現するという手法が提案されている。
この手法によれば、加振機を用いることなく、低コストに異音を再現することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5350305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の手法では、主に、エンジンの次数成分の周波数でしか車体を加振できず、部品の共振点と一致しない場合もあり、異音が再現しない可能性がある。
また、エンジンを加振源として用いるので、一定の周波数での加振を継続して行うことが困難となる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、車両を実際に走行させることなく安全に異音の再現を行う場合において、加振機の使用を不要としてコストの低減を図りながら、異音の再現性向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一態様の制御装置は、走行用のモータを有する車両における制御装置であって、一又は複数のプロセッサと、前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された一又は複数の記憶媒体と、を備え、前記プログラムは、一又は複数の指示を含み、前記指示は、前記一又は複数のプロセッサに、前記車両の診断時における前記モータの駆動制御として、前記モータによる車体への加振周波数をスイープさせる駆動制御を行う処理であるスイープ駆動処理を実行させるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車両を実際に走行させることなく安全に異音の再現を行う場合において、加振機の使用を不要としてコストの低減を図りながら、異音の再現性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態としての診断システムの構成例を示した図である。
実施形態における車両制御システムの構成例を説明するための図である。
診断のスタート画面を例示した図である。
スイープ設定画面の例を示した図である。
スイープ駆動を実現するための回転数指示信号の生成手法例の説明図である。
スイープ開始後画面の例を示した図である。
一定回転設定画面の例を示した図である。
回転開始後画面の例を示した図である。
実施形態としての異音再現手法を実現するための処理手順例を示したフローチャートである。
図9と共に、実施形態としての異音再現手法を実現するための処理手順例を示すフローチャートである。
モータの回転数により加振力を調整する場合の波形のイメージを示した図である。
モータの回転数変動幅により加振力を調整する場合の波形のイメージを示した図である。
モータを含むパワーユニット部を車体フレーム側に連結する治具についての説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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