TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025039766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2025003553,2023057752
出願日
2025-01-09,2023-03-31
発明の名称
感光性樹脂組成物、及び感光性エレメント
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250313BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】密着性・解像性が良好なレジストパターンを実現可能であり、かつ、長期保管後であってもゲル化を抑制できる感光性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び
(C)ビイミダゾール光重合開始剤、
を含む感光性樹脂組成物であって、前記感光性樹脂組成物は、以下の成分:
(D)(d1)トリアゾール骨格と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格と、を有する成分、
を更に含み 、そして、
上記(A)成分が、その構成単位のモノマー成分として、
(a)ヒドロキシ基を有する化合物、及び
(b)スチレン
を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び
(C)光重合開始剤、
を含む感光性樹脂組成物であって、
前記感光性樹脂組成物は、以下の成分:
(D)(d1)トリアゾール骨格と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格と、を有する成分、
を更に含み、そして、
上記(A)成分が、その構成単位のモノマー成分として、
(a)ヒドロキシ基を有する化合物、及び
(b)スチレン
を有する、感光性樹脂組成物。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記(A)成分において、前記(a)ヒドロキシ基を有する化合物が2-ヒドロキシエチルメタクリレートである、請求項1に記載の感光性樹脂組成物
【請求項3】
前記(A)成分において、前記(b)スチレンを有するモノマー成分の比率が40質量%以上である、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項4】
前記(A)成分の重量平均分子量が50000未満である、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項5】
前記(D)成分が、(d1)トリアゾール骨格と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格とを1つの分子内に有する化合物である、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項6】
前記(D)成分が、(d1)トリアゾール骨格を有する化合物と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格を有する化合物と、の混合物である、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項7】
前記(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格が、炭素数が16以上のアルキルアミン又はアルキルアルキレンジアミンである、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項8】
前記(D)成分がカルボキシル基を有する、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項9】
前記(d1)トリアゾール骨格がカルボキシベンゾトリアゾール構造を有する、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項10】
前記(C)成分が、ヘキサアリールビイミダゾール化合物を含む、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性樹脂組成物、及び感光性エレメントに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
プリント配線板は、一般的にはフォトリソグラフィープロセスを用いて製造される。フォトリソグラフィーとは、以下の工程によって、基板上に所望の配線パターンを形成する方法である。すなわち、まず、基板上に感光性樹脂組成物から成る層を形成し、該塗膜にパターン露光及び現像してレジストパターンを形成する。次いで、エッチング又はめっき処理により導体パターンを形成する。その後、基板上のレジストパターンを除去することによって、基板上に所望の配線パターンを形成する。
【0003】
近年、電子機器の小型化・高密度化に伴い、配線基板にも従来よりも微細な配線の形成が求められている。このような要求を達成する配線板の製造方法として、MSAP(Modified Semi Additive Process)及びSAP(Semi Additive Process)が注目されている。これらの方法において微細な配線を形成するためには、例えば、密着性・解像性がともに優れる硬化膜を用いて、ライン幅が12μm以下のレジストパターンを形成することが必要とされている。
【0004】
ここで、密着性・解像性等に優れた硬化膜を得ることが可能な感光性樹脂組成物を提供することを目的とし、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート単位を有するアルカリ可溶性高分子を含む、感光性樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、レジストパターン形成後の基板の変色を防止すること、及び感光性樹脂組成物の保存安定性を向上させること等を目的として、ベンゾトリアゾール化合物を使用することが知られている(例えば、特許文献2~5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2014/125884号
特開2013-246387号公報
特開2016-139154号公報
特開2020-076945号公報
特開2009-180795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の感光性樹脂組成物は、時間が経過すると組成物のゲル化が進行するため、塗布ができなくなるといった問題が発生することがある。このようなゲル化は、感光性エレメントの製造効率に悪影響を及ぼす。加えて、特許文献2~5においても、感光性樹脂組成物のゲル化については未検討であった。
更に、特許文献1~5は、レジストパターンの解像性の向上を図る観点、及びレジストパターンの基板(例えば、銅基板)に対する密着性の向上を図る観点でも検討の余地があった。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、本発明の目的は、密着性・解像性が良好なレジストパターンを実現可能であり、かつ、長期保管後であってもゲル化を抑制できる感光性樹脂組成物を提供すること、及び、かかる感光性樹脂組成物を用いて得られる感光性エレメントを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、以下のとおりである。
[1]
以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び
(C)光重合開始剤、
を含む感光性樹脂組成物であって、
前記感光性樹脂組成物は、以下の成分:
