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公開番号2025041173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148303
出願日2023-09-13
発明の名称金属イオン水生成装置を使用した茶加工品および茶加工方法
出願人個人
代理人個人
主分類A23F 3/16 20060101AFI20250318BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】大量生産に適し、更に安全性が確保された緑色発色を維持した茶加工品ならびにその製造方法を提供する。
【解決手段】この発明は、銅イオンと亜鉛イオンに水をくわえて、銅および亜鉛イオンを溶出させた希釈イオン水に、茶葉を粉砕破砕・混合・攪拌して、固液分離機で、ペースト状の茶食品と茶飲料に分離してなる、茶加工品およびその製法に関する。本発明では、銅および亜鉛イオンを含有する希釈イオン水が、銅と亜鉛の合金、または銅と亜鉛からなる金属繊維に水をくわえて溶出させてなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
銅と亜鉛に水を加えて銅イオンおよび亜鉛イオンを溶出させた希釈イオン水に茶葉を粉砕破砕・混合・攪拌して個液分離機で、ペースト状の茶食品と茶飲料に分離してなる茶加工品。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
銅および亜鉛イオンを含有する希釈イオン水が、銅と亜鉛の合金、または銅と亜鉛からなる金属繊維に水をくわえて溶出させてなることを特徴とする請求項1に記載の茶加工品。
【請求項3】
銅イオンと亜鉛イオンに水を加えて銅および亜鉛イオンを溶出させた希釈イオン水に茶葉を粉砕破砕・混合・攪拌して個液分離機で、ペースト状の茶食品と茶飲料に分離してなる茶加工品の製法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属イオン水生成装置を使用しペースト状の茶食品と茶飲料に分離して得られる茶加工品および茶加工方法に関する。
また、生茶葉本来の鮮やかな緑色発色を維持することのできる茶加工品に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、健康志向の高まりとともに、保険成分(カテキン、ポリフェノール、ビタミンC等)が豊富に含まれる緑茶飲料が幅広い年代に好まれており、ペットボトル飲料等の形態で広く普及している。しかしながら現状での製品は、製茶加工された緑茶を原料にはしているものの、クロロフィルの変質により緑色ではなく黄緑色、褐色となってしまっているのが実情である。これは緑色を呈するクロロフィルは、光、熱、酸に極めて弱く、更に水が共存した状態ではポリフェノール類の酸化重合等により褐色化してしまうからである。
このため例えばペットボトル入りの茶飲料にあっては、ボトルに緑色のフィルムを外着してあたかも中身が緑色であるかのように装ったり、緑色の着色料、抹茶、玉露粉末等を中身に混入して緑色を補填することが行われている。
【0003】
一方、茶葉等の植物成分本来の緑色を保持するための技術として、クロロフィル中のマグネシウムを銅イオンに置換する銅クロロフィル化とよばれる手法が知られており、茶の抽出液や茶の緑色を維持した状態で製品として提供することが可能となっている。
これらの植物本来の緑色を保持するための技術は、茶抽出液や茶葉を銅製の鍋で煮沸することにより鍋から抽出した銅イオンをクロロフィルに作用させたり、茶抽出液を銅粒が充填されたカラムに流し込んでクロロフィルと銅粒とを接触させる等の手法が採られるものである。
しかしながらこれらの手法にあっては、銅イオンの溶出量の調整が困難であり、更に銅の溶出速度が遅いため、大量生産には不向きなものであった。
また、銅は人間にとって必須の元素ではあるものの、過剰に摂取された場合には中毒を引き起こす場合があるため、銅イオンの溶出量が把握できない従来手法は、安全性が確保されたものとは言えなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような背景を考慮してなされたものであって、大量生産に適し、更に安全性が確保された緑色発色を維持した茶加工品ならびにその製造方法の開発を技術課題としたものである。
茶加工品は、光や酸化等に弱く、時間の経過により、退色が起きる場合が多い。そこで、茶加工製品の退色防止のため、茶葉に銅及び亜鉛等の金属を添加する茶加工方法 が実施されてきたが、茶葉の大きさ、加熱時間及び添加物濃度等が適切でない場合、茶加 工製品の退色が防げないばかりか、加工処理に要する時間が多くかかってしまい、生産性が低下してしまうことがあった。
【0006】
本出願人は、銅イオンの効能だけでなく、亜鉛イオンの効能には、活性酸素を除去するなどの抗酸化作用に有効なミネラルであり、銅イオンと共に摂取できれば身体に有益な茶加工品を得ることができると創案し、本発明を完成させるに至った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態のペーストまたは液体状の茶食品であり、且つ、含有されている銅イオンや亜鉛イオン量が豊富に含まれた体に有効な茶加工品であることを特徴とする。
更に詳しくは、銅と亜鉛に水を加えて銅イオンおよび亜鉛イオンを溶出させた希釈イオン水に茶葉を混合・破砕・攪拌して個液分離機で、ペースト状の茶食品と茶飲料に分離してなる茶加工品および茶加工品の製法であることを特徴とする。
【0008】
また、銅および亜鉛イオンを含有する希釈イオン水が、銅と亜鉛の合金、または銅と亜鉛からなる金属繊維に水をくわえて溶出させてなることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、人間の食用や飲用に用いることで、人体にとって効用の高いミネラル分の摂取や活性酸素除去酵素としての摂取を容易に摂取ができる。
また、家畜などの動物の飼料として用いれば、殺菌力を高めて感染症対策として用いることができ、また水中では亜鉛の方が銅より多く溶出して水質の浄化を図ることもできる。
【0010】
また、緑色発色を維持した茶加工品は、銅および亜鉛イオンを含有する希釈イオン水と、乾燥茶葉とが混合粉砕処理され、更に銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態の液体であり、且つ、含有されている銅イオン量が把握されたものであることを特徴としてなるものである。
この発明によれば銅クロロフィル化処理が施された液体を市場に供給するにあたり、液体に含まれる銅イオンの量が把握されているため、消費者は一日の所要量あるいは摂取制限量以上に摂取してしまうのを回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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