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公開番号
2025031041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136992
出願日
2023-08-25
発明の名称
色処理方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
学校法人立命館
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
G01J
3/46 20060101AFI20250228BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザの色差の評価結果に応じた第2等色関数を用いて色を表す指数を補正する。
【解決手段】色処理方法は、等色関数を初期値として用いた第2等色関数であって、ユーザによる色差判定実験の評価結果に応じた更新処理の実行により更新された第2等色関数を用いて、色を表す指数を補正する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
色処理方法であって、
等色関数を初期値として用いた第2等色関数であって、ユーザによる色差判定実験の評価結果に応じた更新処理の実行により更新された第2等色関数を用いて、色を表す指数を補正する、
色処理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の色処理方法であって、
(A)基準色と、前記基準色の明度、色相、および、彩度のうちの少なくともいずれかを変化させたサンプル色と、のペアを用いて、前記基準色と前記サンプル色の色差をユーザが評価した色差判定実験の結果データを準備するステップと、
(B)計測器を用いて前記基準色および前記サンプル色の分光反射率をそれぞれ計測することにより計測データを準備するステップと、
(C)前記基準色の前記分光反射率と、前記第2等色関数と、を用いて、前記基準色についての三刺激値および第1値を算出するステップと、
(D)前記サンプル色の前記分光反射率と、前記第2等色関数と、を用いて、前記サンプル色についての前記三刺激値および第2値を算出するステップと、
(E)前記基準色についての前記三刺激値と、前記サンプル色についての前記三刺激値と、前記第1値と、前記第2値と、を用いて、前記基準色の明度を表す指数L*と、前記サンプル色の前記指数L*と、の差であるΔL*を算出するステップと、
(F)前記基準色についての前記三刺激値と、前記サンプル色についての前記三刺激値と、を用いて、前記基準色の彩度および色相を表す指数a*と、前記サンプル色の前記指数a*と、の差であるΔa*を算出するステップと、
(G)前記基準色についての前記三刺激値と、前記サンプル色についての前記三刺激値と、を用いて、前記基準色の彩度および色相を表す指数b*と、前記サンプル色の前記指数b*と、の差であるΔb*を算出するステップと、
(H)算出された前記ΔL*と前記Δa*と前記Δb*とが表す前記色差と、前記結果データが表す前記ユーザにより評価された前記色差と、の相関係数を求めるステップと、
(I)前記ΔL*と前記Δa*と前記Δb*とが表す前記色差と、前記結果データが表す前記ユーザにより評価された前記色差との相関関係に応じて、前記第2等色関数を変更するステップと、
(J)前記相関係数があらかじめ定められた基準条件を満たすまで、ステップ(C)からステップ(I)までを繰り返すステップと、
(K)最終的に変更された前記第2等色関数を含む色を表す前記指数L*,前記指数a*,前記指数b*を算出する算出式と、算出式のパラメータと、を用いて前記計測器を校正するステップと、
をさらに含む、
色処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、色処理方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には等色関数の個人差による色の見えの違いを補正する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-89364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
国際照明委員会(CIE)が定義する等色関数を用いる測色計により測定された色合いと、人が実際に感じる色合いとに差があった。とりわけ、明度については、測色計の測定値が、人が実際に感じる色の明るさの度合いからかけ離れている傾向にあった。このため、塗色の外観検査において、測色計の計測値をそのまま採用することができず、人による目視検査が必要とされていた。よって、人による目視検査の時間を短縮できる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、色処理方法が提供される。この色処理方法は、等色関数を初期値として用いた第2等色関数であって、ユーザによる色差判定実験の評価結果に応じた更新処理の実行により更新された第2等色関数を用いて、色を表す指数を補正する。
上記形態によれば、ユーザの色差の評価結果に応じて定められた第2等色関数を用いて色を表す指数を補正することができるので、目視検査の実施が不要となる可能性が向上する。
【0007】
(2)上記形態の色処理方法において、
(A)基準色と、前記基準色の明度、色相、および、彩度のうちの少なくともいずれかを変化させたサンプル色と、のペアを用いて、前記基準色と前記サンプル色の色差をユーザが評価した色差判定実験の結果データを準備するステップと、
(B)計測器を用いて前記基準色および前記サンプル色の分光反射率をそれぞれ計測することにより計測データを準備するステップと、
(C)前記基準色の前記分光反射率と、前記第2等色関数と、を用いて、前記基準色についての三刺激値および第1値を算出するステップと、
(D)前記サンプル色の前記分光反射率と、前記第2等色関数と、を用いて、前記サンプル色についての前記三刺激値および第2値を算出するステップと、
(E)前記基準色についての前記三刺激値と、前記サンプル色についての前記三刺激値と、前記第1値と、前記第2値と、を用いて、前記基準色の明度を表す指数L*と、前記サンプル色の前記指数L*と、の差であるΔL*を算出するステップと、
(F)前記基準色についての前記三刺激値と、前記サンプル色についての前記三刺激値と、を用いて、前記基準色の彩度および色相を表す指数a*と、前記サンプル色の前記指数a*と、の差であるΔa*を算出するステップと、
(G)前記基準色についての前記三刺激値と、前記サンプル色についての前記三刺激値と、を用いて、前記基準色の彩度および色相を表す指数b*と、前記サンプル色の前記指数b*と、の差であるΔb*を算出するステップと、
(H)算出された前記ΔL*と前記Δa*と前記Δb*とが表す前記色差と、前記結果データが表す前記ユーザにより評価された前記色差と、の相関係数を求めるステップと、
(I)前記ΔL*と前記Δa*と前記Δb*とが表す前記色差と、前記結果データが表す前記ユーザにより評価された前記色差との相関関係に応じて、前記第2等色関数を変更するステップと、
(J)前記相関係数があらかじめ定められた基準条件を満たすまで、ステップ(C)からステップ(I)までを繰り返すステップと、
(K)最終的に変更された前記第2等色関数を含む色を表す前記指数L*,前記指数a*,前記指数b*を算出する算出式と、算出式のパラメータと、を用いて前記計測器を校正するステップと、
をさらに含んでもよい。
上記形態によれば、計測器による計測値に基づく色差と、ユーザにより評価された色差と、の相関係数が基準条件を満たすまで、第2等色関数を調整するので、人が実際に感じる色差に応じて計測器を校正できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における色処理システムの概略構成を表したブロック図である。
色処理システムが実行する処理のフローを表したフローチャートである。
メモリに格納された評価結果データの一例を示す図である。
メモリに格納された計測データの一例を示す図である。
等色関数を規定するパラメータと第2等色関数を規定するパラメータとを含むデータを表す図である。
第2等色関数の更新方法の説明図である。
サンプル色の分光反射率曲線および基準色の分光反射率曲線を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.実施形態:
図1は、実施形態における色処理システム10の概略構成を表したブロック図である。色処理システム10は、分光測色計50と処理装置100とを備える。色処理システム10は、人が実際に感じる色差に応じた明度を表す指数L*を算出する式を出力する。
【0010】
分光測色計50は、対象物の色の測色を行うセンサと、等色関数データを有しており、対象物の分光反射率とを測定するとともに、色を表す指数や色差を算出する機能を有している。分光測色計50は、無線通信または有線通信を介して計測値を処理装置100に供給する。分光測色計50を計測器ともよぶ。
(【0011】以降は省略されています)
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