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公開番号
2025035801
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143067
出願日
2023-09-04
発明の名称
異常監視装置、センタ装置、異常監視方法、及び異常監視プログラム
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
21/55 20130101AFI20250307BHJP(計算;計数)
要約
【課題】電子制御システムの全ての監視対象候補を監視する場合、異常監視装置のリソースが不足する可能性がある。
【解決手段】移動体に搭載された電子制御システムSにおける異常を監視し、センタ装置30に報告する異常監視装置10であって、制御部100は、異常監視装置とセンタ装置との間で同期している第1の識別情報に基づいて、電子制御システムにおける全ての監視対象候補の一部を含む集合である第1の監視対象群を決定する監視対象群決定部101と、第1の監視対象群に対して、セキュリティを確保するための処理を行うセキュリティ処理部102と、所定の条件を満たした場合、監視対象群決定部に対し、第1の監視対象群を第1の監視対象群とは異なる第2の監視対象群に変更することを指示する監視対象群変更指示部103、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体に搭載された電子制御システム(S)における異常を監視し、センタ装置(30)に報告する異常監視装置であって、
当該異常監視装置と前記センタ装置との間で同期している第1の識別情報に基づいて、前記電子制御システムにおける全ての監視対象候補のうち一部を含む集合である第1の監視対象群を決定する監視対象群決定部(101)と、
前記第1の監視対象群に対して、セキュリティを確保するための処理を行うセキュリティ処理部(102)と、を有する、
異常監視装置(10)。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第1の識別情報は、前記移動体である車両の動作状況に応じて増加又は減少するカウンタ値を含む、
請求項1記載の異常監視装置。
【請求項3】
前記カウンタ値を前記センタ装置に送信することにより、前記センタ装置との間で前記第1の識別情報を共有する、
請求項2記載の異常監視装置。
【請求項4】
前記車両の動作状況を示す情報を前記センタ装置に送信することにより、前記センタ装置との間で前記第1の識別情報を共有する、
請求項2記載の異常監視装置。
【請求項5】
前記カウンタ値は、前記車両を起動した回数であるトリップ数である、
請求項2記載の異常監視装置。
【請求項6】
前記カウンタ値は、前記車両を起動した回数であるトリップ数であり、
前記車両を起動した際にトリップ開始を示す情報を前記センタ装置に送信することにより、前記センタ装置との間で前記第1の識別情報を共有する、
請求項4記載の異常監視装置。
【請求項7】
前記カウンタ値は、特定のメッセージを送信又は受信する毎に増加又は減少するメッセージカウンタ値である、
請求項2記載の異常監視装置。
【請求項8】
前記第1の識別情報は、時間の経過に応じて増加又は減少する時間カウンタ値である、
請求項1記載の異常監視装置。
【請求項9】
さらに、前記監視対象候補を複数含む監視対象群をリスト化した監視対象群リストを保存する保存部(104)を有し、
前記監視対象群決定部は、前記第1の識別情報から算出したハッシュ値に基づき、前記ハッシュ値に対応する前記監視対象群を前記第1の監視対象群として決定する、
請求項1記載の異常監視装置。
【請求項10】
前記監視対象候補は、前記電子制御システムを構成する電子制御装置であり、
前記セキュリティ処理部は、前記電子制御装置の異常を検出し、異常が検出された場合、検出結果を前記センタ装置に送信することを指示する、
請求項1記載の異常監視装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に自動車をはじめとする移動体に搭載された電子制御システムの異常を監視する装置、方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車車間通信や路車間通信のようなV2Xをはじめ、運転支援や自動運転制御を行う技術が注目されている。これに伴い、車両が通信機能を備えるようになり、いわゆる車両のコネクティッド化が進んでいる。この結果、車両が不正アクセスといったサイバー攻撃を受ける可能性が増加している。そのため、車両に対するサイバー攻撃を分析して、その対応策を構築することが必要とされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電子制御装置(ECU)が送信したフレームを、メッセージ認証や予め定められたルールに基づき不正か否かを判定し、判定結果を車両監視サーバに通報する装置が記載されている。また、特許文献2には、CANを流れるCANフレームが異常であるか否かを監視するCAN監視ECUと、イーサネットを流れるイーサネットフレームが異常であるか否かを監視するイーサネット監視ECUとを備え、一方の監視ECUが他方の監視ECUに監視結果を送信し、受信した他方の監視ECUが実行するセキュリティに関連する処理を変更する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-160786号公報
特開2019-47177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、本発明者は、以下の課題を見出した。
特許文献1や特許文献2のような既存の異常監視装置においては、様々な異常検出方法や異常検出対象ネットワークが存在するが、それぞれの方法や対象において、原則すべての監視対象候補を監視している。しかし、近年電子制御システムを構成するECUの数は増大しており、全ての監視対象候補を監視する場合、異常監視装置のリソースが不足する可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、リソースが少ない異常監視装置においても電子制御システムにおける異常を監視することができる異常監視装置等を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の異常監視装置(10)は、移動体に搭載された電子制御システム(S)における異常を監視し、センタ装置(30)に報告する異常監視装置であって、
当該異常監視装置と前記センタ装置との間で同期している第1の識別情報に基づいて、前記電子制御システムにおける全ての監視対象候補のうち一部を含む集合である第1の監視対象群を決定する監視対象群決定部(101)と、
前記第1の監視対象群に対して、セキュリティを確保するための処理を行うセキュリティ処理部(102)と、を備える。
【0008】
また、本開示のセンタ装置30は、移動体に搭載された電子制御システム(S)における異常を監視する異常監視装置から報告を受ける、前記移動体の外部に設置されたセンタ装置であって、
前記異常監視装置と当該センタ装置との間で同期している第1の識別情報に基づいて、前記電子制御システムにおける全ての監視対象候補のうち一部を含む集合である第1の監視対象群を決定する監視対象群決定部(201)と、
前記異常監視装置からの報告に基づき、サイバー攻撃の分析を行う攻撃分析部(202)と、を備える。
【0009】
なお、特許請求の範囲、及び本項に記載した発明の構成要件に付した括弧内の番号は、本発明と後述の実施形態との対応関係を示すものであり、本発明を限定する趣旨ではない。
【発明の効果】
【0010】
上述のような構成により、本開示の異常監視装置等は、異常監視に割くことができるリソースが少ない場合でも電子制御システムにおける異常を監視することができる。また、異常監視に十分なリソースを割くことができる場合であっても、余ったリソースを別の機能に割り振ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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