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公開番号2025041516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024092879
出願日2024-06-07
発明の名称保湿剤及び保湿剤の使用方法
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250318BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本開示は、保湿機能を対象物に付与するのに適した保湿剤を提供する。
【解決手段】本開示の保湿剤は、水と、ヒューメクタント化合物と、を含む。
【選択図】図2



特許請求の範囲【請求項1】
水と、ヒューメクタント化合物と、を含む保湿剤。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ヒューメクタント化合物の含有量は、前記水の含有量100質量部に対して50質量部以上400質量部以下である、請求項1に記載の保湿剤。
【請求項3】
前記水と前記ヒューメクタント化合物との合計含有量は、前記保湿剤100質量%中に60質量%以上である、請求項1に記載の保湿剤。
【請求項4】
前記ヒューメクタント化合物として、炭素数1~20の有機基が有する炭素原子に、ヘテロ原子を介して水素原子が結合した構造を有するヘテロ化合物を含む、請求項1に記載の保湿剤。
【請求項5】
前記ヘテロ原子は、窒素原子又は酸素原子である、請求項4に記載の保湿剤。
【請求項6】
前記ヘテロ化合物は、1分子中に水酸基を3個以上有する糖アルコール、及び、炭素数2~20のオキシアルキレン基を1分子中に平均1~500個有する(ポリ)アルキレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項4に記載の保湿剤。
【請求項7】
前記ヒューメクタント化合物として、(ポリ)グリセリンを含む、請求項1に記載の保湿剤。
【請求項8】
前記ヒューメクタント化合物として、グリセリンと、ポリグリセリンとを含む、請求項1に記載の保湿剤。
【請求項9】
合成繊維布に用いられる保湿剤である、請求項1~8のいずれかに記載の保湿剤。
【請求項10】
前記合成繊維布は、起毛部及びパイル部からなる群より選ばれる少なくとも1種を備える、請求項9に記載の保湿剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
以下の開示は、保湿剤及び保湿剤の使用方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
保湿機能を任意の対象物に付与する手法に関し、特許文献1には、アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、多価アルコール及び水性液体を含有する保湿剤組成物を、不織布等に付与する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4892400号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、保湿機能を対象物に付与するのに適した保湿剤及びその使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示1の保湿剤は、水と、ヒューメクタント化合物と、を含む。
本開示2の保湿剤は、上記ヒューメクタント化合物の含有量が、上記水の含有量100質量部に対して50質量部以上400質量部以下である、本開示1の保湿剤である。
本開示3の保湿剤は、上記水と上記ヒューメクタント化合物との合計含有量が、上記保湿剤100質量%中に60質量%以上である、本開示1又は2の保湿剤である。
本開示4の保湿剤は、上記ヒューメクタント化合物として、炭素数1~20の有機基が有する炭素原子に、ヘテロ原子を介して水素原子が結合した構造を有するヘテロ化合物を含む、本開示1~3のいずれかの保湿剤である。
本開示5の保湿剤は、上記ヘテロ原子が、窒素原子又は酸素原子である、本開示4の保湿剤である。
本開示6の保湿剤は、上記ヘテロ化合物が、1分子中に水酸基を3個以上有する糖アルコール、及び、炭素数2~20のオキシアルキレン基を1分子中に平均1~500個有する(ポリ)アルキレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種である、本開示4又5の保湿剤である。
本開示7の保湿剤は、上記ヒューメクタント化合物として、(ポリ)グリセリンを含む、本開示1~6のいずれかの保湿剤である。
本開示8の保湿剤は、上記ヒューメクタント化合物として、グリセリンと、ポリグリセリンとを含む、本開示1~6のいずれかの保湿剤である。
本開示9の保湿剤は、合成繊維布に用いられる保湿剤である、本開示1~8のいずれかの保湿剤である。
本開示10の保湿剤は、合成繊維布が、起毛部及びパイル部からなる群より選ばれる少なくとも1種を備える、本開示9の保湿剤である。
本開示11の保湿剤は、起毛布及びパイル布からなる群より選ばれる少なくとも1つの布に用いられる保湿剤である、本開示1~8のいずれかの保湿剤である。
本開示12の保湿剤は、上記布が、合繊繊維布、フランネル布又は毛皮である、本開示11の保湿剤である。
本開示13の保湿剤の使用方法は、合繊繊維布に、本開示1~12のいずれかの保湿剤を使用する方法である。
本開示14の保湿剤の使用方法は、起毛布及びパイル布からなる群より選ばれる少なくとも1つの布に、本開示1~12のいずれかの保湿剤を使用する方法である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、保湿機能を対象物に付与するのに適した保湿剤及びその使用方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
評価試験IIIにおいて、被験者1名が両腕にアームカバーを着用した時の状態を撮影した写真である。
評価試験IIIの結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書中、用語「含む」及び「少なくとも含む」は、特に断りのない限り、他の構成要素を更に含むこともできることを意味する。用語「又は」は、特に断りのない限り、適宜組み合わせることのできる選択肢を示す。例えば「A、B又はC」との記載は、A、B及びCのいずれか一つであってもよいし、A、B及びCのうち2以上の組み合わせであってもよいことを意味する。また、数値範囲「A~B」は、A以上B以下を意味する。「A以上」には数値Aが含まれ、「B以下」には数値Bが含まれる。
【0009】
本実施形態の保湿剤は、肌や髪等を保湿する保湿機能を対象物に付与し得るものである。上記保湿剤は、水と、ヒューメクタント化合物と、を含む。上記保湿剤は更に、これら以外の成分(「他の成分」とも称す)を含んでもよい。各成分としては、それぞれ1種又は2種以上用いることができる。このように水とヒューメクタント化合物とを含み、他の成分を更に含んでもよい組成物を含む保湿剤も、本開示の保湿剤に含まれる。
【0010】
上記保湿剤において、水とヒューメクタント化合物との合計含有量は、上記保湿剤100質量%中に60質量%以上であることが好適である。これにより、上記保湿剤が、保湿機能を対象物に付与するのにより一層適したものとなる。水とヒューメクタント化合物との合計含有量は、上記保湿剤100質量%中において、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは80質量%以上、特に好ましくは90質量%以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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