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公開番号2025074748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185763
出願日2023-10-30
発明の名称情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250507BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザにとって適切な難易度の目標値であるか否かを評価できるようにする。
【解決手段】情報処理方法は、ユーザの行動の実績データに基づいて、ユーザの行動に係るパラメータに対する、ユーザが達成可能であると推定される値を示す達成可能推定値V1を算出する第1算出ステップ(ステップB3)と、第1算出ステップにより算出された達成可能推定値V1と、予め設定されたパラメータに対する目標値V2とに基づいて、ユーザが目標値V2を達成できる見込みを示す第1達成見込み率Eを算出する第2算出ステップ(ステップB7)と、第1達成見込み率Eが所定の範囲内に含まれない場合は、第1達成見込み率Eが所定の範囲内に含まれるように目標値V2を補正する第1補正ステップ(ステップB9,B10)と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの行動の実績データに基づいて、前記ユーザの行動に係るパラメータに対する、前記ユーザが達成可能であると推定される値を示す達成可能推定値を算出する第1算出ステップと、
前記第1算出ステップにより算出された前記達成可能推定値と、予め設定された前記パラメータに対する目標値とに基づいて、前記ユーザが前記目標値を達成できる見込みを示す第1達成見込み率を算出する第2算出ステップと、
前記第1達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第1達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第1補正ステップと、
を含む情報処理方法。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記第1補正ステップにおいて、前記第1達成見込み率が前記所定の範囲における最大値より最小値に近い場合、前記第1達成見込み率が前記最小値になるように前記目標値を補正し、前記第1達成見込み率が前記最小値より前記最大値に近い場合、前記第1達成見込み率が前記最大値になるように前記目標値を補正する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記達成可能推定値は、下記式(1)または下記式(2)により算出される、請求項1に記載の情報処理方法。
式(1):V1=M
式(2):V1=M(1+G)
V1:達成可能推定値
M:ユーザの行動の実績データの分布における所定範囲内の平均値
G:ユーザの行動の実績データにおけるパラメータの推移に基づいて算出した一のデータあたりの成長率
【請求項4】
前記第1達成見込み率は、下記式(3)により算出される、請求項1に記載の情報処理方法。
式(3):E=Z2/Z1
E:第1達成見込み率
Z1:統計データの累積ヒストグラムにおいて達成可能推定値に対応する累積比率
Z2:統計データの累積ヒストグラムにおいて目標値に対応する累積比率
【請求項5】
ユーザの行動に対する能力値に基づいて、前記ユーザと類似するユーザ群が所属する類似ユーザグループを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定された前記類似ユーザグループに所属するユーザ群が、予め設定された前記ユーザの行動に係るパラメータに対する目標値を達成できる見込みを示す第2達成見込み率を取得する取得ステップと、
前記第2達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第2達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第2補正ステップと、
を含み、
前記取得ステップにおいて、前記類似ユーザグループに所属するユーザ群の実績データの累積ヒストグラムにおいて前記目標値に対応する累積比率を、前記第2達成見込み率として取得する、情報処理方法。
【請求項6】
前記第2補正ステップにおいて、前記第2達成見込み率が前記所定の範囲における最大値より最小値に近い場合、前記第2達成見込み率が前記最小値になるように前記目標値を補正し、前記第2達成見込み率が前記最小値より前記最大値に近い場合、前記第2達成見込み率が前記最大値になるように前記目標値を補正する、請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
ユーザの行動の実績データに基づいて、前記ユーザの行動に係るパラメータに対する、前記ユーザが達成可能であると推定される値を示す達成可能推定値を算出する第1算出部と、
前記第1算出部により算出された前記達成可能推定値と、予め設定された前記パラメータに対する目標値とに基づいて、前記ユーザが前記目標値を達成できる見込みを示す第1達成見込み率を算出する第2算出部と、
前記第1達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第1達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第1補正部と、
を備える情報処理装置。
【請求項8】
ユーザの行動に対する能力値に基づいて、前記ユーザと類似するユーザ群が所属する類似ユーザグループを特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記類似ユーザグループに所属するユーザ群が、予め設定された前記ユーザの行動に係るパラメータに対する目標値を達成できる見込みを示す第2達成見込み率を取得する取得部と、
前記第2達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第2達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第2補正部と、
を備え、
前記取得部は、前記類似ユーザグループに所属するユーザ群の実績データの累積ヒストグラムにおいて前記目標値に対応する累積比率を、前記第2達成見込み率として取得する、情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置のコンピューターを、
