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公開番号2025119390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014265
出願日2024-02-01
発明の名称蓄電素子の製造方法
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/169 20210101AFI20250806BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体を収容する容器を備える蓄電素子の製造方法を提供する。
【解決手段】容器は、開口部を有する容器本体160と、2つの端子300を有するとともに、開口部を閉塞する蓋体170とを備え、製造方法は、蓋体170と開口部とを溶接する際には、蓋体170と開口部との溶接箇所を露出させ、かつ2つの端子を覆う第一治具910によって蓋体170を容器本体160に向けて押さえることを含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
電極体を収容する容器を備える蓄電素子の製造方法であって、
前記容器は、
開口部を有する容器本体と、
2つの端子を有するとともに、前記開口部を閉塞する蓋体とを備え、
前記製造方法は、
前記蓋体と前記開口部とを溶接する際には、前記蓋体と前記開口部との溶接箇所を露出させ、かつ前記2つの端子を覆う第一治具によって前記蓋体を前記容器本体に向けて押さえることを含む、
蓄電素子の製造方法。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記容器本体と前記蓋体との一方は、他方に係止され位置決めされる位置決め部を備える、
請求項1に記載の蓄電素子の製造方法。
【請求項3】
前記容器本体は、
底部と、
前記底部の全周縁から立ち上がり、先端部に前記開口部を有する筒状の壁部とを備え、
前記製造方法は、
前記溶接する際には、前記壁部を前記2つの前記端子の並び方向で挟むとともに、前記底部を支持する第二治具によって前記容器本体を支持した状態で、前記第一治具で前記蓋体を押さえることを含む、
請求項1または2に記載の蓄電素子の製造方法。
【請求項4】
前記壁部の先端部は、前記壁部の一部が切り欠かれた2つの凹部を含み、
前記蓋体は、前記壁部の前記開口部の形状に対応した形状を有しており、
前記蓋体における前記2つの凹部のそれぞれに対応した箇所には前記端子が配置されている、
請求項3に記載の蓄電素子の製造方法。
【請求項5】
前記蓋体と前記第一治具との一方は、突起部を備え、
前記蓋体と前記第一治具との他方は、前記突起部に接触し位置決めを行う位置決め凹部を備える、
請求項1または2に記載の蓄電素子の製造方法。
【請求項6】
前記第一治具の材料の熱伝導率は、前記容器の材料の熱伝導率よりも大きい、
請求項1または2に記載の蓄電素子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電極体を収納してなる外装缶の開口部に封口板を嵌入し、外装缶の開口部と封口板の外周部の境界に沿って溶接して、封口板を外装缶の開口部に接合した密閉型電池及びその製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-204396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、より信頼性の高い蓄電素子の製造方法が求められている。
【0005】
このため、本発明の目的は、信頼性の高い蓄電素子を製造可能な製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電素子の製造方法は、電極体を収容する容器を備える蓄電素子の製造方法であって、前記容器は、開口部を有する容器本体と、2つの端子を有するとともに、前記開口部を閉塞する蓋体とを備え、前記製造方法は、前記蓋体と前記開口部とを溶接する際には、前記蓋体と前記開口部との溶接箇所を露出させ、かつ前記2つの端子を覆う第一治具によって前記蓋体を前記容器本体に向けて押さえることを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、信頼性の高い蓄電素子を製造可能な蓄電素子の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電素子を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る電極体の構成を示す斜視図である。
図4は、実施の形態に係る容器本体となる板金を示す斜視図である。
図5は、実施の形態に係る組み立て前の容器本体を示す斜視図である。
図6は、実施の形態に係る第一治具及び第二治具を示す斜視図である。
図7は、実施の形態に係る第一治具を示す斜視図である。
図8は、実施の形態に係る第二治具に容器本体を収容し、容器本体に対して蓋体を位置決めした状態を示す斜視図である。
図9は、実施の形態に係る第一治具と第二治具とで蓋体と容器本体とを固定し、レーザー溶接を実施する状態を示す斜視図である。
図10は、実施の形態に係る第二治具内に容器本体を挿入し、第一治具によって蓋体を押さえている状態を示す部分断面図である。
図11は、実施の形態に係る溶接部の始点及び終点を示す平面図である。
図12は、変形例1に係る容器本体の開口部と、蓋体との境界部分を拡大して示す断面図である。
図13は、変形例2に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。
図14は、変形例2に係る容器を示す分解斜視図である。
図15は、変形例3に係る容器本体及び蓋体を変動させる場合でレーザー溶接方法を示す説明図である。
図16は、変形例4に係る容器本体及び蓋体を変動させる場合でレーザー溶接方法を示す説明図である。
図17は、実施の形態に係る蓄電素子を備えた蓄電装置の内部をZ軸方向から見た説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電素子の製造方法は、電極体を収容する容器を備える蓄電素子の製造方法であって、前記容器は、開口部を有する容器本体と、2つの端子を有するとともに、前記開口部を閉塞する蓋体とを備え、前記製造方法は、前記蓋体と前記開口部とを溶接する際には、前記蓋体と前記開口部との溶接箇所を露出させ、かつ前記2つの端子を覆う第一治具によって前記蓋体を前記容器本体に向けて押さえることを含む。
【0010】
上記(1)に記載の蓄電素子の製造方法によれば、蓋体を開口部に対して溶接する際には、第一治具の自重もしくは別途設けられた加圧機構によって蓋体が容器本体に向けて押さえられているので、溶接時に蓋体が開口部から位置ずれしてしまうことを抑制できる。さらに、2つの端子が第一治具により覆われているので、溶接によるスパッタが端子に付着することを抑制できる。これらのことにより信頼性の高い蓄電素子を製造できる。
(【0011】以降は省略されています)

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