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公開番号2025040243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023147044
出願日2023-09-11
発明の名称口腔用組成物
出願人サンスター株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250314BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた防腐効果を有する口腔用組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、水分活性が0.80以上0.90以下である口腔用組成物であって、プロピレングリコール及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも一種のジオール、並びにソルビトールを含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
水分活性が０．８０以上０．９０以下である口腔用組成物であって、プロピレングリコール及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも一種のジオール、並びにソルビトールを含有することを特徴とする口腔用組成物。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記口腔用組成物中における前記ソルビトールの含有量は、２２質量％以上３３質量％以下である請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項３】
さらに、グリセリンを含有し、前記口腔用組成物中における前記グリセリンの含有量及び前記ソルビトールの含有量の合計は、２２質量％以上３３質量％以下である請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項４】
さらに、イソマルトを含有する請求項１～３のいずれか一項に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、優れた防腐効果を有する口腔用組成物に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
一般に、防腐剤としてパラベン類を配合した口腔用組成物が知られている。しかしながら、消費者の安全志向の高まり等により防腐剤の配合量を低減させた組成物が望まれていた。
【０００３】
従来より、特許文献１に開示される口腔用組成物が知られている。特許文献１は、ポリグリセリン脂肪酸エステル、キレート剤、キシリトール及び／又はエリスリトール、及びグリセリンを含有してなることを特徴とする歯磨剤組成物について開示する。グリセリン等の湿潤剤は、組成物中の水分活性を下げ、防腐力を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１２－１８０３４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、グリセリン等の湿潤剤について、歯磨き粉等の口腔用組成物の場合、防腐力を高めるために配合量を増加させると、粘度が高まり、取り扱い性が低下するといった問題があった。そのため、グリセリン等の湿潤剤では、十分な防腐効果が得られない場合があるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、水分活性が０．８０以上０．９０以下である口腔用組成物において、プロピレングリコール及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも一種のジオール、並びにソルビトールを併用することにより、優れた防腐効果を発揮することを新たに見出した。
【０００７】
上記課題を解決する各態様を記載する。
態様１の口腔用組成物は、水分活性が０．８０以上０．９０以下である口腔用組成物であって、プロピレングリコール及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも一種のジオール、並びにソルビトールを含有することを特徴とする。
【０００８】
態様２は、態様１に記載の口腔用組成物において、前記口腔用組成物中における前記ソルビトールの含有量は、２２質量％以上３３質量％以下である。
態様３は、態様１又は２に記載の口腔用組成物において、さらに、グリセリンを含有し、前記口腔用組成物中における前記グリセリンの含有量及び前記ソルビトールの含有量の合計は、２２質量％以上３３質量％以下である。
【０００９】
態様４は、態様１～３のいずれか一態様に記載の口腔用組成物において、さらに、イソマルトを含有する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、水分活性が０．８０以上０．９０以下である口腔用組成物において、優れた防腐効果を発揮できる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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