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公開番号
2025041991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2025003130,2023149916
出願日
2025-01-08,2023-09-15
発明の名称
美観及び防汚性に優れた陶器
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C04B
41/86 20060101AFI20250318BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】 美観が向上され、また、その表面に微細な汚れの付着を抑えることができる釉薬層を備えた陶器の提供。
【解決手段】 素地と、釉薬層とを少なくとも備える陶器において、釉薬層表面の比誘電率、誘電正接tanδ、又は表面抵抗率を制御する。このような陶器は、美観が向上され、また、その表面に微細な汚れの付着を抑えたれたものとなる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
素地と、釉薬層とを少なくとも備える陶器であって、
前記釉薬層の表面の誘電正接tanδが、0.0040以上0.0065以下である、衛生陶器。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記釉薬層の表面のL*が81以上94以下である、請求項1に記載の陶器。
【請求項3】
前記釉薬層の表面のa*が-0.4以上-0.1以下である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項4】
前記釉薬層の表面のb*が0.5以上1.8以下である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項5】
衛生陶器である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項6】
陶器の表面美観又は汚れ付着防止性の評価方法であって、
釉薬層を備えた陶器を用意し、
前記釉薬層の表面の誘電正接tanδを測定・算出する工程を含んでなる、方法。
【請求項7】
前記釉薬層の表面の誘電正接tanδが、0.0040以上0.0065以下である場合、陶器の表面が美観又は汚れ付着防止性に優れると評価する、請求項6に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は釉薬層を有する陶器に関し、詳しくは美観及び防汚性に優れた 陶器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
衛生陶器、タイルなどの陶器には、近時、空間の美観要望の高まりにより、その外観には高い美観が求められてきている。さらに、スマートフォンの利用などトイレ空間の活用様式の変化に伴い、陶器に重量物が落とされるなど、陶器表面に傷がつく機会が増えている。
【0003】
衛生陶器や水まわりで用いられる陶器にあっては、汚れが付着し難い、あるいは付着した汚れを容易に除去できるといった、衛生面においても、より優れた性質を備えることが望まれる。また、衛生観念の向上やコロナ禍により、陶器表面における目に見えないレベルの汚れに対しても意識が向けられている。
【0004】
陶器の釉薬層表面に汚れが付着し難くし、または付着した汚れを容易に除去できるようにするため、一般的には、釉薬層表面の平滑度を高いレベルで制御することが行われている。しかし、釉薬層表面の物理的形状のみでは付着を防止できない可能性がある。例えば、ウイルスや、微細な汚れの場合、表面を平滑にしてもその付着を有効に防止できず、またその除去も必ずしも容易になるとは言えない。
【0005】
陶器表面の電気的特性を制御する提案は、例えば、特開2001-123278号公報(特許文献1)に、釉薬層表面のゼータ電位と抗菌性の向上の提案がされている。また、特開平9-63379号公報(特許文献2)には、セラミック質のサンドの誘電率と、釉薬層の比誘電率との制御が開示されているが、その目的は懸垂がいし(絶縁器具)の絶縁破壊強度の向上である。さらに特開平9-328380号公報(特許文献3)には、釉薬の濃度を電気伝導度に基づいて測定しつつ、素地への釉薬付着量の調整を行う施釉方法の開示があるが、出来上がった釉薬層の性質には何ら触れていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-123278号公報
特開平9-63379号公報
特開平9-328380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、今般、陶器の釉薬層表面の電気的特性を制御することで、陶器の美観を向上させ、また、その表面への微細な汚れの付着を抑えることができるとの知見を得た。さらに釉薬層の電気的特性の制御は、釉薬原料の調製、その陶器素地への適用条件などの製造条件を適切に管理することで効率よく行うことができた。本発明はかかる知見に基づくものである。
【0008】
したがって、本発明は美観及び防汚性に優れた陶器の提供をその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そして、本発明による陶器は、その第1の態様によれば、陶器素地と、釉薬層とを少なくとも備えてなる陶器であって、釉薬層の表面の比誘電率が、5.5超過6.0未満であることを特徴とするものである。
【0010】
本発明による陶器は、その第2の態様によれば、陶器素地と、釉薬層とを少なくとも備えてなる陶器であって、釉薬層の表面の誘電正接tanδが、0.0040以上0.0065以下であることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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