特許ウォッチ

公開番号2025042219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149096
出願日2023-09-14
発明の名称医療用スクリュー
出願人株式会社ベアーメディック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 17/86 20060101AFI20250319BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】脳外科分野の開頭手術などにおける骨固定で、迅速に強固に締め付け固定できる医療用スクリューを提供する。
【解決手段】本発明に係る医療用スクリュー10は、骨固定に用いる医療用スクリューであって、軸部12と、軸部12の基端に配置される頭部11とを備え、軸部12の中心軸O₁₂に垂直な断面において、中心軸O₁₂に略対称に複数のネジ山部121A、121Bを有する。軸部12に多条ネジ構造が形成されていてもよい。多条ネジ構造が2条ネジ構造であってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
軸部と、
前記軸部の基端に配置される頭部と
を備え、
前記軸部の中心軸に垂直な断面において、前記中心軸に略対称に複数のネジ山部を有する医療用スクリュー。
続きを表示（約 100 文字）【請求項２】
前記軸部に多条ネジ構造が形成されている、請求項１に記載の医療用スクリュー。
【請求項３】
前記多条ネジ構造が２条ネジ構造である、請求項２に記載の医療用スクリュー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、骨固定に用いる医療用スクリューに関する。
続きを表示（約 980 文字）【背景技術】
【０００２】
外科手術において、骨と骨とを骨固定プレートで固定する場合がある。このとき、医療用スクリューにより骨固定プレートを固定する。
【０００３】
例えば、脳腫瘍や脳血栓等の治療における開頭手術では、頭蓋骨の一部を切断し、切断した部分（骨弁）を取り外して、頭蓋骨を開口する。この開口部を介して治療後、骨弁を開口部に戻して、骨固定プレートで固定する。このとき、骨固定プレートのネジ孔に医療用スクリューをねじ込んで締め付け固定する（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００９－８１１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来、医療用スクリューに、１条ネジ構造が採用される。この１条ネジ構造の医療用スクリューを用いて骨固定プレートを固定する場合、医療用スクリューを１回転させたときに進む距離（リード）が短いので、医療用スクリューによる締め付け固定に時間を要する。また、締め付け固定時の強度を増加するためにネジ山を増やせば、さらに時間を要する。一方、締め付け固定の時間を短縮するためにリードを増加させる場合、締め付け固定時の強度が減少する。
【０００６】
このように、従来の医療用スクリューを骨固定に用いる場合、締め付け固定に時間を要し、強度が不足していた。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述したような課題を解決するために、本発明に係る医療用スクリューは、軸部と、前記軸部の基端に配置される頭部とを備え、前記軸部の中心軸に垂直な断面において、前記中心軸に略対称に複数のネジ山部を有する。
【０００８】
また、本発明に係る医療用スクリューは、前記軸部に多条ネジ構造が形成されていてもよい。
【０００９】
また、本発明に係る医療用スクリューは、前記多条ネジ構造が２条ネジ構造であってもよい。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、迅速に強固に締め付け固定できる医療用スクリューを提供できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許