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公開番号
2025037584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144576
出願日
2023-09-06
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60W
20/16 20160101AFI20250311BHJP(車両一般)
要約
【課題】乗員に違和感を与えることを抑制する。
【解決手段】エンジンと第1、第2モータとを制御する車両の制御装置であって、フィルタの温度が所定温度以上の場合において、エンジンの燃料カットを許可している第1条件、および、エンジンの燃料カットを禁止し且つ第1モータによるエンジンのモータリング要求がなされていない第2条件、および、エンジンの燃料カットを禁止し且つ車速が所定車速以上である第3条件のうち少なくとも1つの条件が成立しているときには、エンジンの空燃比をリーンとする空燃比リーン制御を実行する。これにより、乗員に違和感を与えることを抑制できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、第1モータと、前記エンジンと前記第1モータと車軸に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に接続された第2モータと、前記第1、第2モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を備える車両に用いられ、前記エンジンと前記第1、第2モータとを制御する車両の制御装置であって、
前記フィルタの温度が所定温度以上の場合において、前記エンジンの燃料カットを許可している第1条件、および、前記エンジンの燃料カットを禁止し且つ前記第1モータによる前記エンジンのモータリング要求がなされていない第2条件、および、前記エンジンの燃料カットを禁止し且つ車速が所定車速以上である第3条件のうち少なくとも1つの条件が成立しているときには、前記エンジンの空燃比をリーンとする空燃比リーン制御を実行する
車両の制御装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1記載の車両の制御装置であって、
前記モータリング要求は、前記蓄電装置に入力してもよい許容最大入力電力が所定電力未満であるときになされる
車両の制御装置。
【請求項3】
請求項2記載の車両の制御装置であって、
前記空燃比リーン制御は、前記フィルタの温度が前記所定温度以上の場合において、前記エンジンの燃料カットを禁止しており、且つ、前記モータリング要求がなされており、且つ、減速中であるときには、前記エンジンの回転数が異音が発生しない前記エンジンの回転数として予め定められた所定回転数となるように前記第1モータを制御すると共に、前記エンジンの空燃比をリーンとする制御である
車両の制御装置。
【請求項4】
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、前記エンジンをモータリング可能なモータと、を備える車両に用いられ、前記エンジンと前記モータとを制御する車両の制御装置であって、
前記フィルタの温度が所定温度以上の場合において、前記エンジンの空燃比をリーンとする空燃比リーン制御を実行するときには、前記エンジンの回転数が異音が発生しない前記エンジンの回転数として予め定められた所定回転数となるように前記モータを制御する
車両の制御装置。
【請求項5】
請求項3または4記載の車両の制御装置であって、
前記所定回転数は、異音が発生しない前記エンジンの回転数の範囲として予め定められた所定範囲の下限回転数である
車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両の制御装置としては、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、自動変速機と、を備える車両に用いられるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンの減速中且つ自動変速機の潤滑油の温度相関値が判定値よりも高いときにエンジンの燃料カットを行なう。そして、フィルタにおける粒子状物質の堆積量が第1堆積量を超えたときには、堆積量が第1堆積量を超える前に比して判定値を小さくする。これにより、燃料カットの機会を増やして、フィルタの再生機会を増やしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-148097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の車両の制御装置では、フィルタを再生する際にフィルタの温度が所定温度以上になると、燃料カットを禁止し、エンジンの燃料噴射を行なう。このとき、エンジンの運転状態によっては、異音が発生することがあり、乗員に違和感を与えてしまう。
【0005】
本開示の車両の制御装置は、乗員に違和感を与えることを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の第1の車両の制御装置は、
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、第1モータと、前記エンジンと前記第1モータと車軸に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に接続された第2モータと、前記第1、第2モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を備える車両に用いられ、前記エンジンと前記第1、第2モータとを制御する車両の制御装置であって、
前記フィルタの温度が所定温度以上の場合において、前記エンジンの燃料カットを許可している第1条件、および、前記エンジンの燃料カットを禁止し且つ前記第1モータによる前記エンジンのモータリング要求がなされていない第2条件、および、前記エンジンの燃料カットを禁止し且つ車速が所定車速以上である第3条件のうち少なくとも1つの条件が成立しているときには、前記エンジンの空燃比をリーンとする空燃比リーン制御を実行する
ことを要旨とする。
【0008】
こうした本開示の第1の車両の制御装置において、前記モータリング要求は、前記蓄電装置に入力してもよい許容最大入力電力が所定電力未満であるときになされてもよい。この場合において 前記空燃比リーン制御は、前記フィルタの温度が前記所定温度以上の場合において、前記エンジンの燃料カットを禁止しており、且つ、前記モータリング要求がなされており、且つ、減速中であるときには、前記エンジンの回転数が異音が発生しない前記エンジンの回転数として予め定められた所定回転数となるように前記第1モータを制御すると共に、前記エンジンの空燃比をリーンとする制御としてもよい。
【0009】
本開示の第2の車両の制御装置は、
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、前記エンジンをモータリング可能なモータと、を備える車両に用いられ、前記エンジンと前記モータとを制御する車両の制御装置であって、
前記フィルタの温度が所定温度以上の場合において、前記エンジンの空燃比をリーンとする空燃比リーン制御を実行するときには、前記エンジンの回転数が異音が発生しない前記エンジンの回転数として予め定められた所定回転数となるように前記モータを制御する
ことを要旨とする。
【0010】
こうした本開示の第2の車両の制御装置において、前記所定回転数は、異音が発生しない前記エンジンの回転数の範囲として予め定められた所定範囲の下限回転数としてもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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