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公開番号
2025036104
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024096913
出願日
2024-06-14
発明の名称
車両識別情報を生成するシステム、方法、及びコンピュータプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
21/73 20130101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約
【課題】正常にセキュアブートをした複数の制御ユニットに基づいて車両システムの識別情報を自動的に生成し、識別情報フォーマットを標準化し、プライバシー法の不遵守のリスクを低減する車両システムの識別情報を生成するシステム、方法及びデバイスを提供する。
【解決手段】システムは、コンピュータ実行可能命令を記憶するメモリストレージと、メモリストレージに対して通信可能に接続された少なくとも1つのプロセッサと、を含み、少なくとも1つのプロセッサは、命令を実行して、車両内の複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたかどうかを判定し、複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたという判定に応じて、正常にセキュアブートをした複数の制御ユニットに基づいて車両の識別情報を生成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
システムであって、
コンピュータ実行可能命令を記憶するメモリストレージと、
前記メモリストレージに対して通信可能に接続された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記命令を実行して、
車両内の複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたかどうかを判定し、
前記複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたという判定に応じて、正常にセキュアブートをした前記複数の制御ユニットに基づいて前記車両の識別情報を生成するように構成されている、システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記識別情報は、正常にセキュアブートをした前記複数の制御ユニットに関連付けられた複数の暗号化署名を指定し、前記複数の暗号化署名の各々は、固有のものである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記命令を実行して、
前記複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたわけではないという判定に応じて、正常にセキュアブートをしていない失敗した制御ユニットをリブートし、
前記失敗した制御ユニットが正常にリブートしたかどうかを判定し、
前記失敗した制御ユニットが正常にリブートしていないという判定に応じて、前記車両の1つ以上の必須でない機能を無効にするように構成されている、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数の制御ユニットは、中央制御ユニットと1つ以上の2次制御ユニットとを備え、
前記中央制御ユニットは、前記メモリストレージと前記少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記命令を実行して、
セキュアブートを行うことと、
前記セキュアブートが成功であったかどうかを判定することと、
前記セキュアブートが成功であったという判定に応じて、前記1つ以上の2次制御ユニットの状況に関する要求を前記1つ以上の2次制御ユニットに送信することと、
前記1つ以上の2次制御ユニットの前記状況を前記1つ以上の2次制御ユニットから受信することと、
前記状況に基づいて、前記1つ以上の2次制御ユニットが正常にセキュアブートをしたかどうかを判定することと、
によって前記複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたかどうかを判定するように構成されている、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記命令を実行して、前記セキュアブートの失敗に応じて、第1の失敗通知を前記1つ以上の2次制御ユニットに送信するように構成されており、
前記1つ以上の2次制御ユニットは、前記第1の失敗通知の受信に応じて、前記中央制御ユニットとは異なる前記複数の制御ユニットから1つの制御ユニットを新しい中央制御ユニットとして選択するように構成されている、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記1つ以上の2次制御ユニットの前記状況は、暗号化キーを使用して、対応する1つ以上の2次制御ユニットによって暗号で署名される、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記複数の制御ユニットは、電子制御ユニット(ECU)を備える、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項8】
前記識別情報は、ソフトウェア部品表(SBOM)を備える、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記命令を実行して、楕円曲線統合暗号化スキーム(ECIES)を介して前記識別情報をサーバに送信するように構成されている、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項10】
車両内の複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたかどうかを判定することと、
前記複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたという判定に応じて、正常にセキュアブートをした前記複数の制御ユニットに基づいて前記車両の識別情報を生成することと、
を含む、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的な実施形態と整合するシステム、方法、及びコンピュータプログラムは、車両システムに関し、より具体的には、車両システムの識別情報を生成することに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
現代の車両は、広範囲の複雑な機能、例えば、テレメトリデータの生成、インターネットを介したデータの送信及び受信、並びに同種のことを行うことができる。車両が上記の機能を行うために、上記車両は本質的に、アップストリームサーバに接続されている。
【0003】
関連技術では、サーバが、サーバと通信する複数の車両の中から特定の車両を識別するために、車両識別番号(VIN)が使用され得る。VINは、特定の車両の固有識別子として機能する複数の文字(例えば、数字、アルファベット文字、その組み合わせ、及び同種のもの)を備えるコードを指し得る。VINは、上記車両の製造中に車両に対して与えられる場合があり、車両の主要な構成要素、仕様、製造者、及び同種のものを識別及び指定し得る。
【0004】
それにも関わらず、VINを使用して特定の車両を識別する上記の手法は、少なくとも以下の欠点を有し得る。VINは、車両の一部の構成要素(例えば、主要な構成要素)に関連付けられているだけであって、車両の重要な構成要素に関連付けられていない場合があるため、このような構成は、プライバシー及びセキュリティの問題を示し得る。
【0005】
更に、様々なVINは、様々な競合規格に基づいて実装される場合があり、この結果、様々なVINは、様々なフォーマットを有し得る。これにより、特定のサーバが、特定のフォーマットのVINを読み取るように構成されていない場合があり、異なるフォーマットを有するVINを誤って解釈して間違った車両を指定する場合があり、そして、同種の場合があるため、サーバが特定の車両を識別するのに問題が生じ得る。グローバリゼーションにより、車両は、より頻繁に(様々な規格のVINを利用する)様々な国の間で移動することができるため、上記の問題は、より一般的なものとなっている。
【0006】
更に、VINの使用は、永久的であって再設定できない識別子を有することを許可する一般データ保護規則(GDPR)プライバシー法などのプライバシー法を遵守していない場合がある。
【発明の概要】
【0007】
本開示の例示的な実施形態は、正常にセキュアブートをした複数の制御ユニットに基づいて車両システムの識別情報を自動的に生成する。したがって、本開示の例示的な実施形態は、プライバシー及びセキュリティを改善し、識別情報フォーマットを標準化し、プライバシー法の不遵守のリスクを低減する。
【0008】
実施形態によれば、システムが提供される。システムは、コンピュータ実行可能命令を記憶するメモリストレージと、メモリストレージに対して通信可能に接続された少なくとも1つのプロセッサと、を含み得、少なくとも1つのプロセッサは、命令を実行して、車両内の複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたかどうかを判定し、複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたという判定に応じて、正常にセキュアブートをした複数の制御ユニットに基づいて車両の識別情報を生成するように構成され得る。
【0009】
実施形態によれば、識別情報は、正常にセキュアブートをした複数の制御ユニットに関連付けられた複数の暗号化署名を指定し得、複数の暗号化署名の各々は、固有のものであり得る。
【0010】
実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、命令を実行して、複数の制御ユニットの全てが正常にセキュアブートをしたわけではないという判定に応じて、正常にセキュアブートをしていない失敗した制御ユニットをリブートし、失敗した制御ユニットが正常にリブートしたかどうかを判定し、失敗した制御ユニットが正常にリブートしていないという判定に応じて、車両の1つ以上の必須でない機能を無効にするように構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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