TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025037814
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024135376
出願日
2024-08-14
発明の名称
携行型時計ムーブメントの測定用支持体
出願人
オメガ・エス アー
代理人
個人
主分類
G04D
7/12 20060101AFI20250311BHJP(時計)
要約
【課題】携行型時計ムーブメントのための測定用支持体において、ピエゾセンサーを保持する手法、周辺ノイズに対する感度を低くする手法を提供する。
【解決手段】制御メンバー410又は支持ゾーン301を半径方向Dにおいて支持する半径方向支持体を構成するように設計される、携行型時計ムーブメントのための測定用支持体500に関し、制御メンバー410又は支持ゾーン301は、携行型時計ムーブメント400を含む携行型時計ヘッド300を含むか、又はテストキャップ200に囲まれた携行型時計ムーブメント400を含み、制御メンバー410又は支持ゾーン301は、携行型時計ヘッド300又はキャップ200の応力下において測定用支持体500に半径方向に支持される位置にあり、測定用支持体500は、半径方向Dにおいて接触する単一の接触箇所530、又は半径方向Dに対し対称である横方向における一対の接触箇所540を介して支持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
制御メンバー(410)又は支持ゾーン(301)を半径方向(D)において支持する半径方向支持体を構成するように設計されている、携行型時計ムーブメントのための測定用支持体(500)であって、
前記制御メンバー(410)又は前記支持ゾーン(301)は、携行型時計ムーブメント(400)を含む携行型時計ヘッド(300)を含むか、又はテスト用キャップ(200)に囲まれた携行型時計ムーブメント(400)を含み、
前記制御メンバー(410)又は前記支持ゾーン(301)は、前記携行型時計ヘッド(300)又は前記キャップ(200)の応力下において前記測定用支持体(500)に半径方向において支持される位置にあり、
前記測定用支持体(500)は、半径方向(D)において接触する単一の接触箇所(530)、又は半径方向(D)に対して対称である横方向における一対の接触箇所(540)を介して支持する
ことを特徴とする測定用支持体(500)。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記測定用支持体(500)は、半径方向(D)における前記単一の接触箇所(530)を介して支持し、
前記測定用支持体(500)は、前記単一の接触箇所(530)の反対側にて半径方向(D)に実質的に垂直に延在しているプリント回路(52)を含み、
半径方向(D)における前記単一の接触箇所(530)の長さは、前記携行型時計ヘッド(300)にあるホーン(320)と前記プリント回路(52)の間の接触を防ぐように計算される最小の長さよりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の測定用支持体(500)。
【請求項3】
前記測定用支持体(500)には、半径方向(D)に対して対称である横方向における一対の接触箇所(540)がある
ことを特徴とする請求項1に記載の測定用支持体(500)。
【請求項4】
前記測定用支持体(500)には、逆さベル状の口(501)があり、
前記口(501)の最も広い開いている側は、検査対象の前記キャップ(200)又は前記携行型時計ヘッド(300)の方を向いており、
前記口(501)は、ベース(503)と一体的となっている、より質量があるコンセントレーター部分(502)の方へと振動を導くように構成しており、
前記ベース(503)の下に、前記キャップ(200)又は携行型時計ヘッド(300)に囲まれた携行型時計ムーブメント(400)のレート及び/又は振幅を得るように構成している測定センサー(510)が、前記測定用支持体(500)が前記キャップ(200)又は前記携行型時計ヘッド(300)に対向するように応力下で配置される位置において、保持され、
前記横方向における一対の接触箇所(540)は、前記口(501)の幾何学的な続き部分にあり、
前記口(501)には、前記横方向に離間する接触箇所(540)の間に、前記携行型時計ヘッド(300)にあるベゼル(310)の非接触通過を可能にするように構成しているくぼみ(550)がある
ことを特徴とする請求項3に記載の測定用支持体(500)。
【請求項5】
前記口(501)の内側部分は、半径方向(D)に対して回転対称である、かつ/又は実質的にコーン状に対応する形である
ことを特徴とする請求項3に記載の測定用支持体(500)。
【請求項6】
前記口(501)は、前記横方向に離間する接触箇所(540)の遠位端における最も開いた側において、測定対象の前記携行型時計ケース(300)のホーン幅よりも小さい外径(DE)を有し、
測定対象の前記キャップ(200)に囲まれる前記携行型時計ムーブメント(400)の前記制御メンバー(410)の直径よりも大きい内径(DI)を有し、
前記口(501)又は前記横方向に離間する接触箇所(540)の内側支持面(511)は、前記制御メンバー(410)に当接して前記制御メンバー(410)を受けるように構成している
ことを特徴とする請求項4に記載の測定用支持体(500)。
【請求項7】
前記制御メンバー(410)は、リュウズである
ことを特徴とする請求項1に記載の測定用支持体(500)。
【請求項8】
前記支持ゾーン(301)は、前記携行型時計ヘッド(300)にあるケースミドル部の端面である
ことを特徴とする請求項1に記載の測定用支持体(500)。
【請求項9】
前記測定センサー(510)は、ピエゾセンサーである
ことを特徴とする請求項1に記載の測定用支持体(500)。
【請求項10】
前記測定センサー(510)は、ベース(503)との接触面全体に、シアノアクリレート接着剤で接着される