ユーザの行動の実績データに基づいて、前記ユーザの行動に係るパラメータに対する、前記ユーザが達成可能であると推定される値を示す達成可能推定値を算出する第1算出部、
前記第1算出部により算出された前記達成可能推定値と、予め設定された前記パラメータに対する目標値とに基づいて、前記ユーザが前記目標値を達成できる見込みを示す第1達成見込み率を算出する第2算出部、
前記第1達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第1達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第1補正部、
として機能させるプログラム。
【請求項10】
情報処理装置のコンピューターを、
ユーザの行動に対する能力値に基づいて、前記ユーザと類似するユーザ群が所属する類似ユーザグループを特定する特定部、
前記特定部により特定された前記類似ユーザグループに所属するユーザ群が、予め設定された前記ユーザの行動に係るパラメータに対する目標値を達成できる見込みを示す第2達成見込み率を取得する取得部、
前記第2達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第2達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第2補正部、
として機能させ、
前記取得部は、前記類似ユーザグループに所属するユーザ群の実績データの累積ヒストグラムにおいて前記目標値に対応する累積比率を、前記第2達成見込み率として取得する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが取り組む運動、学習等の行動における目標値を設定するシステムがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、以下の目標値決定装置が開示されている。具体的には、当該装置は、ユーザの歩行運動等における目標値と実績値の履歴、及び次の達成値に対する見込み値の履歴を保持している。そして、当該装置は、当日の実績値確定後のタイミングで上記の履歴に基づいて翌日のユーザの歩行運動における目標値を決定する。その際、当該装置は、ユーザよる翌日の達成の見込み値の入力を受け付け、受け付けた見込み値からユーザの心理パラメータを推定して翌日の目標値を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-104373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のシステムにおいて決定される目標値は、ユーザにより入力された見込み値を加味した値であり、ユーザにとって客観的に適した難易度ではない可能性があった。
【0006】
本発明の課題は、ユーザにとって適切な難易度の目標値であるか否かを評価できる情報処理方法、情報処理装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理方法は、
ユーザの行動の実績データに基づいて、前記ユーザの行動に係るパラメータに対する、前記ユーザが達成可能であると推定される値を示す達成可能推定値を算出する第1算出ステップと、
前記第1算出ステップにより算出された前記達成可能推定値と、予め設定された前記パラメータに対する目標値とに基づいて、前記ユーザが前記目標値を達成できる見込みを示す第1達成見込み率を算出する第2算出ステップと、
前記第1達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第1達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第1補正ステップと、
を含む。
【0008】
本発明の情報処理方法は、
ユーザの行動に対する能力値に基づいて、前記ユーザと類似するユーザ群が所属する類似ユーザグループを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定された前記類似ユーザグループに所属するユーザ群が、予め設定された前記ユーザの行動に係るパラメータに対する目標値を達成できる見込みを示す第2達成見込み率を取得する取得ステップと、
前記第2達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第2達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第2補正ステップと、
を含み、
前記取得ステップにおいて、前記類似ユーザグループに所属するユーザ群の実績データの累積ヒストグラムにおいて前記目標値に対応する累積比率を、前記第2達成見込み率として取得する。
【0009】
本発明の情報処理装置は、
ユーザの行動の実績データに基づいて、前記ユーザの行動に係るパラメータに対する、前記ユーザが達成可能であると推定される値を示す達成可能推定値を算出する第1算出部と、
前記第1算出部により算出された前記達成可能推定値と、予め設定された前記パラメータに対する目標値とに基づいて、前記ユーザが前記目標値を達成できる見込みを示す第1達成見込み率を算出する第2算出部と、
前記第1達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第1達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第1補正部と、
を備える。
【0010】
本発明の情報処理装置は、
ユーザの行動に対する能力値に基づいて、前記ユーザと類似するユーザ群が所属する類似ユーザグループを特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記類似ユーザグループに所属するユーザ群が、予め設定された前記ユーザの行動に係るパラメータに対する目標値を達成できる見込みを示す第2達成見込み率を取得する取得部と、
前記第2達成見込み率が所定の範囲内に含まれない場合は、前記第2達成見込み率が前記所定の範囲内に含まれるように前記目標値を補正する第2補正部と、
を備え、
前記取得部は、前記類似ユーザグループに所属するユーザ群の実績データの累積ヒストグラムにおいて前記目標値に対応する累積比率を、前記第2達成見込み率として取得する。
(【0011】以降は省略されています)

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