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公開番号2025040602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147509
出願日2023-09-12
発明の名称駆動装置、及び、インキュベーター
出願人株式会社SCREENホールディングス
代理人弁理士法人あい特許事務所,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250317BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】試料収容室が大きくなることを抑制できる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置5は、第1保持部材171と、第1内部従動体173と、外部移動体193と、外部移動機構191とを備える、第1保持部材171は、インキュベーター1の試料収容室3の内部に配置され、試料を配置する試料配置部材100を保持する。第1内部従動体173は、試料収容室3の内部に配置され、第1保持部材171に固定される。外部移動体193は、試料収容室3の外部に配置される。外部移動機構191は、試料収容室3の外部に配置され、外部移動体193を移動させる。第1内部従動体173と外部移動体193とのうちの一方は、磁石である。第1内部従動体173と外部移動体193とのうちの他方は、磁石又は磁性体である。第1内部従動体173は、磁力によって外部移動体193の移動に従って移動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
インキュベーターの試料収容室の内部に配置され、試料を配置する試料配置部材を保持する第１保持部材と、
前記試料収容室の内部に配置され、前記第１保持部材に固定される第１内部従動体と、
前記試料収容室の外部に配置される外部移動体と、
前記試料収容室の外部に配置され、前記外部移動体を移動させる外部移動機構と
を備え、
前記第１内部従動体と前記外部移動体とのうちの一方は、磁石であり、
前記第１内部従動体と前記外部移動体とのうちの他方は、磁石又は磁性体であり、
前記第１内部従動体は、磁力によって前記外部移動体の移動に従って移動する、駆動装置。
続きを表示（約 580 文字）【請求項２】
前記試料収容室の内部に配置され、前記第１保持部材に回転自在に配置される内部回転体を更に備える、請求項１に記載の駆動装置。
【請求項３】
前記内部回転体は、球体である、請求項２に記載の駆動装置。
【請求項４】
前記外部移動機構は、第１方向及び第２方向に前記外部移動体を移動し、
前記第２方向は、前記第１方向に対して交差する方向を示す、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の駆動装置。
【請求項５】
前記試料収容室の内部に配置され、前記第１保持部材を保持する第２保持部材と、
前記試料収容室の内部に配置され、前記第２保持部材に接続される第２内部従動体と、
前記試料収容室の外部に配置される外部回転体と、
前記試料収容室の外部に配置され、前記外部回転体を回転させる外部回転機構と
を更に備え、
前記第２内部従動体及び前記外部回転体の各々は、磁石であり、
前記第２内部従動体は、磁力によって前記外部回転体の回転に従って回転する、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の駆動装置。
【請求項６】
請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の駆動装置と、
前記試料収容室と
を備える、インキュベーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、駆動装置、及び、インキュベーターに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載された搬送装置は、シャーレをインキュベーターまで搬送する。シャーレは試料を収容する。
【０００３】
具体的には、搬送装置は、入れ物と、搬送ベルトと、２つの駆動手段と、第１の磁気駆動装置と、第２の磁気駆動装置とを備える。入れ物は、搬送ベルト、２つの駆動手段、及び、第１の磁気駆動装置を収容する。
【０００４】
搬送ベルトは、２つの駆動手段によって駆動される。搬送ベルトは、搬送面の下に設置される。第１の磁気駆動装置は、搬送ベルトに固定される。第２の磁気駆動装置は、搬送面上に位置決めされ、搬送面を介して第１の磁気駆動装置によって駆動される。そして、第２の磁気駆動装置は、搬送面を横切るようにシャーレの案内移動を可能にするためにシャーレの外壁に接触力を加える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特表２０１６－５３４９５３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１に記載された搬送装置は、シャーレをインキュベーターに搬送するに過ぎない。また、搬送装置をインキュベーターの試料収容室の内部に設置し、試料収容室の内部でシャーレを搬送する場合、試料収容室は、搬送装置が内部に設置されていない試料収容室よりも大きくなる。なぜなら、全ての駆動要素（搬送ベルト、２つの駆動手段、第１の磁気駆動装置、第２の磁気駆動装置）が、試料収容室の内部に設置されるからである。
【０００７】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、試料収容室が大きくなることを抑制できる駆動装置、及び、インキュベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一局面によれば、駆動装置は、第１保持部材と、第１内部従動体と、外部移動体と、外部移動機構とを備える、第１保持部材は、インキュベーターの試料収容室の内部に配置され、試料を配置する試料配置部材を保持する。第１内部従動体は、前記試料収容室の内部に配置され、前記第１保持部材に固定される。外部移動体は、前記試料収容室の外部に配置される。外部移動機構は、前記試料収容室の外部に配置され、前記外部移動体を移動させる。前記第１内部従動体と前記外部移動体とのうちの一方は、磁石である。前記第１内部従動体と前記外部移動体とのうちの他方は、磁石又は磁性体である。前記第１内部従動体は、磁力によって前記外部移動体の移動に従って移動する。
【０００９】
本発明の一態様においては、駆動装置は、内部回転体を更に備えることが好ましい。内部回転体は、前記試料収容室の内部に配置され、前記第１保持部材に回転自在に配置されることが好ましい。
【００１０】
本発明の一態様においては、前記内部回転体は、球体であることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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