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公開番号2025040600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147503
出願日2023-09-12
発明の名称強化繊維用サイジング剤及び強化繊維
出願人竹本油脂株式会社
代理人個人,個人
主分類D06M 15/53 20060101AFI20250317BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】毛羽を低減できる強化繊維用サイジング剤及びそれにより得られた強化繊維を提供する。
【解決手段】本発明は、樹脂(A)、及び非イオン性界面活性剤(B)を含有する強化繊維用サイジング剤であって、前記非イオン性界面活性剤(B)が下記の(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)を含むものであることを特徴とする。(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)は、下記一般式(1)で示されるアルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上100モル以下付加させた化合物を示す。下記化1において、R1は、二重結合を1つ以上有する炭素数10以上20以下の炭化水素基を示す。
(化1)
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特許請求の範囲【請求項1】
樹脂(A)、及び非イオン性界面活性剤(B)を含有する強化繊維用サイジング剤であって、
前記非イオン性界面活性剤(B)が下記の(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)を含むものであることを特徴とする強化繊維用サイジング剤。
(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1):下記一般式(1)で示されるアルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上100モル以下付加させた化合物。
JPEG
2025040600000007.jpg
32
116
(化1において、


:二重結合を1つ以上有する炭素数10以上20以下の炭化水素基。)
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記樹脂(A)が、エポキシ樹脂(A1)を含むものである請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項3】
前記強化繊維用サイジング剤の不揮発分における前記(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)の含有割合が1質量%以上50質量%以下である請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項4】
前記非イオン性界面活性剤(B)が、下記の(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B2)を含むものである請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B2):前記一般式(1)で示されるアルコール以外の芳香族アルコールに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを付加させた化合物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の強化繊維用サイジング剤が付着していることを特徴とする強化繊維。
【請求項6】
前記強化繊維が、炭素繊維、又はガラス繊維である請求項5に記載の強化繊維。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛羽を低減できる強化繊維用サイジング剤及びそれにより得られた強化繊維に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、炭素繊維等の強化繊維及び母材として熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂等のマトリックス樹脂を含む材料として繊維強化樹脂複合材料が知られ、建材、輸送機器等の各分野において広く利用されている。炭素繊維等の強化繊維及びマトリックス樹脂との界面の接着性等を向上させるためにサイジング剤を強化繊維に付着させる処理が行われることがある。
【0003】
従来より、例えば特許文献1に開示の炭素繊維用サイジング組成物が知られている。特許文献1は、エポキシ樹脂等の集束剤、並びに非イオン界面活性剤としてジスチレン化フェノールのアルキレンオキサイド付加物及びトリスチレン化フェノールのアルキレンオキサイド付加物を含む炭素繊維用サイジング組成物について開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-099942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来の強化繊維用サイジング剤は、強化繊維用サイジング剤が付与された強化繊維の毛羽の低減効果が不十分であるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、非イオン性界面活性剤として所定の芳香族アルコールの(ポリ)オキシアルキレン誘導体を含む強化繊維用サイジング剤がまさしく好適であることを見出した。
【0007】
上記課題を解決する各態様を記載する。
態様1の強化繊維用サイジング剤では、樹脂(A)、及び非イオン性界面活性剤(B)を含有する強化繊維用サイジング剤であって、前記非イオン性界面活性剤(B)が下記の(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)を含むものであることを特徴とする。
【0008】
(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1):下記一般式(1)で示されるアルコール1モルに対しエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上100モル以下付加させた化合物。
【0009】
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2025040600000001.jpg
31
100
(化1において、


:二重結合を1つ以上有する炭素数10以上20以下の炭化水素基。)
態様2は、態様1に記載の強化繊維用サイジング剤において、前記樹脂(A)が、エポキシ樹脂(A1)を含むものである。
【0010】
態様3は、態様1又は2に記載の強化繊維用サイジング剤において、前記強化繊維用サイジング剤の不揮発分における前記(ポリ)オキシアルキレン誘導体(B1)の含有割合が1質量%以上50質量%以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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