TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025116523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010996
出願日
2024-01-29
発明の名称
シール温度推定装置、及びシール温度推定プログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16J
15/3296 20160101AFI20250801BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】オイルシールの温度を高い精度で推定する。
【解決手段】シール温度推定装置は、ケースと、ケースに対して回転可能に支持される回転体と、ケース及び回転体の間に介在するオイルシールとを備える回転体装置を対象とする。シール温度推定装置は、実行装置と、記憶装置と、を備える。記憶装置は、複数種の入力データが入力されることによりオイルシールの温度を示す指標値を出力する関係規定モデルを記憶している。ここで、関係規定モデルは、機械学習により予め生成されたものである。複数種の入力データは、回転体の回転速度の時系列データ、及びケースの内部におけるオイルの温度の時系列データを含む。実行装置は、複数種の入力データを取得する(S61)。実行装置は、取得した複数種の入力データを関係規定モデルに入力することにより指標値を出力する(S63)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースと、前記ケースに対して回転可能に支持される回転体と、前記ケース及び前記回転体の間に介在するオイルシールとを備える回転体装置を対象とし、
実行装置と、記憶装置と、を備え、
前記記憶装置は、複数種の入力データが入力されることにより前記オイルシールの温度を示す指標値を出力する関係規定モデルを記憶しており、
前記複数種の入力データは、前記回転体の回転速度の時系列データ、及び前記ケースの内部におけるオイルの温度の時系列データを含み、
前記実行装置は、
前記複数種の入力データを取得することと、
取得した前記複数種の入力データを前記関係規定モデルに入力することにより前記指標値を出力することと、
を実行する
シール温度推定装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記回転体装置は車両に搭載されており、
前記複数種の入力データは、前記車両の傾斜角の時系列データを含む
請求項1に記載のシール温度推定装置。
【請求項3】
前記回転体装置は車両に搭載されており、
前記複数種の入力データは、前記車両の速度の時系列データを含む
請求項1又は請求項2に記載のシール温度推定装置。
【請求項4】
前記複数種の入力データは、前記ケースの外部における空気の温度の時系列データを含む
請求項1又は請求項2に記載のシール温度推定装置。
【請求項5】
ケースと、前記ケースに対して回転可能に支持される回転体と、前記ケース及び前記回転体の間に介在するオイルシールとを備える回転体装置を対象とし、
実行装置と、記憶装置と、を備えるシール温度推定装置に適用され、
前記記憶装置は、複数種の入力データが入力されることにより前記オイルシールの温度を示す指標値を出力する関係規定モデルを記憶しており、
前記複数種の入力データは、前記回転体の回転速度の時系列データ、及び前記ケースの内部におけるオイルの温度の時系列データを含み、
前記実行装置に、
前記複数種の入力データを取得することと、
取得した前記複数種の入力データを前記関係規定モデルに入力することにより前記指標値を出力することと、
を実行させる
シール温度推定プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール温度推定装置、及びシール温度推定プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1のモータ装置は、ケース、ロータ、ステータ、オイルシール、及び温度センサを備えている。ケースは、ステータ及び温度センサを収容している。また、ケースは、ロータを支持している。ロータは、ケース及びステータに対して相対回転可能である。オイルシールは、ロータにおける回転軸の外周面及びケースの内周面の間に介在している。温度センサは、オイルシールの近傍に位置している。温度センサは、オイルシールの温度を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-002522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなモータ装置において、例えばモータ装置の構造及び寸法によっては、オイルシールの近傍に温度センサを取り付けることができない場合がある。この場合、他のパラメータに基づいて、オイルシールの温度を推定せざるを得ない。しかしながら、オイルシールの温度を精度よく推定できる手法が確立されていない。なお、ここではモータ装置を例として説明したが、ケースと回転体との間に介在しているオイルシールであれば、他の装置であっても同様の課題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのシール温度推定装置は、ケースと、前記ケースに対して回転可能に支持される回転体と、前記ケース及び前記回転体の間に介在するオイルシールとを備える回転体装置を対象とし、実行装置と、記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、複数種の入力データが入力されることにより前記オイルシールの温度を示す指標値を出力する関係規定モデルを記憶しており、前記複数種の入力データは、前記回転体の回転速度の時系列データ、及び前記ケースの内部におけるオイルの温度の時系列データを含み、前記実行装置は、前記複数種の入力データを取得することと、取得した前記複数種の入力データを前記関係規定モデルに入力することにより前記指標値を出力することと、を実行する。
【0006】
上記課題を解決するためのシール温度推定プログラムは、ケースと、前記ケースに対して回転可能に支持される回転体と、前記ケース及び前記回転体の間に介在するオイルシールとを備える回転体装置を対象とし、実行装置と、記憶装置と、を備えるシール温度推定装置に適用され、前記記憶装置は、複数種の入力データが入力されることにより前記オイルシールの温度を示す指標値を出力する関係規定モデルを記憶しており、前記複数種の入力データは、前記回転体の回転速度の時系列データ、及び前記ケースの内部におけるオイルの温度の時系列データを含み、前記実行装置に、前記複数種の入力データを取得することと、取得した前記複数種の入力データを前記関係規定モデルに入力することにより前記指標値を出力することと、を実行させる。
【発明の効果】
【0007】
上記の回転体装置では、回転体の回転速度及びオイルの温度に応じてオイルシールの温度が変化していく。上記構成によれば、回転体の回転速度の時系列データ及びオイルの温度の時系列データが関係規定モデルに入力されることによりオイルシールの温度を示す指標値が出力される。これにより、例えばオイルシールの温度を検出するための温度センサを取り付けることができない場合であっても、オイルシールの温度を把握できる。また、回転体の回転速度及びオイルの温度の瞬時値ではなく、時系列データを用いてオイルシールの温度を推定することで、より精度の高い推定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、車両の概略構成図である。
図2は、データ収集制御を示すフローチャートである。
図3は、推定制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<車両の概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図3にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。なお、以下では、車両100の上下、前後、左右を基準として説明する。ここで、車両100の上下、前後、左右は、車両100の運転席に乗車した運転者から視たときの方向である。
【0010】
図1に示すように、車両100は、火花点火式の内燃機関10を備えている。また、車両100は、後述するトランスアクスル30の一部品として、電動機及び発電機の双方の機能を兼ね備える第1モータジェネレータ71及び第2モータジェネレータ72を備えている。したがって、車両100は、いわゆるハイブリッド車両である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
回転伝達機構
4日前
個人
ホース保持具
3か月前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
トーションバー
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
個人
地震の揺れ回避装置
17日前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
株式会社オンダ製作所
継手
6か月前
株式会社三協丸筒
枠体
4か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
個人
ベルトテンショナ
5か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
日東電工株式会社
断熱材
3か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
5か月前
協和工業株式会社
空気弁
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
5か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
株式会社タカギ
水栓装置
2日前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
2か月前
株式会社不二工機
逆止弁
6か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
6か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
続きを見る
他の特許を見る