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公開番号2025136097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034300
出願日2024-03-06
発明の名称蓄電設備の予防保全装置、予防保全方法、及びコンピュータプログラム
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人,個人
主分類H01M 10/42 20060101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電設備の予防保全装置、予防保全方法、及びコンピュータプログラムの提供。
【解決手段】予防保全装置は、蓄電設備を構成する複数の部品のトレーサビリティデータと、蓄電設備の運用開始後の各部品の使用状態に係る使用履歴データとを取得する取得部を備える。予防保全装置は、複数の部品のうち、一の部品の故障又は欠陥を検知した場合、トレーサビリティデータを参照して、使用状態を確認すべき部品を特定する特定部を備える。予防保全装置は、一の部品の使用履歴データと、特定された部品の使用履歴データとを比較することにより、特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知する予兆検知部を備える。予防保全装置は、故障又は欠陥の予兆が検知された部品の情報を出力する出力部を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電設備を構成する複数の部品のトレーサビリティデータと、前記蓄電設備の運用開始後の各部品の使用状態に係る使用履歴データとを取得する取得部と、
前記複数の部品のうち、一の部品の故障又は欠陥を検知した場合、前記トレーサビリティデータを参照して、使用状態を確認すべき部品を特定する特定部と、
前記一の部品の使用履歴データと、前記特定された部品の使用履歴データとを比較することにより、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知する予兆検知部と、
故障又は欠陥の予兆が検知された前記部品の情報を出力する出力部と
を備える蓄電設備の予防保全装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記蓄電設備は、前記複数の部品として、複数の蓄電素子と、該複数の蓄電素子の夫々の状態を監視又は制御する複数の回路基板とを含み、
前記予兆検知部は、一の回路基板のトレーサビリティデータ及び使用履歴データを利用して、他の回路基板の故障又は欠陥の予兆を検知する
請求項1に記載の予防保全装置。
【請求項3】
前記蓄電素子は、複数の蓄電セルを接続して構成される蓄電モジュールを直列に複数接続して構成されるバンク、又は前記バンクを並列に複数接続して構成されるドメインである
請求項2に記載の予防保全装置。
【請求項4】
前記蓄電設備は、前記複数の部品として電力変換器を更に含み、
前記予兆検知部は、一の電力変換器のトレーサビリティデータ及び使用履歴データを利用して、他の電力変換器の故障又は欠陥の予兆を検知する
請求項2に記載の予防保全装置。
【請求項5】
前記使用履歴データは、前記部品について計測された電気値又は温度の時系列データを含み、
前記予兆検知部は、前記一の部品の時系列データと、前記特定された部品の時系列データとの類似度を算出し、算出された類似度の高低に基づき、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知する
請求項1に記載の予防保全装置。
【請求項6】
前記使用履歴データは、前記部品について計測された電気値又は温度の時系列データを含み、
前記予兆検知部は、前記時系列データを用いて前記特定された部品の余寿命を算出し、算出された余寿命に基づき、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知する
請求項1に記載の予防保全装置。
【請求項7】
蓄電設備に搭載される複数の蓄電素子の使用状態に係る使用履歴データを取得する取得部と、
前記複数の蓄電素子のうち、一の蓄電素子の劣化を検知した場合、該一の蓄電素子の使用履歴データと、使用状態を確認すべき蓄電素子の使用履歴データとを比較することにより、前記使用状態を確認すべき蓄電素子における劣化の予兆を検知する予兆検知部と、
劣化の予兆が検知された前記蓄電素子の情報を出力する出力部と
を備える蓄電設備の予防保全装置。
【請求項8】
蓄電設備を構成する複数の部品のトレーサビリティデータと、前記蓄電設備の運用開始後の各部品の使用状態に係る使用履歴データとを取得し、
前記複数の部品のうち、一の部品の故障又は欠陥を検知した場合、前記トレーサビリティデータを参照して、使用状態を確認すべき部品を特定し、
前記一の部品の使用履歴データと、前記特定された部品の使用履歴データとを比較することにより、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知し、
故障又は欠陥の予兆が検知された前記部品の情報を出力する
処理をコンピュータにより実行する蓄電設備の予防保全方法。
【請求項9】
蓄電設備を構成する複数の部品のトレーサビリティデータと、前記蓄電設備の運用開始後の各部品の使用状態に係る使用履歴データとを取得し、
前記複数の部品のうち、一の部品の故障又は欠陥を検知した場合、前記トレーサビリティデータを参照して、使用状態を確認すべき部品を特定し、
前記一の部品の使用履歴データと、前記特定された部品の使用履歴データとを比較することにより、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知し、
故障又は欠陥の予兆が検知された前記部品の情報を出力する
処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電設備の予防保全装置、予防保全方法、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電設備や風力発電設備などの発電設備より供給される電力を蓄電し、蓄電した電力を必要に応じて工場やオフィスビルなどの負荷に供給する蓄電設備が普及している。蓄電設備は多数の蓄電素子(バンク若しくはドメイン)を搭載する。
【0003】
蓄電設備では、安定的に電力を供給できるように、蓄電素子の保守管理が重要となる。特許文献1には、単位蓄電池を複数直列接続して構成された蓄電池の保守管理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-123847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
蓄電設備には多数の蓄電素子だけでなく、多数の回路基板、電力変換器等の各種の部品が搭載されており、蓄電素子を含む全ての部品の使用状態を検査することは、工数及びコストの面で採算が取れず、現実的ではない。
【0006】
本開示は、蓄電設備内の一の部品の使用履歴データに基づき、使用状態を確認すべき他の部品における故障等の予兆を検知できる蓄電設備の予防保全装置、予防保全方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における蓄電設備の予防保全装置は、蓄電設備を構成する複数の部品のトレーサビリティデータと、前記蓄電設備の運用開始後の各部品の使用状態に係る使用履歴データとを取得する取得部と、前記複数の部品のうち、一の部品の故障又は欠陥を検知した場合、前記トレーサビリティデータを参照して、使用状態を確認すべき部品を特定する特定部と、前記一の部品の使用履歴データと、前記特定された部品の使用履歴データとを比較することにより、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知する予兆検知部と、故障又は欠陥の予兆が検知された前記部品の情報を出力する出力部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
上記態様によれば、蓄電設備内の一の部品の使用履歴データに基づき、使用状態を確認すべき他の部品における故障等の予兆を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る予防保全システムの全体構成を示す模式図である。
蓄電設備の内部構成を示す模式図である。
蓄電設備の回路構成を説明する説明図である。
予防保全装置の内部構成を説明するブロック図である。
データサーバの内部構成を説明するブロック図である。
トレーサビリティDBの構成例を示す概念図である。
使用履歴DBの構成例を示す概念図である。
実施の形態1に係る予防保全装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
実施の形態2に係る予防保全装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)本開示の蓄電設備の予防保全装置は、蓄電設備を構成する複数の部品のトレーサビリティデータと、前記蓄電設備の運用開始後の各部品の使用状態に係る使用履歴データとを取得する取得部を備える。予防保全装置は、前記複数の部品のうち、一の部品の故障又は欠陥を検知した場合、前記トレーサビリティデータを参照して、使用状態を確認すべき部品を特定する特定部を備える。予防保全装置は、前記一の部品の使用履歴データと、前記特定された部品の使用履歴データとを比較することにより、前記特定された部品における故障又は欠陥の予兆を検知する予兆検知部を備える。予防保全装置は、故障又は欠陥の予兆が検知された前記部品の情報を出力する出力部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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