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公開番号2025042211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149082
出願日2023-09-14
発明の名称固定装置
出願人オーベクス株式会社
代理人弁理士法人IPシーガル
主分類A61M 16/04 20060101AFI20250319BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療器具や医療用チューブ、特に人の体内に挿入される医療用チューブの体外側に装着される医療器具を、人体に簡単かつ強固に固定するための固定装置を提供する。
【解決手段】この発明の固定装置1は、医療器具4や医療用チューブを使用者の頭部Hに固定するもので、装置本体と、前記装置本体に取り付け可能に構成された保持手段3と、で構成され、前記上部装着部22と前記左右装着部23,24を、使用者の頭部Hの前側で互いに接合することで使用者の頭部Hに装着された状態を形成するよう構成するとともに、前記保持手段3を、前記医療器具4や医療用チューブを保持又は包持可能に構成したものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
医療器具及び/又は医療用チューブを使用者の頭部に固定するための固定装置であって、
前記固定装置は、装置本体と、前記装置本体に取り付け可能に構成された保持手段と、で構成され、
前記装置本体は、使用者の後頭部に当接する後頭部当接部と、前記後頭部当接部の左右方向中央部から上方に延設され、かつ使用者の頭頂部及び額に巻き付けて装着するため帯状に形成してなる上部装着部と、前記後頭部当接部の左右の少なくともいずれかの側方に延設され、かつ使用者の側頭部及び額に巻き付けて装着するため帯状に形成してなる左右装着部と、で構成され、
前記上部装着部と前記左右装着部は、使用者の頭部の前側で互いに接合されて使用者の頭部に装着された状態を形成し、
前記保持手段は、前記医療器具及び/又は医療用チューブを保持又は包持可能に構成され、かつ前記装置本体の表面に形成された所要の大きさの固定領域に取り付け可能に構成されていること
を特徴とする固定装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記保持手段は、
所要の形状を有する一枚の板状体からなる保持手段主体で構成され、前記医療器具及び/又は医療用チューブを包持可能に構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の固定装置。
【請求項3】
前記上部装着部及び前記左右装着部は、いずれも
少なくとも長手方向に伸縮可能な編生地で構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の固定装置。
【請求項4】
前記固定領域は、
前記固定装置の装着状態において、使用者の額近傍に位置するよう設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の固定装置。
【請求項5】
前記医療器具及び/又は医療用チューブは、
人の体内に挿入される医療用チューブの体外側に装着される医療器具であること
を特徴とする請求項2に記載の固定装置。
【請求項6】
前記固定装置は、
さらに、拘束手段を備え、
前記拘束手段は、
前記医療器具及び/又は医療用チューブ或いはこれを保持又は包持した状態にある保持手段の上面に当接した状態で、その一端部が前記医療器具及び/又は医療用チューブ或いは前記保持手段に係止し、他端部が使用者の後頭部に係止することが可能となるように構成され、
前記医療器具、医療用チューブ又は前記保持手段は、
その上面が、前記拘束手段によって前記使用者の頭部に対して押圧されるように固定されていること
を特徴とする請求項1に記載の固定装置。
【請求項7】
前記医療器具は、
人工鼻であること
を特徴とする請求項5に記載の固定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、固定装置に関するものである。
より詳しくは、医療器具や医療用チューブ、特に、人の体内に挿入される医療用チューブの体外側に装着される医療器具を、簡単かつ強固に固定するための固定装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
医療分野において、気管内吸引、薬剤投与、栄養管理、体液の排出、モニタリング等を目的として、カテーテルやカニューレなどの医療用チューブを、体内に挿入することが行われている。
このような医療用チューブは、その目的とする医療行為又は処置のため、一定の期間、挿入された状態で維持されるが、その期間は、患者から医療用チューブや医療用チューブに接続されている医療器具が脱落したり、医療提供者の医療行為を妨げたりしないように、医療用チューブや医療用チューブに接続されている医療器具を、支持台や患者の皮膚の特定の位置に確実に固定・保持する必要がある。
【0003】
医療用チューブや医療用チューブに接続されている医療器具の固定については、例えば、支持台や患者の皮膚の特定の位置に予め粘着テープを貼付し、その粘着テープの上に医療用チューブや医療器具を載置し、さらにその上から別の粘着テープを貼って固定する等、大量の粘着テープを利用することにより行われている。
【0004】
しかしながら、従来の粘着テープなどによる固定方法では、医療用チューブや医療器具の固定が不十分であり、特に、医療器具に対して不意に力が加わった際に良好な固定状態を維持し難い、という問題があった。
また、良好な固定状態を維持するために、医療テープや包帯テープを用いて固定を補強する方法があるが、操作が煩雑であり、医療行為を行うまでに時間がかかる、という問題もあった。
【0005】
このような問題を解決することができる固定方法や、固定装置、固定具についての検討が、常に行われている。
【0006】
例えば、実用新案登録第3204410号公報(特許文献1)においては、皮膚刺激が少なく広い面積をカバーできる医療器具固定用粘着シートが提案されている。
【0007】
この医療器具固定用粘着シートは、厚さ方向に貫通する一つ以上のスリットが形成されているものである。
【0008】
さらに、特開2015-154874号公報(特許文献2)においては、挿入部材の体内への挿入および固定を容易かつ確実に行うとともに、体に形成される孔を確実に密閉することができる挿入部材固定具が提案されている。
【0009】
この挿入部材固定具は、体内へ挿入される挿入部材を固定するものであって、
前記挿入部材が挿通する挿通孔が形成され、体に形成される孔に挿入する本体部、および該本体部の径方向外側に設けられ、体に当接する鍔部を有するベースと、
前記本体部の前記挿通孔内に前記本体部の軸方向に挿入する第1押圧部、および該第1押圧部の径方向外側に設けられ、前記鍔部に形成された貫通孔に前記本体部の軸方向に挿入する第2押圧部を有するキャップと、
前記本体部の前記挿通孔内に配置され、前記キャップの前記ベースへの装着時に前記挿通孔に挿入される前記第1押圧部により前記本体部の軸方向に押圧されて内径が縮小するように変形することによって前記挿入部材の外面に密着する環状の第1弾性部材と、
前記本体部の径方向外側に配置され、前記キャップの前記ベースへの装着時に前記貫通孔に挿入される前記第2押圧部により前記本体部の軸方向に押圧されて外径が拡大するように変形することによって前記孔の内面に密着する環状の第2弾性部材と、
を備えるものである。
【0010】
さらにまた、特開2020-110223号公報(特許文献3)においては、人工鼻、カテーテルマウント等の装着物を気管切開チューブの先端部に比較的簡単に固定することが可能な気管切開チューブ用の固定具が提案されている。
(【0011】以降は省略されています)

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