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公開番号
2025040599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147502
出願日
2023-09-12
発明の名称
炭素繊維前駆体用処理剤及び炭素繊維前駆体
出願人
竹本油脂株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06M
15/53 20060101AFI20250317BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】耐炎化繊維の毛羽を低減できる炭素繊維前駆体用処理剤及び炭素繊維前駆体を提供する。
【解決手段】本発明は、平滑剤(A)、及び非イオン性界面活性剤(B)を含有する炭素繊維前駆体用処理剤であって、前記非イオン性界面活性剤(B)が、下記の芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)を含むものであることを特徴とする。芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)は、下記一般式(1)で示されるアルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上100モル以下付加させた化合物を示す。下記化1において、R
1
は、二重結合を1つ以上有する炭素数10以上20以下の炭化水素基を示す。
(化1)
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特許請求の範囲
【請求項1】
平滑剤(A)、及び非イオン性界面活性剤(B)を含有する炭素繊維前駆体用処理剤であって、
前記非イオン性界面活性剤(B)が、下記の芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)を含むものであることを特徴とする炭素繊維前駆体用処理剤。
芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1):下記一般式(1)で示されるアルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上100モル以下付加させた化合物。
JPEG
2025040599000005.jpg
31
102
(化1において、
R
1
:二重結合を1つ以上有する炭素数10以上20以下の炭化水素基。)
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記平滑剤(A)が、シリコーン化合物(A1)を含むものである請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項3】
前記炭素繊維前駆体用処理剤の不揮発分における前記(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)の含有割合が1質量%以上50質量%以下である請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項4】
前記非イオン性界面活性剤(B)が、下記の脂肪族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B2)を含むものである請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
脂肪族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B2):分岐構造を有する炭素数10以上20以下の1価脂肪族アルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを付加させた化合物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の炭素繊維前駆体用処理剤が付着していることを特徴とする炭素繊維前駆体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐炎化繊維の毛羽を低減できる炭素繊維前駆体用処理剤及びそれにより得られた炭素繊維前駆体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、炭素繊維は、例えばマトリックス樹脂と組み合わせた炭素繊維複合材料又は難燃・防炎素材として、建材、輸送機器等の各分野において広く利用されている。例えば、炭素繊維は、炭素繊維前駆体として例えばアクリル繊維を紡糸する工程、繊維を延伸する工程、耐炎化工程、及び炭素化工程を経て製造される。炭素繊維前駆体には、炭素繊維前駆体の紡糸工程において集束性を付与するために、炭素繊維前駆体用処理剤が用いられることがある。
【0003】
従来、特許文献1に開示される炭素繊維前駆体用処理剤が知られている。特許文献1は、窒素原子を含む変性基を持つ変性シリコーン、界面活性剤及び水を含有し、所定のジメチルアセトアミド溶解度を有する炭素繊維製造用アクリル繊維処理剤について開示する。特許文献2は、所定の粘度を有するアミノ変性シリコーンを油剤純分中に50重量%以上含有し、且つポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体及び/又はその誘導体を油剤純分中に5~20重量%含有する炭素繊維製造用アクリル繊維油剤について開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-052176号公報
特開2006-336181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来の炭素繊維前駆体用処理剤は、炭素繊維前駆体用処理剤が付与された炭素繊維前駆体を耐炎化処理した後の耐炎化繊維の毛羽の低減効果が不十分であるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、非イオン性界面活性剤として所定の芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体を含む炭素繊維前駆体用処理剤がまさしく好適であることを見出した。
【0007】
上記課題を解決する各態様を記載する。
態様1の炭素繊維前駆体用処理剤では、平滑剤(A)、及び非イオン性界面活性剤(B)を含有する炭素繊維前駆体用処理剤であって、前記非イオン性界面活性剤(B)が、下記の芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)を含むものであることを特徴とする。
【0008】
芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1):下記一般式(1)で示されるアルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上100モル以下付加させた化合物。
【0009】
JPEG
2025040599000001.jpg
31
105
(化1において、
R
1
:二重結合を1つ以上有する炭素数10以上20以下の炭化水素基。)
態様2は、態様1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤において、前記平滑剤(A)が、シリコーン化合物(A1)を含むものである。
【0010】
態様3は、態様1又は2に記載の炭素繊維前駆体用処理剤において、前記炭素繊維前駆体用処理剤の不揮発分における前記(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)の含有割合が1質量%以上50質量%以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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