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公開番号
2025050538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159389
出願日
2023-09-25
発明の名称
レベル計
出願人
株式会社キーエンス
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
G01F
23/284 20060101AFI20250328BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザがレベルの変化量を視覚的に把握し易いレベル計を提供する。
【解決手段】レベル計10は容器70に収容される収容物72のレベルYを測定する。複数の時刻におけるレベルYに基づき、複数の時刻同士の間のレベルの変化量を表すレベル変化量が決定される。表示部は、測定されたレベル、および決定されたレベル変化量を表示する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
容器に収容される収容物のレベルを測定するレベル計において、
前記レベルを測定するための測定信号を送信する送信回路と、前記測定信号が前記収容物で反射したことによる反射信号を受信する受信回路と、を備える送受信部と、
前記受信回路が受信した前記反射信号と、前記容器に関する容器情報と、に基づいて前記レベルを決定するレベル決定部と、
複数の時刻における前記レベルに基づき、前記複数の時刻同士の間の前記レベルの変化量を表すレベル変化量を決定する変化量決定部と、
前記レベル決定部で決定される前記レベル、および前記変化量決定部により決定される前記レベル変化量を表示する表示部と、
を備えるレベル計。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記表示部は、前記レベルと前記レベル変化量を、同時に表示する、または切り替えて表示する、請求項1のレベル計。
【請求項3】
前記変化量決定部は、予め定められた変化量更新間隔ごとに、前記レベル変化量を決定し、また、予め定められた積算期間内における前記変化量更新間隔ごとの前記レベル変化量を積算した変化積算量を算出し、
前記表示部は、前記変化積算量を表示するとともに、予め定められた表示応答間隔ごとに、前記変化積算量の表示を更新する、請求項1のレベル計。
【請求項4】
前記変化量決定部は、前記変化量更新間隔ごとに前記レベル変化量を決定した際に、前記レベルが前回よりも減少していた場合にのみ、前記変化積算量の積算を行う、請求項3のレベル計。
【請求項5】
前記レベルの揺れ幅に関する揺れ幅設定値が予め定められ、
前記変化量決定部は、前記変化量更新間隔ごとに前記レベル変化量を決定した際に、前記レベル変化量が前記揺れ幅設定値を超えるときは、前記レベルが前回よりも減少していた場合にのみ、前記変化積算量の積算を行い、前記レベル変化量が前記揺れ幅設定値を超えないときは、前記レベルが前回より増加していても、減少していても前記変化積算量の積算を行う、請求項3のレベル計。
【請求項6】
前記変化量決定部は、予め定められた変化量更新間隔ごとに、前記レベル変化量を決定し、
前記表示部は、予め定められた表示応答間隔ごとに、前記レベル変化量の表示を更新する、請求項1のレベル計。
【請求項7】
前記表示部は、前記レベル変化量を、前記収容物の流量、体積の変化量、重量の変化量の少なくともいずれか1つに換算して表示する、請求項1のレベル計。
【請求項8】
前記変化量決定部は、前記レベル変化量を決定した時刻と、前記レベル変化量の値とを組み合わせて、変化量履歴として記録する、請求項1のレベル計。
【請求項9】
前記表示部は、前記変化量決定部が記録した変化量履歴について、前記変化量履歴に含まれる時刻と、その時刻に決定された前記レベル変化量、または前記レベル変化量から換算される、前記収容物の流量、体積の変化量、重量の変化量の少なくともいずれか1つとを対応付けて表示する、請求項8のレベル計。
【請求項10】
前記変化量決定部は、予め定められた積算期間内における前記レベル変化量を積算した変化積算量を算出し、前記変化積算量と、前記積算期間の時期とを組み合わせて、前記変化量履歴に含めて記録し、
前記表示部は、前記変化量履歴に基づいて、前記積算期間の時期と、前記変化積算量とを対応付けて表示する、請求項9のレベル計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容物のレベルを測定するレベル計に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液体、粉体、粒体などの、流動性を持つ物質を貯留する容器において、物質の界面の高さ、すなわちレベル(液面レベル、粉体上面レベルなど)を測定するレベル計が用いられることがある。こうしたレベル計は、測定されたレベルをユーザに対して表示する機能を備えている。例えば特許文献1に記載のレベル計は、測定された液面レベルを表示する表示部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-002091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のレベル計においては、測定された界面レベルの現在値は、表示部に数値で表示される。しかしながら、レベル計にレベルの現在値が表示されるだけでは、ユーザは、レベルの変化量を、視覚的に把握し難い。例えば、容器から液体が流出していく場合に、容器内の液体のレベルがどの程度の速さで減少しているのかについて、ユーザは、レベル計に表示されている数値と、過去の数値とに基づいて、計算して判断しなければならない。すなわち、ユーザはレベル計に表示される数値を見ただけでは、レベルが過去の時刻と比べてどの程度変化しているか、視覚的に把握することができない。
【0005】
また、レベルの変化量を自動検出するためには、ユーザは、測定されたレベル値の時系列データを記録し、変化量を算出するための外部機器をレベル計に接続する必要がある。また、容器から流出する液体の流量を測定するにあたっては、ユーザは流量計を容器に接続することでも流量を調べることが可能だが、いずれの場合も、レベル計とは別の機器が必要となってしまう。
【0006】
上記の問題に鑑み、本発明は、ユーザがレベル計単体でレベルの変化量を視覚的に把握することが容易なレベル計を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る実施形態の一例としてのレベル計は、容器に収容される収容物のレベルを測定するレベル計において、レベルを測定するための測定信号を送信する送信回路と、測定信号が収容物で反射したことによる反射信号を受信する受信回路と、を備える送受信部と、受信回路が受信した反射信号と、容器に関する容器情報と、に基づいて前記レベルを決定するレベル決定部と、複数の時刻におけるレベルに基づき、複数の時刻同士の間のレベルの変化量を表すレベル変化量を決定する変化量決定部と、レベル決定部で決定されるレベル、および変化量決定部により決定されるレベル変化量を表示する表示部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザは表示部を確認することで、容器の収容物のレベル変化量を、レベル計単体で視覚的に把握することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
レベル計を示す斜視図。
レベル計の断面図。
収容物を収容する容器にレベル計が取り付けられた状態を示す図。
レベル計の構成要素間の関係の一例を概略的に示すブロック図。
レーダー制御部および送受信部の構成の一例を示す図。
測定信号と反射信号との関係を示す図。
レベル計の状態遷移を示す図。
期間変化量モードのフロー図。
瞬時変化量モードのフロー図。
期間変化量モードにおける表示部の画面の一例を示す図。
期間変化量モードにおける表示部の画面の別例を示す図。
瞬時変化量モードにおける表示部の画面の一例を示す図。
瞬時変化量モードにおける表示部の画面の別例を示す図。
レベル計の別例を示す斜視図。
レベル計の別例における表示部の画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については、同一の参照符号を付することで、基本的には説明を繰り返さない。また、以下の説明において、前、後、左、右、上、下などの位置又は方向を意味する用語が用いられることがあるが、これらの用語は、実施形態の理解を容易にするために便宜上用いられるものである。これらの用語は、特に明確な言及がない限り、幾何学的に厳密な意味での前、後、左、右、上、下などに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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