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公開番号2025035740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023142984
出願日2023-09-04
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 20/50 20160101AFI20250307BHJP(車両一般)
要約【課題】モータによってエンジンを始動できない場合に、スタータによってエンジンを迅速に始動することができる車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】車両の制御装置は、エンジンに接続されたモータを備える車両の制御装置であって、モータによってエンジンを始動するMG始動制御を行う制御部を備え、制御部が、MG始動制御の際に、エンジンの始動のためのMGトルクが不足している場合、エンジン回転が停止可能なMGトルクを出力し続けるとともに、エンジン回転が停止したことをもって、スタータを駆動してエンジンを始動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
エンジンに接続されたモータを備える車両の制御装置であって、
前記モータによって前記エンジンを始動するＭＧ始動制御を行う制御部を備え、
前記制御部は、前記ＭＧ始動制御の際に、前記エンジンの始動のためのＭＧトルクが不足している場合、エンジン回転が停止可能なＭＧトルクを出力し続けるとともに、エンジン回転が停止したことをもって、スタータを駆動して前記エンジンを始動させる、
車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両の制御装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、モータおよびスタータを併用してエンジンの始動を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１９３９３５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
モータによってエンジンを始動できない場合に、スタータによってエンジンを迅速に始動することができる技術が求められていた。
【０００５】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、モータによってエンジンを始動できない場合に、スタータによってエンジンを迅速に始動することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る車両の制御装置は、エンジンに接続されたモータを備える車両の制御装置であって、前記モータによって前記エンジンを始動するＭＧ始動制御を行う制御部を備え、前記制御部が、前記ＭＧ始動制御の際に、前記エンジンの始動のためのＭＧトルクが不足している場合、エンジン回転が停止可能なＭＧトルクを出力し続けるとともに、エンジン回転が停止したことをもって、スタータを駆動して前記エンジンを始動させる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示では、モータによるエンジンの始動が失敗した時点でＭＧトルクを抜くのではなく、スタータの駆動開始（エンジン回転停止）まで、ＭＧトルクでエンジン圧縮反力と釣り合わせることにより、スタータ駆動時の噛み合い性を改善し、エンジン始動までの時間を短縮する。従って、本開示によれば、モータによってエンジンを始動できない場合に、スタータによってエンジンを迅速に始動することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る車両の制御装置が適用される車両の概略的な構成を示す図である。
図２は、実施形態に係る車両の制御装置におけるＭＧトルクの調整を説明するための概略図である。
図３は、実施形態に係る車両の制御装置が実行する制御の流れを示すタイムチャートである。
図４は、実施形態に係る車両の制御装置が実行する制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の実施形態に係る車両の制御装置について、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
（車両の制御装置）
実施形態に係る車両の制御装置の構成について、図１を参照しながら説明する。実施形態に係る車両の制御装置は、エンジンに接続されたモータを備える車両に適用される。実施形態に係る車両の制御装置がが適用される車両としては、例えばハイブリッド車（ＨＥＶ： Hybrid Electric Vehicle）、プラグインハイブリッド車（ＰＨＥＶ：Plug-in Hybrid Electric Vehicle）等が挙げられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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