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公開番号2025136805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035665
出願日2024-03-08
発明の名称保護装置、蓄電装置、及び保護方法
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電流遮断に伴うセル電圧の回復により電流遮断装置が直ちに復帰することを抑制する。
【解決手段】
蓄電装置20の保護装置であって、蓄電装置20の電流を遮断する電流遮断装置80と、前記電流遮断装置80を制御する制御回路100と、を備える。
前記制御回路100は、前記蓄電装置20の低電圧異常を検出した場合、前記電流遮断装置80により電流を遮断し、前記蓄電装置20の低電圧異常が解消し、かつ前記蓄電装置20に充電器200が接続された場合、前記電流遮断装置80による電流の遮断を解除する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置の保護装置であって、
蓄電装置の電流を遮断する電流遮断装置と、
前記電流遮断装置を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、
前記蓄電装置の低電圧異常を検出した場合、前記電流遮断装置により電流を遮断し、
前記蓄電装置の低電圧異常が解消し、かつ前記蓄電装置に充電器が接続された場合、前記電流遮断装置による電流の遮断を解除し、それ以外は電流の遮断を解除しない、保護装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1に記載の保護装置であって、
前記制御回路は、
前記蓄電装置に対する前記充電器の接続を検出する検出回路と、
ラッチ回路と、を備え、
前記ラッチ回路は、
低電圧異常検出に伴い前記電流遮断装置が電流を遮断した場合、前記電流遮断装置を電流遮断状態にラッチし、
前記検出回路が前記充電器の接続を検出した場合、前記電流遮断装置に対する前記ラッチを解除する、保護装置。
【請求項3】
請求項2に記載の保護装置であって、
前記電流遮断装置は、半導体スイッチであり、
前記ラッチ回路は、ゲートに対する駆動電圧の入力を禁止することにより、前記半導体スイッチを電流遮断状態に固定する回路である、保護装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の保護装置であって、
前記検出回路は、前記蓄電装置のターミナルの電圧変化より、前記充電器の接続を検出する回路である、保護装置。
【請求項5】
蓄電素子と、請求項1又は請求項2に記載の保護装置とを備える蓄電装置。
【請求項6】
蓄電装置の保護方法であって、
蓄電装置の低電圧異常を検出した場合、電流遮断装置により電流を遮断し、
前記蓄電装置の低電圧異常が解消し、かつ前記蓄電装置に充電器が接続された場合、前記電流遮断装置による電流の遮断を解除する、保護方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置の保護装置、蓄電装置、及び保護方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
蓄電装置の保護装置の1つに、電流遮断装置がある。電流遮断装置を開示する文献として、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-5985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
セル電圧が保護動作閾値を下回ると、電流遮断装置によって電流を遮断することにより、低電圧異常を防いでいる。しかし、放電中に低電圧異常が発生した場合、電流を遮断すると、内部抵抗による電圧降下が無くなり、セル電圧は一時的に上昇する。その結果、セル電圧が保護動作解除閾値を上回ると、電流遮断装置が復帰する可能性がある。また、図11に示すように、このような動作(保護動作とその解除)が繰り返され、蓄電装置が不安全状態に至ることが懸念された。
【課題を解決するための手段】
【0005】
蓄電装置の保護装置は、蓄電装置の電流を遮断する電流遮断装置と、前記電流遮断装置を制御する制御回路と、を備える。前記制御回路は、前記蓄電装置の低電圧異常を検出した場合、前記電流遮断装置により電流を遮断し、前記蓄電装置の低電圧異常が解消し、かつ前記蓄電装置に充電器が接続された場合、前記電流遮断装置による電流の遮断を解除する。
【発明の効果】
【0006】
この構成によれば、蓄電装置の低電圧異常が解消しても、蓄電装置に充電器が接続されない限り、電流の遮断を解除しない。そのため、電流遮断に伴うセル電圧の回復により、電流遮断装置が直ちに復帰することを抑制できる。これにより、保護動作とその解除が繰り返されることが無いため、蓄電装置の安全性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
自動二輪車の側面図
自動二輪車のバッテリ回りのブロック図
バッテリの分解斜視図
バッテリの回路図
バッテリの回路図
バッテリの回路図
バッテリの回路図
バッテリの回路図
バッテリの回路図
監視IC、スイッチ及びターミナル等の電気的な状態に関する真理表
本技術の課題の説明図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本実施形態の概要)
(1)本発明の一実施形態に係る蓄電装置の保護装置は、蓄電装置の電流を遮断する電流遮断装置と、前記電流遮断装置を制御する制御回路と、を備える。前記制御回路は、前記蓄電装置の低電圧異常を検出した場合、前記電流遮断装置により電流を遮断し、前記蓄電装置の低電圧異常が解消し、かつ前記蓄電装置に充電器が接続された場合、前記電流遮断装置による電流の遮断を解除し、それ以外は電流の遮断を解除しない。(1)に記載の保護装置において、上記構成以外は、任意であり、いかなる構成でもよい。
【0009】
(1)の保護装置よれば、蓄電装置の低電圧異常が解消しても、蓄電装置に充電器が接続されない限り、電流の遮断を解除しない。そのため、電流遮断に伴うセル電圧の回復により、電流遮断装置が直ちに復帰することを抑制できる。これにより、保護動作とその解除が繰り返されることが無いため、蓄電装置の安全性を向上させることが出来る。
【0010】
(2)上記(1)に記載の保護装置において、前記制御回路は、前記蓄電装置に対する前記充電器の接続を検出する検出回路と、ラッチ回路と、を備えていてもよい。前記ラッチ回路は、低電圧異常検出に伴い前記電流遮断装置が電流を遮断した場合、前記電流遮断装置を電流遮断状態にラッチしてもよい。前記検出回路が前記充電器の接続を検出した場合、前記電流遮断装置に対する前記ラッチを解除してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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