ことを特徴とする請求項1に記載の測定用支持体(500)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、携行型時計(例、腕時計、懐中時計)のヘッド又はキャップが応力下で測定用支持体に支持される半径方向支持位置に、制御メンバー又は支持ゾーンの、半径方向における、半径方向支持体を構成する、携行型時計ムーブメントのための測定用支持体に関し、前記制御メンバー又は前記支持ゾーンは、携行型時計ムーブメントを含む携行型時計ヘッドによって構成し、又はテスト用キャップに囲まれた携行型時計ムーブメントによって構成する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【0002】
本発明は、携行型時計ムーブメントを監視する分野、特に、機械式ムーブメントのレート(歩度)及び/又は振幅を監視する分野、に属する。
【背景技術】
【0003】
携行型時計ムーブメントのレート及び/又は振幅の監視及び測定をするために、音響的監視を行って、(キャップに取り付けられたり、携行型時計ヘッドにおいてケースに入れられたりする)キャリバーのエスケープが発した音を捕捉して、ムーブメントのレートと振幅を測定することが知られている。
【0004】
ムーブメントや携行型時計が発する音(振動)を測定する方法はたくさんある。例えば、接触マイクロフォン、オーバーヘッドマイクロフォン、又はレーザー振動計のような光学システムはすべて可能である。
【0005】
オーバーヘッドマイクロフォンは、周辺ノイズに敏感すぎ、測定デバイス内部のノイズにも敏感すぎる。携行型時計の製造の際に、ムーブメントを10個単位のバッチでテストすることがよくある。10個のムーブメントが同時に動作している場合、各マイクロフォンは、その専用のムーブメントの音を聞くだけで済み、すぐ隣のムーブメントの音は聞く必要はない。
【0006】
レーザー振動計が実験室において用いられているが、大量生産アプリケーションにはあまりにも高価で複雑で面倒である。また、振動や環境変動に非常に敏感である。
【0007】
完全なバッチを処理するためにムーブメントをケースに搭載するために、LEDなどによる発光と反射信号分析を用いた光学的手法が適しているが、戻り信号が非常に弱く、実質的に知覚できず、上と同様に周辺ノイズから隔離することが難しい。また、この手法は、ムーブメントを保持するケースや関連するセンサーのようなポータブルなシステムにとっては、用いるエネルギーが大きすぎる。
【0008】
このような測定には、一般的に、接触マイクロフォンとして用いられるピエゾ素子を備えるセンサーを用いる。ピエゾ素子には、様々なタイプと形状のものがある。ピエゾ素子は、典型的には、バー又はディスクの形態で入手可能である。そして、シングルタイプ又はバイモルフタイプ(2つのピエゾ素子が重なっているもの)のものがある。バイモルフバーは、先験的に、はるかに敏感であるが、接触が複雑であり、とりわけはるかに高価である。
【0009】
ピエゾセンサーを使う場合、固定されたベンチ上では前記のような監視は難しくないが、ピエゾセンサーを使う場合であっても、動く物体、例えば、キャップ上にあったり、ケース内にて取り付けられた携行型時計ヘッド上にあったり、ロボットなどによって操作されるものであったり、製造ラインや制御ライン上にあったりするもの、に対して行うことはもっと難しい。
【0010】
なぜなら、ピエゾ素子は脆弱な素子であるためである。音を直接捕捉したい物を直接押すと、その物を損傷させてしまう可能性がある。可能なかぎり機械的応力を与えることを避ける必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
カシオ計算機株式会社
時計
28日前
シチズン時計株式会社
提げ時計
28日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
28日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
28日前
オメガ・エス アー
携行型時計ムーブメントの測定用支持体
23日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
1日前
カシオ計算機株式会社
ケース、時計、およびケースの製造方法
17日前
カシオ計算機株式会社
ギヤアッシー及び時計
6日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
28日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
28日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、表示制御方法及びプログラム
28日前
カシオ計算機株式会社
表示制御装置、表示装置、方法およびプログラム
7日前
カシオ計算機株式会社
表示制御装置、表示装置、方法およびプログラム
8日前
ロレックス・ソシエテ・アノニム
時計駆動装置
27日前
カシオ計算機株式会社
ケース機器、時計及びケース機器の製造方法
17日前
カシオ計算機株式会社
ギヤアッシー、時計及びギヤアッシーの製造方法
6日前
カシオ計算機株式会社
時計、情報処理装置、時刻表示方法及びプログラム
8日前
セイコーエプソン株式会社
時計、歩度測定装置、歩度測定システムおよび歩度測定方法
6日前
カシオ計算機株式会社
情報処理装置、時計、情報処理方法、時刻表示方法及びプログラム
8日前
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
エナメル加工された時計部品の製造方法
3日前
ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
改善されたインデックスシステムを含む時計調節部材、時計ムーブメント及び時計
2日前
センナ バイオサイエンシーズ インク.
新規ペプチドとその使用
15日前
他の特許を見る