TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025036804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143359
出願日2023-09-05
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60L 15/20 20060101AFI20250310BHJP(車両一般)
要約【課題】Dポジション(オートポジション)からマニュアルポジションへの切換えにおいて、切換え時の駆動トルクの応答性が向上する車両の制御装置を提供する。
【解決手段】走行状態に基づいて自動的に変速が行われるDポジションから、ドライバーの操作に応じて変速のポジションを選択するマニュアルポジションへ、切り換える場合は、シフトレバー52の中立位置への移動検出時に要求駆動トルクTrdemを所定値TrdeAに増加させる制御が実施される。これにより、シフトレバー52が中立位置に操作された時点で要求駆動トルクTrdemが増加するため、マニュアルポジションへの切換え時の駆動トルクTrの応答性が向上する車両の制御装置を提供できる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記電動機と前記動力伝達装置とを含む駆動装置のシフトポジションを手動の操作部材により切り換えるシフト切換装置と、を備え、前記シフト切換装置は、前進走行用のDポジションと、前記Dポジションを含む複数の前進走行用の前記シフトポジションを手動操作により択一的に切り換えるマニュアルポジションと、を備えており、前記Dポジションの操作位置と前記マニュアルポジションの操作位置の間に中立位置があり、前記操作部材の前記中立位置を経由する操作で、前記Dポジションと前記マニュアルポジションとの切換えがされる車両の、制御装置であって、
前記シフトポジション毎に、車速とアクセル操作量とで要求駆動トルクを求めるための駆動トルク特性が予め定められており、
前記駆動トルク特性では、前記車速及び前記アクセル操作量が同じときの前記要求駆動トルクが、前記シフトポジションのロー側の方がハイ側の方に比べて増加させられており、
前記Dポジションから前記マニュアルポジションへ切り換える場合は、前記操作部材の前記中立位置への移動検出時に前記要求駆動トルクを増加させる制御を実施することを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機を備えた車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
AT変速機構を備える車両において、走行状態に基づいて自動的に変速が行われるDポジション(オートポジション)と、ドライバーの操作に応じて変速のポジションを選択するマニュアルポジションと、を備える車両が良く知られている。また、変速機構の無い電動機(モーター)駆動の電動車両においても、Dポジション(オートポジション)と、手動で電動機(モーター)の駆動トルク特性を切り換えるマニュアルポジションと、を備える車両が実現、提供されている。
【0003】
これら車両において、ドライバーの操作でDポジションからマニュアルポジションへ切り換えた場合に、ドライバーが予期した加速度と、車両に発生する加速度とに乖離があると、ドライバビリティの悪化につながる可能性がある。この課題への対処として、ドライバー操作によるDポジションからマニュアルポジションへの切換え時には、発生加速度を所定値に制御するパワートレーンの制御装置が、特許文献1に公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-300141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ドライバー操作でDポジションからマニュアルポジションへの切換えを行う場合は、車両の駆動トルクの応答性向上も課題となる。特に、マニュアルポジションへの切換えでドライバーが車両の加速を意図している場合、前記駆動トルクが迅速に立ち上がる応答性が求められる。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、前記Dポジション(オートポジション)から前記マニュアルポジションへの切換えにおいて、切換え時の前記駆動トルクの応答性が向上する車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記電動機と前記動力伝達装置とを含む駆動装置のシフトポジションを手動の操作部材により切り換えるシフト切換装置と、を備え、前記シフト切換装置は、前進走行用のDポジションと、前記Dポジションを含む複数の前進走行用の前記シフトポジションを手動操作により択一的に切り換えるマニュアルポジションと、を備えており、前記Dポジションの操作位置と前記マニュアルポジションの操作位置の間に中立位置があり、前記操作部材の前記中立位置を経由する操作で、前記Dポジションと前記マニュアルポジションとの切換えがされる車両の、制御装置であって、(b)前記シフトポジション毎に、車速とアクセル操作量とで要求駆動トルクを求めるための駆動トルク特性が予め定められており、(c)前記駆動トルク特性では、前記車速及び前記アクセル操作量が同じときの前記要求駆動トルクが、前記シフトポジションのロー側の方がハイ側の方に比べて増加させられており、(d)前記Dポジションから前記マニュアルポジションへ切り換える場合は、前記操作部材の前記中立位置への移動検出時に前記要求駆動トルクを増加させる制御を実施することにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前記Dポジションから前記マニュアルポジションへ切り換える場合は、前記操作部材の前記中立位置への移動検出時に前記要求駆動トルクを増加させる制御が実施される。これにより、前記操作部材が前記中立位置に操作された時点で前記要求駆動トルクが増加するため、前記マニュアルポジションへの切換え時の前記駆動トルクの応答性が向上する車両の制御装置を提供できる。
【0009】
好適には、前記要求駆動トルクは、前記Dポジションから前記マニュアルポジションへ切り換える場合に、前記操作部材が前記中立位置へ移動した時に所定値に増加させられるものであり、前記所定値は、前記マニュアルポジションへの切換え直前のDポジションの要求駆動トルクと、Dポジションの一段下のポジションの要求駆動トルクの中間値が算出される。
【0010】
好適には、前記所定値は、前記マニュアルポジションへの切換え時の車速に応じて算出される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
6日前
トヨタ自動車株式会社
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
6日前
トヨタ自動車株式会社
リレー
4日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
6日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
5日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
4日前
トヨタ自動車株式会社
燃焼器
6日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
4日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
11日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
4日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電施設
4日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
6日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
6日前
トヨタ自動車株式会社
成膜装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
5日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
5日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
5日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
5日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
6日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
11日前
トヨタ自動車株式会社
表示装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
色処理方法
11日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
トヨタ自動車株式会社
全固体電池
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
トヨタ自動車株式会社
収容ケース
5日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
続きを見る