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公開番号
2025041576
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024158831
出願日
2024-09-13
発明の名称
人工皮革および人工皮革の製造方法
出願人
個人
,
草野作工株式会社
代理人
弁理士法人佐川国際特許商標事務所
主分類
D06N
3/00 20060101AFI20250318BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】 生分解性に優れ、製造過程ないしは使用後においても環境負荷が小さい人工皮革を提供する。
【解決手段】 柿渋、ゲル化剤、多価アルコールおよびセルロース繊維を含有してなる人工皮革。柿渋、ゲル化剤、および動植物性廃棄物を含有してなる人工皮革。ゲル化剤、セルロース繊維および動植物性廃棄物を含有してなる人工皮革。本発明によれば、本革に近い質感や風合いを有し、優れた強度、柔軟性、浸水時の保形性を有する上、生分解性が高く、製造過程ないしは使用後においても環境負荷が小さい人工皮革を得ることができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
柿渋、ゲル化剤、多価アルコールおよびセルロース繊維を含有してなる人工皮革。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
柿渋、ゲル化剤および動植物性廃棄物を含有してなる人工皮革。
【請求項3】
ゲル化剤、セルロース繊維および動植物性廃棄物を含有してなる人工皮革。
【請求項4】
柿渋、ゲル化剤、多価アルコールおよびセルロース繊維の各固形分を下記の割合で含有する、請求項1に記載の人工皮革;
柿渋:0.1質量%以上~30質量%以下、
ゲル化剤:2質量%超~45質量%以下、
多価アルコール:0質量%超~90質量%以下、
セルロース繊維:0質量%超~30質量%以下。
【請求項5】
柿渋およびゲル化剤の各固形分を下記の割合で含有する、請求項2に記載の人工皮革;
柿渋:0.1質量%以上~30質量%以下、
ゲル化剤:2質量%超~45質量%以下、
動植物性廃棄物:0質量%超~97質量%以下。
【請求項6】
ゲル化剤およびセルロース繊維の各固形分を下記の割合で含有する、請求項3に記載の人工皮革;
ゲル化剤:2質量%超~45質量%以下、
セルロース繊維:0質量%超~30質量%以下。
動植物性廃棄物:0質量%超~97質量%以下。
【請求項7】
下記(A)~(C)からなる群から選択される混合物を、ゲル化剤が溶解する温度に加熱して溶解物を得る溶解工程と;
(A)柿渋、ゲル化剤、多価アルコール、セルロース繊維および水を含む混合物
(B)柿渋、ゲル化剤、動植物性廃棄物および水を含む混合物
(C)ゲル化剤、セルロース繊維、動植物性廃棄物および水を含む混合物、
前記溶解物を所定の形状に成形した後、放熱して固化させることにより固化物を得る、成形工程と、
前記固化物を乾燥させる乾燥工程と、
を含む、人工皮革の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工皮革および人工皮革の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
皮革製品は、靴や鞄、パスケース、ベルトなどの小物から衣服、椅子などの家具まで多岐にわたり存在する。これら製品に用いられる皮革は、大きく、本革(ウシや馬、羊などの動物の皮からできる皮革)と人工皮革(動物の皮を用いずに本革に似せて作られる皮革)とに分けることができる。近年、本革は、製造コストが嵩むことや動物愛護の観点、あるいはその製造過程で環境負荷が大きいなどの課題が指摘され、人工皮革の使用に移行する動きがある。
【0003】
一方、従来の人工皮革も、石油を原料とするポリウレタンや塩化ビニルなどの樹脂を使用するものであるため、限られた石油資源の消費を抑えるという観点において課題を有する。また、当該樹脂は生分解性に乏しい上、石油から樹脂への製造時および当該樹脂製品の焼却廃棄(サーマルリサイクルによる燃焼等を含む)時に大量の二酸化炭素を排出して地球温暖化を促進するという点でも、環境負荷が大きい。これらのことから、より環境負荷が小さい人工皮革の開発が求められており、例えば、特許文献1には、極細繊維と植物由来成分を含む弾性体樹脂からなる繊維質基材であって、天然のヌバック皮革の触感と天然のスエード皮革の立毛感をもちながら、柔軟性と耐磨耗性に優れたシート状物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-044292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のシート状物も植物由来成分を原料とする樹脂を含むことができるものの、なお、石油資源の不使用は達成できていない。すなわち、係る先行技術を鑑みても、環境負荷が小さい人工皮革は、十分に供給されている状況とはいえない。本発明は、係る課題を解決するためになされたものであって、生分解性に優れ、製造過程ないしは使用後においても環境負荷が小さい人工皮革を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意研究の結果、「柿渋、ゲル化剤、多価アルコールおよびセルロース繊維」、「柿渋、ゲル化剤および動植物性廃棄物」あるいは「ゲル化剤、セルロース繊維および動植物性廃棄物」を混合して加熱した後、成形・固化させることで、本革に似た質感や優れた強度、柔軟性、浸水時の保形性を備えた人工皮革を製造できることを見出した。そこで、係る知見に基づいて、下記の各発明を完成した。
【0007】
(1)本発明に係る人工皮革の第1の態様は、柿渋、ゲル化剤、多価アルコールおよびセルロース繊維を含有してなる。
【0008】
(2)本発明に係る人工皮革の第2の態様は、柿渋、ゲル化剤および動植物性廃棄物を含有してなる。
【0009】
(3)本発明に係る人工皮革の第3の態様は、ゲル化剤、セルロース繊維および動植物性廃棄物を含有してなる。
【0010】
(4)第1の態様に係る人工皮革において、各物質の固形分の含有割合は以下のとおりであってもよい;
柿渋:0.1質量%以上~30質量%以下、
ゲル化剤:2質量%超~45質量%以下、
多価アルコール:0質量%超~90質量%以下、
セルロース繊維:0質量%超~30質量%以下。
(【0011】以降は省略されています)
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