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公開番号
2025138097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024036930
出願日
2024-03-11
発明の名称
温度保護装置及び蓄電装置
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250917BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】蓄電装置の温度保護機能を安価に実現すること、電流遮断装置のチャタリングを抑制すること。
【解決手段】
蓄電装置20の温度保護装置S1であって、前記蓄電装置20の電流を遮断する電流遮断装置70と、前記電流遮断装置70を駆動する駆動回路80と、前記蓄電装置20の温度を検出して前記駆動回路80に検出結果を出力する温度検出回路110と、前記蓄電装置20の保護動作を行う保護温度と保護を解除する復帰温度に応差を設定する設定回路120と、を含む。前記駆動回路80は、前記温度検出回路110が保護温度を検出した場合、前記電流遮断装置70をOPENして電流を遮断し、前記温度検出回路110が復帰温度を検出した場合、前記電流遮断装置70をCLOSEして電流の遮断を復帰させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電装置の温度保護装置であって、
前記蓄電装置の電流を遮断する電流遮断装置と、
前記電流遮断装置を駆動する駆動回路と、
前記蓄電装置の温度を検出して前記駆動回路に検出結果を出力する温度検出回路と、
前記蓄電装置の保護動作を行う保護温度と保護を解除する復帰温度に応差を設定する設定回路と、を含み、
前記駆動回路は、前記温度検出回路が保護温度を検出した場合、前記電流遮断装置をOPENして電流を遮断し、
前記温度検出回路が復帰温度を検出した場合、前記電流遮断装置をCLOSEして電流の遮断を復帰させる、温度保護装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の温度保護装置であって、
前記駆動回路は、前記電流遮断装置のゲート電圧をGNDとVDD間で切り換える半導体スイッチを含み、
前記温度検出回路はサーミスタと抵抗の直列回路であり、
前記設定回路は、前記半導体スイッチのON、OFFの切り換わりに応答して、前記温度検出回路の抵抗分圧比率を変更することにより、前記保護温度と前記復帰温度の応差を自動設定する、温度保護装置。
【請求項3】
請求項2に記載の温度保護装置であって、
前記サーミスタは、正特性のPTCサーミスタである、温度保護装置。
【請求項4】
蓄電素子と、請求項1又は請求項2に記載の温度保護装置とを備える蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置の温度保護装置、及びそれを備える蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
蓄電装置の保護機能の1つに温度異常に対する保護がある。温度異常から蓄電装置を保護する技術を開示する文献として、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-166454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図8は、温度保護装置の一例である。図8の温度保護装置は、温度センサ(サーミスタ)回路510で検出した温度をマイコン520に入力している。マイコン520の出力電圧は5V程度であり、スイッチQ10のゲートを駆動する電圧に満たない。そのため、温度異常を検出した場合、レベルシフト回路(昇圧回路)530を介してゲートを駆動しスイッチQ10を制御することにより、電流を遮断している。
【0005】
しかし、マイコン(集積回路)520やレベルシフト回路530は高価であることから改良が求められていた。また、マイコン(ソフトウェア)を用いずに電子回路(ハードウェア)のみで制御を実現する場合、温度が閾値付近で上下すると、チャタリングが起きる可能性があり、これに対処する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
蓄電装置の温度保護装置は、蓄電装置の電流を遮断する電流遮断装置と、前記電流遮断装置を駆動する駆動回路と、前記蓄電装置の温度を検出して前記駆動回路に検出結果を出力する温度検出回路と、前記蓄電装置の保護動作を行う保護温度(第一温度)と保護を解除する復帰温度(第二温度)に応差を設定する設定回路と、を含む。前記駆動回路は、前記温度検出回路が保護温度を検出した場合、前記電流遮断装置をOPENして電流を遮断し、前記温度検出回路が復帰温度を検出した場合、前記電流遮断装置をCLOSEして電流の遮断を復帰させる。
【発明の効果】
【0007】
この構成により、マイコンやレベルシフト回路を用いることなく、蓄電装置の温度保護機能を、安価に実現することが出来る。また、保護温度と復帰温度に応差(ヒステリシス機能)を持たせているため、電流遮断装置のチャタリングを抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
自動二輪車の側面図
自動二輪車のバッテリ回りのブロック図
バッテリの分解斜視図
温度保護の回路図(実施形態1)
サーミスタの温度特性
ヒステリシス機能の説明図
抵抗分圧の説明図
比較例を示す図
温度保護装置の回路図(実施形態2)
サーミスタの温度-抵抗値特性
温度保護装置の回路図(実施形態3)
ヒステリシス機能の説明図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本実施形態の概要)
(1)本発明の一実施形態に係る蓄電装置の温度保護装置は、蓄電装置の電流を遮断する電流遮断装置と、前記電流遮断装置を駆動する駆動回路と、前記蓄電装置の温度を検出して前記駆動回路に検出結果を出力する温度検出回路と、前記蓄電装置の保護動作を行う保護温度と保護を解除する復帰温度に応差を設定する設定回路と、を含む。前記駆動回路は、前記温度検出回路が保護温度を検出した場合、前記電流遮断装置をOPENして電流を遮断し、前記温度検出回路が復帰温度を検出した場合、前記電流遮断装置をCLOSEして電流の遮断を復帰させる。(1)に記載の保護装置において、上記構成以外は、任意であり、いかなる構成でもよい。また、電流の遮断は、放電と充電の双方を遮断するものでもよいし、放電又は充電のいずれか一方だけを遮断するものでもよい。
【0010】
(1)の温度保護装置によれば、マイコンやレベルシフト回路を用いることなく、蓄電装置の温度保護機能を、安価に実現することが出来る。また、保護温度と復帰温度に応差(ヒステリシス機能)を持たせているため、電流遮断装置のチャタリングを抑制することが出来る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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