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公開番号
2025040209
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023146981
出願日
2023-09-11
発明の名称
ケース機器、時計及びケース機器の製造方法
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G04B
43/00 20060101AFI20250314BHJP(時計)
要約
【課題】良好な設計性を有するケース機器、時計及びケース機器の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一形態にかかるケース機器(時計ケース10)は、筒状の周壁部を有するセンターケース(11)と、前記センターケース(11)に配され、弾性材料で構成されるとともに接着性を有する弾性テープ(53、54)を有する緩衝部(51、52)と、前記センターケース(11)及び前記緩衝部(51)の外周側を覆う外装ケース(13)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の周壁部を有するセンターケースと、
前記センターケースに配され、弾性材料で構成されるとともに接着性を有する緩衝部と、
前記センターケース及び前記緩衝部の外周側を覆う外装ケースと、
を備える、ケース機器。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
筒状の周壁部を有し、前記周壁部の外周面に凹部が形成されたセンターケースと、
前記センターケースの前記凹部に配され、弾性材料で構成されるとともに接着性を有する弾性テープ、及び前記凹部において前記弾性テープの外周側に配置されるプレート、を有する緩衝部と、
前記センターケース及び前記緩衝部の外周側を覆う外装ケースと、
を備える、ケース機器。
【請求項3】
前記凹部は複数形成され、
前記緩衝部は、複数の前記凹部に対応して複数箇所に設けられる、
請求項2に記載のケース機器。
【請求項4】
前記弾性テープは多孔性材料で構成される両面接着テープである、請求項2に記載のケース機器。
【請求項5】
前記プレートは前記弾性テープよりも硬質の樹脂材料で構成される、請求項2に記載のケース機器。
【請求項6】
前記プレートの外面部は、前記外装ケースに装着される際の装着方向の一端側が内側に傾斜するテーパ状の案内面を有する、請求項2に記載のケース機器。
【請求項7】
前記凹部の深さ寸法は、前記弾性テープの厚さと前記プレートの厚さの合計よりも小さく、
前記センターケースに前記外装ケースを装着した装着状態において、前記緩衝部の前記弾性テープが前記外装ケースによって圧縮される、請求項2に記載のケース機器。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載のケース機器と、
前記センターケースの前記周壁部の内側に形成される収容部に配置された時計モジュールと、
を備える、時計。
【請求項9】
筒状の周壁部の外周面に複数の凹部を有するセンターケースの前記複数の凹部に、弾性材料で構成されるとともに接着性を有する弾性テープを介して、前記複数の凹部に対応する複数のプレートをそれぞれ貼り付ける第1工程と、
前記第1工程で得た前記センターケースの外周部に外装ケースを装着する第2工程と、
を含み、
前記弾性テープ及び前記プレートは、複数の前記凹部に対応して複数設けられている、ケース機器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケース機器、時計及びケース機器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
時計や腕時計に装着するウェアラブルデバイスなどの各種機器において、回路基板や文字板などの各種部品を備えるモジュールが、ケースの内部に収容される。例えば特許文献1には、モジュールを収容する環状のケース体と、ケース体の表側を覆うカバーと、ケース体の裏側を覆う裏蓋と、ケース体の外周を覆う外装材と、を備えるケース機器が記載されている。また、ケース機器の上面側から衝撃があった場合に、カバーが変形して内部の部材が破損するのを防ぐため、カバーと内部の部材とを、衝撃吸収材として機能させる接着剤で接合することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-152510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなケース機器では、側面から衝撃を受けた場合には衝撃を吸収することは難しい。耐衝撃性を向上するために部材間に緩衝体を配置する場合がある。緩衝体は硬すぎると緩衝効果が弱く、ある程度の硬さが無いと部材を組み合付ける際の位置決めが難しい。また、緩衝体の位置や大きさによっては、外側に露出するため、外観を損なう要因となり得る。
【0005】
本発明は、良好な設計性を有するケース機器、時計及びケース機器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態にかかるケース機器は、筒状の周壁部を有するセンターケースと、前記センターケースに配され、弾性材料で構成されるとともに接着性のある弾性テープを有する緩衝部と、前記センターケース及び前記緩衝部の外周側を覆う外装ケースと、を備える。
本発明の他形態にかかるケース機器は、筒状の周壁部を有し、外周面に凹部を有するセンターケースと、前記センターケースの前記凹部に配され、弾性材料で構成されるとともに接着性を有する弾性テープ、及び前記凹部において前記弾性テープの外周側に配置されるプレート、を有する緩衝部と、前記センターケース及び前記緩衝部の外周側を覆う外装ケースと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、良好な設計性を有するケース機器、時計及びケース機器の製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る時計の構成を示す斜視図である。
同時計の構成を示す断面図である。
同時計のセンターケース及び緩衝部の構成を示す説明図である。
同時計の構成を示す下面図である。
(a)は同時計の第1カバープレートの構成を示す正面図である。(b)は同時計の第1カバープレートの構成を示す側面図である。(c)は同時計の第1カバープレートの構成を示す平面図である。
(a)は同時計の第2カバープレートの構成を示す正面図である。(b)は同時計の第2カバープレートの構成を示す側面図である。(c)は同時計の第2カバープレートの構成を示す平面図である。
(a)及び(b)は同時計の製造方法を示す説明図である。
第2実施形態に係る時計の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態にかかる腕時計1(機器)及び腕時計1の製造方法について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は腕時計1の構成を示す平面図である。図2は腕時計1の構成を示す断面図である。図3はセンターケース及び緩衝部の構成を示す説明図である。図4は腕時計1の下面図である。図5(a)は第1カバープレートの正面図である。図5(b)は第1カバープレートの側面図である。図5(c)は第1カバープレートの平面図である。図6(a)は第2カバープレートの正面図である。図6(b)は第2カバープレートの側面図である。図6(c)は第2カバープレートの平面図である。図7(a)、(b)は時計の製造方法において、センターケース11にベゼル13を組付ける工程を示す説明図である。
【0010】
なお、各図において、適宜構成を拡大、縮小、省略して概略的に示す。本実施形態において、例えば腕時計1はカバー30の外面が向く方を表側とし、時計ケース10の底部を構成する裏蓋部の外面が向く方を裏側として、説明する。例えば腕時計1は、裏蓋部の外面が、装着対象である腕に対向する姿勢で装着される。
(【0011】以降は省略されています)
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