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公開番号2025035121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141950
出願日2023-09-01
発明の名称画像形成システム、画像形成装置、除電装置、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65H 5/00 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来の画像形成システムでは、除電手段の状態を画像形成装置上で通知しない。これにより、画像形成装置付近で作業しているユーザは、除電手段でメンテナンスが必要となった場合に気付きにくく、形成されたシートが除電されずに貼りつきや積載不良が発生するおそれがある。
【解決手段】除電手段の状態を画像形成装置上で通知する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
画像形成装置と、当該画像形成装置によって画像形成されたシートを除電する除電装置とを有する画像形成システムであって、
前記除電装置は、
前記シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送されるシートを除電する除電手段と、
前記除電手段の状態に基づいて所定の信号を送信する信号送信手段と、を備え、
前記画像形成装置は、
前記信号送信手段によって送信した信号を受信する信号受信手段と、
前記信号受信手段によって受信した信号に対応する通知内容を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示（約 860 文字）【請求項２】
前記除電装置は、前記除電手段を複数備え、
前記通知内容は、どの除電手段においてどのメンテナンスが必要であるかを示す内容であることを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項３】
前記除電装置は、前記除電手段を複数備え、
前記通知手段は、複数の前記除電手段の状態を通知する場合、所定の時間で通知内容を切り替えて通知することを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項４】
前記除電手段の状態は、前記除電手段に対するメンテナンスが必要な状態であることを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項５】
前記画像形成装置は、前記除電手段の状態を、ネットワークを介して接続された情報処理装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項６】
前記除電装置は、前記除電手段として、前記搬送手段によって搬送されるシートに対して非接触な状態でシートを除電する非接触型の除電手段を有することを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項７】
前記非接触型の除電手段は、イオナイザであることを特徴とする、請求項６に記載の画像形成システム。
【請求項８】
前記除電装置は、前記除電手段として、前記搬送手段によって搬送されるシートに対して接触した状態でシートを除電する接触型の除電手段を有することを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項９】
前記通知手段によって通知する内容に前記除電手段のメンテナンス手順を含むことを特徴とする、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項１０】
前記メンテナンス手順に前記除電手段のメンテナンスに用いる道具の取り扱い方法を含むことを特徴とする、請求項９に記載の画像形成システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像形成装置から出力される記録媒体を除電する除電装置を有する画像形成システムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載の画像形成装置は、複数の除電手段と、それに電力を供給する高圧電源部を備える。除電手段には、トナーの付着等により異常が生じることがある。除電手段の異常を検知した場合、出力が最も大きい高圧電源部の出力を小さくし、その高圧電源部の供給先の除電手段が異常であるか否かを判断して結果を通知し、ユーザに清掃等を行わせる。異常なしと判断された場合は次に出力が大きい高圧電源部の出力を小さくする。
【０００３】
ここで、特許文献１に記載の画像形成装置は、画像形成装置自身が除電手段を備え、除電手段の異常を、画像形成装置自身の表示部にて通知するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００９－１５１６８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、画像形成時にシート（記録媒体）が帯電して、排出されたシート間に発生した静電気力によってシート同士が貼り付いたり、積載不良が発生したりする場合がある。そこで、画像形成装置と、それによって形成されたシートを除電する除電装置を備えた画像形成システムが提案されている。
【０００６】
上記の画像形成システムでは、除電装置内の除電手段の状態や必要な対応等の内容を画像形成装置上で通知しない。これにより、画像形成装置付近で作業しているユーザは、除電手段でメンテナンスが必要となった場合に気付きにくく、画像形成されたシートが除電されずに貼りつきや積載不良が発生するおそれがある。特に、シート同士が貼りつくと、シートを別のシート処理装置で搬送して処理する際に、うまく搬送できないおそれがある。
【０００７】
本願発明は、除電手段の状態を画像形成装置上で通知することで、ユーザは除電手段でメンテナンスが必要となった場合、即座に気付くことができ、貼りつきや積載不良が発生する前に対処することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために本発明の一態様に係る画像形成システムは以下のような構成を備える。即ち、
画像形成装置と、当該画像形成装置によって画像形成されたシートを除電する除電装置とを有する画像形成システムであって、
前記除電装置は、
前記画像形成装置からシートを受け取って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送されるシートを除電する除電手段と、
前記除電手段の状態に基づいて所定の信号を送信する信号送信手段と、を備え、
前記画像形成装置は、
前記信号送信手段によって送信した信号を受信する信号受信手段と、
前記信号受信手段によって受信した信号に対応する通知内容を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システムである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、除電手段の状態を画像形成装置上で通知することで、ユーザは除電手段でメンテナンスが必要となった場合、即座に気付くことができ、貼りつきや積載不良が発生する前に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１の実施形態における画像形成装置のメカ断面図
第１の実施形態における除電装置の概略図
第１の実施形態における画像形成装置、除電装置のシステム構成を表すブロック図
第１の実施形態における除電装置のメンテナンス要否の通知設定を受け付けるために表示するメンテナンス要否通知設定画面の一例を示す図
第１の実施形態における除電装置のメンテナンス要否をユーザに通知するために表示するメンテナンス要否通知画面の一例を示す図
第１の実施形態におけるイオナイザ、除電ローラ対、高圧基板のメンテナンス要否と画像形成装置、除電装置に表示する表示内容との関連を説明するメッセージ一覧
第１の実施形態における除電装置が実行するメンテナンス要否通知を説明するフローチャート
第１の実施形態における画像形成装置が実行するメンテナンス要否通知を説明するフローチャート
第２の実施形態における除電装置のメンテナンス手順をユーザに通知するために表示するメンテナンス手順通知画面の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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