(D)(d1)トリアゾール骨格と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格と、を有する成分、
を更に含み、そして、
上記(A)成分が、その構成単位のモノマー成分として、
(a)ヒドロキシ基を有する化合物、及び
(b)スチレン
を有する、感光性樹脂組成物。
[2]
前記(A)成分において、前記(a)ヒドロキシ基を有する化合物が2-ヒドロキシエチルメタクリレートである、項目1に記載の感光性樹脂組成物
[3]
前記(A)成分において、前記(b)スチレンを有するモノマー成分の比率が40質量%以上である、項目1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
[4]
前記(A)成分の重量平均分子量が50000未満である、項目1~3のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[5]
前記(D)成分が、(d1)トリアゾール骨格と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格とを1つの分子内に有する化合物である、項目1~4のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[6]
前記(D)成分が、(d1)トリアゾール骨格を有する化合物と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格を有する化合物と、の混合物である、項目1~5のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[7]
前記(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格が、炭素数が16以上のアルキルアミン又はアルキルアルキレンジアミンである、項目1~6のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[8]
前記(D)成分がカルボキシル基を有する、項目1~7のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[9]
前記(d1)トリアゾール骨格がカルボキシベンゾトリアゾール構造を有する、項目1~8のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[10]
前記(C)成分が、ヘキサアリールビイミダゾール化合物を含む、項目1~9のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[11]
支持フィルムと、上記支持フィルム上に形成された、感光性樹脂組成物を含む感光性樹脂層と、を備える感光性エレメントであって、
前記感光性樹脂組成物が、以下の成分:
(A)アルカリ可溶性高分子、
(B)エチレン性不飽和結合を有する化合物、
(C)光重合開始剤、及び
(D)(d1)トリアゾール骨格と、(d2)長鎖アルキルアミン又は長鎖アルキルアルキレンジアミン骨格と、を有する成分、を含み、
前記(A)成分が、その構成単位のモノマー成分として、
(a)ヒドロキシ基を有する化合物、及び
(b)スチレン
を有する、感光性エレメント。
[12]
前記(A)成分において、前記(a)ヒドロキシ基を有する化合物が2-ヒドロキシエチルメタクリレートである、項目11に記載の感光性エレメント。
[13]
前記(A)成分において、前記(b)スチレンを有するモノマー成分の比率が40質量%以上である、項目11又は12に記載の感光性エレメント。
[14]
前記(A)成分の重量平均分子量が50000未満である、項目11~13のいずれか1項に記載の感光性エレメント。
[15]
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、密着性・解像性が良好なレジストパターンを実現可能であり、かつ、長期保管後であってもゲル化を抑制できる感光性樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明によれば、かかる感光性樹脂組成物を用いて得られる感光性エレメントを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
旭化成株式会社
巻回体収容箱
1か月前
旭化成株式会社
ローラモールド
3日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物
1か月前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物
1か月前
旭化成株式会社
繊維及び繊維の製造方法
21日前
旭化成株式会社
ポリアセタール樹脂組成物
3日前
旭化成株式会社
ポリアセタールの製造方法
26日前
旭化成株式会社
増粘剤、及びキャストフィルム
27日前
旭化成株式会社
グミキャンディ及びその製造方法
25日前
旭化成株式会社
共役ジエン系重合体及びゴム組成物
25日前
旭化成株式会社
植物ミルク含有飲料及びその製造方法
25日前
旭化成株式会社
セルロース微細繊維を含むウェットケーク
1か月前
旭化成株式会社
メタクリル系樹脂組成物および樹脂成形体
1か月前
旭化成株式会社
ポリエーテルケトン樹脂及びその製造方法
11日前
旭化成株式会社
射出成形用メタクリル酸メチル共重合体組成物
27日前
旭化成株式会社
ポリアセタール樹脂組成物、その成形品および物品
27日前
旭化成株式会社
推定装置、推定システム、推定方法、及びプログラム
1か月前
旭化成株式会社
多色成形用メタクリル系樹脂組成物および多色成形体
1か月前
旭化成株式会社
酸化第一銅粒子の製造方法、及び触媒担持電極の製造方法
18日前
旭化成株式会社
ポリアミド系樹脂発泡粒子及びポリアミド系樹脂発泡成形体
27日前
旭化成株式会社
ポリアミドの製造方法及び再生ポリアミド組成物の製造方法
4日前
旭化成株式会社
正浸透膜及びその製造方法
24日前
旭化成株式会社
発泡粒子、ビーズ発泡成形体、発泡用基材樹脂組成物、及び基材樹脂組成物ペレット
18日前
旭化成株式会社
熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法、成形体、並びに射出成形体及びその製造方法
1か月前
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
無機養液の製造方法及びその装置
3日前
旭化成株式会社
正浸透膜モジュール、及びその製造方法
24日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂含有物品の製造方法、ポリアミド樹脂含有粉体、及びポリアミド樹脂含有成形体
18日前
旭化成株式会社
金属配線の製造方法、金属配線製造装置、レーザ光照射制御装置及びレーザ光照射制御プログラム
1か月前
旭化成株式会社
ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
25日前
旭化成株式会社
感光性樹脂組成物およびレジストパターンの形成方法
20日前
旭化成株式会社
ポリイソシアネート組成物、樹脂組成物、樹脂硬化物、樹脂硬化膜、粘着性樹脂組成物及び表面保護フィルム
1か月前
旭化成株式会社
3Dプリンタ用の造形モデル作成支援システム、造形モデル作成支援方法、及び、造形モデル作成支援プログラム
11日前
旭化成株式会社
情報処理装置、配線パターン形成システム、情報処理方法及び制御プログラム
3日前
旭化成株式会社
エポキシ樹脂組成物、接着フィルム、プリント配線板、半導体チップパッケージ、半導体装置、及び接着フィルムの使用方法
3日前
旭化成株式会社
アミンイミド化合物、アミンイミド組成物、硬化剤、エポキシ樹脂組成物、アミンイミド化合物の製造方法、封止材、及び接着剤
1か月前
個人
スクリーン
27日前
続きを見る
他の特許を見る