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公開番号2025116468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010908
出願日2024-01-29
発明の名称二次電池の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/103 20210101AFI20250801BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】二次電池の電極体に拘束力を導入するための拘束機構の小型化に寄与する二次電池の製造方法を実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係る二次電池の製造方法は、正極と負極とを有する電極体(2)がケース(3)の内部に収容されて成る二次電池(1)の製造方法であって、ケース(3)の開口部の幅寸法(W3)が電極体(2)の幅寸法(W2)に対して広く形成され、且つ電極体(2)の幅寸法(W2)がケース(3)の開口部を覆う蓋(4)の幅寸法(W4)に対して広い状態で、電極体(2)をケース(3)の内部に挿入する工程と、ケース(3)を当該ケース(3)の幅方向から圧縮してケース(3)で電極体(2)を拘束した状態で、蓋(4)をケース(3)の開口部に固定する工程と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
正極と負極とを有する電極体がケースの内部に収容されて成る二次電池の製造方法であって、
前記ケースの開口部の幅寸法が前記電極体の幅寸法に対して広く形成され、且つ前記電極体の幅寸法が前記ケースの開口部を覆う蓋の幅寸法に対して広い状態で、前記電極体を前記ケースの内部に挿入する工程と、
前記ケースを当該ケースの幅方向から圧縮して前記ケースで前記電極体を拘束した状態で、前記蓋を前記ケースの開口部に固定する工程と、
を備える、二次電池の製造方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記ケースが圧縮される前の状態において、前記ケースにおける底部の側の部分は、前記ケースの底部に前記電極体が載置された状態で、前記電極体における前記ケースの底部の側の部分を収容できるように、前記ケースの開口部の側に向かって前記ケースの幅寸法が広くなる、請求項1に記載の二次電池の製造方法。
【請求項3】
前記ケースが圧縮される前の状態において、前記ケースの底部の幅寸法は、前記電極体の幅寸法に対して狭い、請求項1又は2に記載の二次電池の製造方法。
【請求項4】
前記二次電池の幅方向は、前記二次電池が積層されて組電池とされる際の当該二次電池の積層方向と等しい、請求項1又は2に記載の二次電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、正極と負極とを有する電極体がケースの内部に収容されて成る二次電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なリチウムイオン電池などの二次電池は、正極と負極とを有する電極体がケースの内部に収容された構成とされている。このとき、特許文献1の二次電池は、振動による電極体のずれを抑制するために、外部から拘束力が導入された際に電極体を押圧するリブ構造がケースに形成された構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-45365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、以下の課題を見出した。特許文献1の二次電池は、外部からの拘束力の導入がない状態で、二次電池自体が電極体を拘束することができる構成を備えていない。そのため、外部から大掛かりな拘束機構を用いて二次電池の電極体を拘束する必要がある。
【0005】
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、二次電池の電極体に拘束力を導入するための拘束機構の小型化に寄与する二次電池の製造方法を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る二次電池の製造方法は、正極と負極とを有する電極体がケースの内部に収容されて成る二次電池の製造方法であって、
前記ケースの開口部の幅寸法が前記電極体の幅寸法に対して広く形成され、且つ前記電極体の幅寸法が前記ケースの開口部を覆う蓋の幅寸法に対して広い状態で、前記電極体を前記ケースの内部に挿入する工程と、
前記ケースを当該ケースの幅方向から圧縮して前記ケースで前記電極体を拘束した状態で、前記蓋を前記ケースの開口部に固定する工程と、
を備える。
【0007】
上述の二次電池の製造方法は、前記ケースが圧縮される前の状態において、前記ケースにおける底部の側の部分が、前記ケースの底部に前記電極体が載置された状態で、前記電極体における前記ケースの底部の側の部分を収容できるように、前記ケースの開口部の側に向かって前記ケースの幅寸法が広くなることが好ましい。
【0008】
上述の二次電池の製造方法は、前記ケースが圧縮される前の状態において、前記ケースの底部の幅寸法が、前記電極体の幅寸法に対して狭いことが好ましい。
【0009】
上述の二次電池の製造方法において、前記二次電池の幅方向は、前記二次電池が積層されて組電池とされる際の当該二次電池の積層方向と等しいことが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、二次電池の電極体に拘束力を導入するための拘束機構の小型化に寄与する二次電池の製造方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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