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公開番号2025039106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023145957
出願日2023-09-08
発明の名称建設機械
出願人株式会社日立建機ティエラ
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250313BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】原動機室内に仕切り部材があっても、回動規制機構の解除を容易に行うことができる建設機械を提供する。
【解決手段】原動機カバー9は、エンジン7を覆う閉位置とエンジン7を外部に露出する開位置との間で上下方向に回動可能に旋回フレーム5(カウンタウエイト5C)に取付けられている。回動規制機構31は、原動機カバー9が開位置のときに、原動機カバー9が閉位置に向けて回動するのを規制する。バッテリブラケット16の左側板16Bは、原動機室18内に位置して回動規制機構31よりも上側に延びている。回動規制機構31には、把持部39Aが操作されると回動規制機構31による原動機カバー9の回動規制を解除するワイヤ39が接続されている。バッテリブラケット16の左側板16Bの上部側には、ワイヤ39の把持部39A側を支持する第1支持部41が設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
作業装置が取付けられた車体構成部材と、
前記車体構成部材に取付けられた原動機と、
前記原動機を覆う閉位置と前記原動機を外部に露出する開位置との間で上下方向に回動可能に前記車体構成部材に取付けられた原動機カバーと、
前記原動機カバーが前記開位置のときに前記原動機カバーが前記閉位置に向けて回動するのを規制する回動規制機構と、
前記原動機カバーに覆われる原動機室内に位置して前記回動規制機構よりも上側に延び、前記原動機室内を仕切る仕切り部材と、を備えた建設機械において、
前記回動規制機構には、前記回動規制機構による規制を解除するときに把持される把持部を有し、前記把持部が操作されると前記回動規制機構による前記原動機カバーの回動規制を解除するワイヤが接続されており、
前記仕切り部材の上部側には、前記ワイヤの前記把持部側を支持する第1支持部が設けられている、ことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記回動規制機構は、
所定の方向に延びるガイド穴を有し、前記車体構成部材側に設けられるガイドレールと、
一端が前記ガイドレールの前記ガイド穴に移動可能に取付けられると共に、他端が前記原動機カバーに回動可能に取付けられるロッド部材と、を備え、
前記ガイドレールの前記ガイド穴には、前記ロッド部材の前記一端と当接することにより前記原動機カバーが前記閉位置に向けて回動するのを規制する当接部が設けられており、
前記ワイヤは、前記ロッド部材の前記一端に接続されており、
前記ワイヤの前記把持部は、前記当接部よりも前記原動機カバーの回動中心から離れた側に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記第1支持部は、前記ワイヤの前記把持部側を移動可能に支持し、
前記仕切り部材には、前記回動規制機構と前記第1支持部との間に配置され、前記ワイヤの中間部を移動可能に支持する第2支持部が設けられている、請求項1に記載の建設機械。
【請求項4】
前記仕切り部材は、前記原動機とこの原動機に隣接して設けられるバッテリとの間に位置してこれらの間を仕切っており、
前記回動規制機構および前記第1支持部は、前記仕切り部材の側面のうち前記バッテリとは反対側の側面に設けられている、請求項1に記載の建設機械。
【請求項5】
前記仕切り部材の上端縁には、前記原動機カバーの回動中心から離れるに従って高さが低くなる方向に傾斜した傾斜部が設けられており、
前記原動機カバーが前記開位置のときに、前記ワイヤの前記把持部は、前記傾斜部から上側に突出して配置される、請求項1に記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベル等の建設機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、を備えている。下部走行体と上部旋回体は、油圧ショベルの車体を構成している。上部旋回体の前部には、作業装置が俯仰の動作を可能に設けられている。上部旋回体には、エンジン等の原動機を含む各種の機器が搭載されている。
【0003】
また、機械重量(総重量)が1トン程度の油圧ショベル(ミニショベル)では、レイアウト上、エンジンルーム(原動機室)を覆う一体型のエンジンカバー(原動機カバー)の上部に、運転席が取付けられていることがある。エンジンカバーには、エンジンカバーを開閉可能に支持する回転軸が設けられている。日常点検、内部のメンテナンス等でエンジンカバーを開閉するときは、運転席が取付けられた状態のまま回転軸を中心にエンジンカバーを回動させる。
【0004】
ここで、油圧ショベルは、例えば特許文献1等に記載されているように、メンテナンスの最中に意図せずカバーが閉じないように、カバーを開状態に保持するカバー保持機構が設けられる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-237995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のカバー保持機構は、ストッパ部材を持ち上げることにより、カバー保持機構による開状態の保持を解除する。このようなカバー保持機構を、1トン程度の油圧ショベル(ミニショベル)のエンジンカバーに用いる場合を考える。この場合、メンテナンス開口を広く確保しようとすると、カバー保持機構をエンジンルーム内の奥まった所にレイアウトする必要があり、カバー保持機構へのアクセス性が悪くなる。
【0007】
特に、エンジンルーム内を区画するために、エンジンルーム内に上側に向けて張り出す仕切り部材が設けられている場合は、カバー保持機構が仕切り部材に遮られるため、よりカバー保持機構へのアクセス性が悪くなる。また、カバー保持機構により開状態に保持されているにも関わらず、これに気が付かずにエンジンカバーを無理に閉じる作業が行われた場合に、カバー保持機構が損傷する可能性もある。
【0008】
本発明の目的の一つは、エンジンルーム(原動機室)内に仕切り部材があっても、カバー保持機構(回動規制機構)の解除を容易に行うことができる建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、好ましくは、作業装置が取付けられた車体構成部材と、前記車体構成部材に取付けられた原動機と、前記原動機を覆う閉位置と前記原動機を外部に露出する開位置との間で上下方向に回動可能に前記車体構成部材に取付けられた原動機カバーと、前記原動機カバーが前記開位置のときに前記原動機カバーが前記閉位置に向けて回動するのを規制する回動規制機構と、前記原動機カバーに覆われる原動機室内に位置して前記回動規制機構よりも上側に延び、前記原動機室内を仕切る仕切り部材と、を備えた建設機械において、前記回動規制機構には、前記回動規制機構による規制を解除するときに把持される把持部を有し、前記把持部が操作されると前記回動規制機構による前記原動機カバーの回動規制を解除するワイヤが接続されており、前記仕切り部材の上部側には、前記ワイヤの前記把持部側を支持する第1支持部が設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、原動機室内に仕切り部材があっても、回動規制機構の解除を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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