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公開番号
2025038802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145630
出願日
2023-09-07
発明の名称
絶縁抵抗検出装置および絶縁抵抗検出方法
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01R
31/52 20200101AFI20250312BHJP(測定;試験)
要約
【課題】絶縁抵抗の異常判定に要する時間を短縮できる絶縁抵抗検出装置および絶縁抵抗検出方法を提供すること。
【解決手段】本願に係る絶縁抵抗検出装置は、コントローラと、促進回路とを備える。コントローラは、電池の正極側に接続される第1のスイッチおよび負極側に接続される第2のスイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフすることで、電池と、電池の絶縁抵抗と、検出抵抗とで直列回路を形成し、検出抵抗に印加される電圧値に基づいて絶縁抵抗の異常を検出する。促進回路は、検出抵抗に並列して接続され、一方のスイッチをオンした際に検出抵抗に印加される電圧値の減少割合を高める。コントローラは、促進回路によって低下した電圧値に基づいて絶縁抵抗の異常を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電池の正極側に接続される第1のスイッチおよび負極側に接続される第2のスイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフすることで、前記電池と、前記電池の絶縁抵抗と、検出抵抗とで直列回路を形成し、前記検出抵抗に印加される電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の異常を検出するコントローラと、
前記検出抵抗に並列して接続され、前記一方のスイッチをオンした際に前記検出抵抗に印加される電圧値の減少割合を高める促進回路と、を備え、
前記コントローラは、
前記促進回路によって低下した前記電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の異常を検出する
絶縁抵抗検出装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記促進回路は、
前記直列回路の時定数を小さくする回路である
請求項1に記載の絶縁抵抗検出装置。
【請求項3】
前記促進回路は、
第3のスイッチと抵抗とが直列に接続されて構成され、
前記コントローラは、
前記一方のスイッチをオンする際に、前記促進回路の前記第3のスイッチをオンする
請求項1に記載の絶縁抵抗検出装置。
【請求項4】
前記促進回路は、
定電流回路を含み、
前記コントローラは、
前記一方のスイッチをオンする際に、前記定電流回路をオンする
請求項1に記載の絶縁抵抗検出装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記検出抵抗に印加される電圧値の変化率が閾値未満となった場合に、前記促進回路の動作を停止させる
請求項1に記載の絶縁抵抗検出装置。
【請求項6】
絶縁抵抗検出装置が実行する絶縁抵抗検出方法であって、
電池の正極側に接続される第1のスイッチおよび負極側に接続される第2のスイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフすることで、前記電池と、前記電池の絶縁抵抗と、検出抵抗とで直列回路を形成し、前記検出抵抗に印加される電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の異常を検出し、
前記検出抵抗に並列して接続される促進回路により、前記一方のスイッチをオンした際に前記検出抵抗に印加される電圧値の減少割合を高め、
前記促進回路によって低下した前記電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の異常を検出する
絶縁抵抗検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁抵抗検出装置および絶縁抵抗検出方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電池と、電池の絶縁抵抗と、絶縁検出用の抵抗(以下、検出抵抗)とで直列回路を形成した状態で検出抵抗の電圧を計測し、計測した電圧に基づいて絶縁抵抗の異常を検出する絶縁抵抗検出装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-66090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、電池と絶縁抵抗検出装置との間にコモン容量が存在する場合、コモン容量に溜まった電荷が上記の直列回路に流れるため、検出抵抗の電圧に誤差が生じる。この点に関して、コモン容量に溜まった電荷が完全に放電された後に検出抵抗の電圧を計測する方法が考えられるが、その場合には、電荷が完全に放電されるまで待つ必要があるため、絶縁抵抗の異常を判定するまでに時間を要してしまう。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、絶縁抵抗の異常判定に要する時間を短縮できる絶縁抵抗検出装置および絶縁抵抗検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る絶縁抵抗検出装置は、コントローラと、促進回路とを備える。前記コントローラは、電池の正極側に接続される第1のスイッチおよび負極側に接続される第2のスイッチのうち、一方のスイッチをオンし、他方のスイッチをオフすることで、前記電池と、前記電池の絶縁抵抗と、検出抵抗とで直列回路を形成し、前記検出抵抗に印加される電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の異常を検出する。前記促進回路は、前記検出抵抗に並列して接続され、前記一方のスイッチをオンした際に前記検出抵抗に印加される電圧値の減少割合を高める。前記コントローラは、前記促進回路によって低下した前記電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の異常を検出する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、絶縁抵抗の異常判定に要する時間を短縮できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係る絶縁抵抗検出装置の構成例を示す説明図である。
図2は、第1の実施形態に係る絶縁抵抗検出装置の動作例を示す説明図である。
図3は、第1の実施形態に係る絶縁抵抗検出装置の動作例を示す説明図である。
図4Aは、第1の実施形態に係る絶縁異常の検出処理を説明するための図である。
図4Bは、第1の実施形態の変形例に係る絶縁異常の検出処理を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係る制御部が実行する第1検出処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、第1の実施形態に係る制御部が実行する第2検出処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、第2の実施形態に係る絶縁抵抗検出装置の構成例を示す説明図である。
図8は、第2の実施形態に係る絶縁抵抗検出装置の動作例を示す説明図である。
図9は、第2の実施形態に係る絶縁抵抗検出装置の動作例を示す説明図である。
図10は、検出抵抗に印加される電圧を示す図である。
図11は、促進回路の他の構成例を示す図である。
図12は、第2の実施形態に係る制御部が実行する検出処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、絶縁抵抗検出装置、絶縁抵抗検出方法および絶縁抵抗検出プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。実施形態に係る絶縁抵抗検出装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車など、電気モータの駆動力を使用して走行する車両に搭載される。
【0010】
なお、実施形態に係る電源制御装置が搭載される車両は、内燃機関によって走行するエンジン自動車であってもよい。実施形態に係る電源制御装置は、自動運転機能を備える車両に搭載されて負荷へ電力を供給する装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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