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公開番号2025035765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143012
出願日2023-09-04
発明の名称画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250307BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録媒体が無駄になることを抑制するための技術を提供することを目的とする。
【解決手段】画像処理装置は、画像が記録媒体に印刷された印刷物を読み取って得られる読取画像を取得する読取手段と、前記読取画像と、検査において基準となる基準画像との差分に基づいて、前記印刷物の欠陥を検出する検出手段と、を有する。前記検出手段は、第一の感度を用いて前記印刷物の欠陥を検出する第一の検出処理を実行し、前記第一の感度と異なる第二の感度を用いて、前記記録媒体に印刷する印刷手段のメンテナンスのための第二の検出処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像が記録媒体に印刷された印刷物を読み取って得られる読取画像を取得する読取手段と、
前記読取画像と、検査において基準となる基準画像との差分画像に基づいて、前記印刷物の欠陥を検出する検出手段と、
を有し、
前記検出手段は、
第一の感度を用いて前記印刷物の欠陥を検出する第一の検出処理を実行し、
前記第一の感度と異なる第二の感度を用いて、前記記録媒体に印刷する印刷手段のメンテナンスのための第二の検出処理を実行する
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記印刷物の品質をユーザに報知する報知手段をさらに有し、
前記報知手段は、前記検出手段によって前記第一の検出処理を実行して前記印刷物の欠陥を検出した場合、前記印刷物の品質を前記ユーザに報知する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記印刷手段のメンテナンスを起動する起動手段をさらに有し、
前記起動手段は、前記検出手段によって前記第二の検出処理を実行して前記欠陥を検出した場合、前記印刷手段のメンテナンスを起動する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第二の感度は、前記第一の感度よりも高い
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記検出手段は、ユーザが設定する前記第一の感度に連動して、前記第一の感度よりも高い感度を前記第二の感度として用いる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記検出手段は、前記第一の感度が高いほど、前記第一の感度との間のマージンの大きさが小さい前記第二の感度を用いる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記報知手段は、前記基準画像の部分領域ごとに異なる感度を前記第一の感度として用いる、ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記検出手段は、前記基準画像の部分領域ごとに、前記第一の感度に連動して、前記第一の感度よりも高い感度を前記第二の感度として用いる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記部分領域の範囲と、前記部分領域に対応する前記第一の感度は、前記ユーザによって設定される、ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記部分領域の範囲と、前記部分領域に対応する前記第一の感度は、ユーザによって設定される、ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷物を検査する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタ(画像形成装置)の画像形成特性は、経時的に変化することから、印刷物の品質を維持するため、例えば濃度ガンマ補正テーブルの更新、記録素子のクリーニングなどプリンタのメンテナンスが欠かせない。通常、メンテナンスは定期的に起動するが、適応的に起動する技術も開示されている。特許文献1は、ユーザ画像を印刷した印刷物の画像を読み取って画像の品質判定を行い、画像品質にNGが発生していたと判定された場合にメンテナンスを起動する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-4690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、プリンタの画像形成特性が悪化してきても、品質判定でNGが発生してからでないと、メンテナンスが起動しない。このとき、枚葉紙にプリントする枚葉機では、品質判定でNGと判定された印刷物は、通常トレイとは異なる専用トレイに排紙され、いわゆるヤレ紙として無駄になってしまう。また、ロール紙にプリントする連帳機では、品質判定でNGと判定されても、ロール紙の搬送を停止するのに時間が掛かるため、品質判定でNGと判定されてから搬送を停止するまでに搬送された紙(記録媒体)がヤレ紙として無駄になってしまう。
【0005】
そこで、本開示は、記録媒体が無駄になることを抑制するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る画像処理装置は、画像が記録媒体に印刷された印刷物を読み取って得られる読取画像を取得する読取手段と、前記読取画像と、検査において基準となる基準画像との差分画像に基づいて、前記印刷物の欠陥を検出する検出手段と、を有し、前記検出手段は、第一の感度を用いて前記印刷物の欠陥を検出する第一の検出処理を実行し、前記第一の感度と異なる第二の感度を用いて、前記記録媒体に印刷する印刷手段のメンテナンスのための第二の検出処理を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、記録媒体が無駄になることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
インクジェットプリンタを模式図である。
画像形成システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
画像処理の流れを示すフローチャートである。
ホストPCの機能構成を示すブロック図である。
欠陥検出感度例を示す図である。
欠陥検出感度と領域の関係を説明するための図である。
プリントおよびメンテナンスと感度との関係を説明するための図である。
ホストPCの機能構成を示すブロック図である。
欠陥検出感度例を示す図である。
欠陥検出感度と領域の関係を説明するための図である。
プリントおよびメンテナンスと感度との関係を説明するための図である。
画像処理の流れを示すフローチャートである。
ホストPCの機能構成を示すブロック図である。
欠陥検出感度例を示す図である。
欠陥検出感度と領域の関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態は、本発明を限定するものではなく、各実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれ、また、以下の各実施形態の一部を適宜組み合わせることもできる。
【0010】
(プリンタの構成)
図1は、本実施形態において想定する画像形成装置としての、インクジェットプリンタの模式図である。プリンタ10は、その筐体内に記録ヘッド100を備える。記録ヘッド100は、所謂フルラインタイプの記録ヘッドであり、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各インク色に対応した4つのヘッドセット101~104を有する。ヘッドセット101~104はそれぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出する2つのノズル列(ブラックの場合、101a、101b)が互いにオーバーラップするように連結されている。各ノズル列にはインクを吐出するノズルが一定の間隔でX方向に配列されている。例えば、記録ヘッドの長さが15インチで、記録解像度が1200dpiであるノズル列の場合、約18000(=15×1200)個のノズルがx方向に並ぶことになる。
(【0011】以降は省略されています)

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