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公開番号
2025035115
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141942
出願日
2023-09-01
発明の名称
自然開口用アクセス器具
出願人
株式会社八光
代理人
主分類
A61B
17/02 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】自然開口部内に挿入する長さを短く成形しても安定した固定が可能な自然開口用アクセス器具を提供する。
【解決手段】自然開口用アクセス器具1は、自然開口部内に配置される筒状体20と、筒状体20の近位端に形成され体表に当接するフランジ部30と、筒状体20の外周面に互いに並列する2つのリング部より構成し、2つのリング部の内周と外周は偏心しており、それぞれの内周の軸は常に同軸で、それぞれの外周の軸は軸間距離を拡縮可能に形成される。また、2つのリング部のうち一方は筒状体20に固定される固定リング部40で、他方は筒状体20の外周面を回動可能な可動リング部50であることが好ましく、さらに、筒状体20及び可動リング部50には回動範囲制限手段を備え、回動範囲の始点で軸間距離が最小となり、回動範囲の終点で軸間距離が最大となる構成とすることが好ましい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
人体の自然開口部に挿着し手術経路を確保する自然開口用アクセス器具であって、自然開口部内に配置される筒状体と、
前記筒状体の近位端に形成され、体表に当接するフランジ部と、
前記筒状体の外周面に互いに並列する2つのリング部を備え、前記リング部の内周と外周は偏心しており、前記2つのリング部は、それぞれの内周の軸が常に同軸であり、それぞれの外周の軸は軸間距離を拡縮可能としたことを特徴とする自然開口用アクセス器具。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記2つのリング部は、一方は前記筒状体に固定される固定リング部であり、他方は前記筒状体の外周面を回動可能な可動リング部である請求項1の自然開口用アクセス器具。
【請求項3】
前記筒状体には、前記可動リング部の回動を案内するガイドを備え、前記可動リング部には、前記ガイドに係合するガイド係合部を備える請求項2の自然開口用アクセス器具。
【請求項4】
前記筒状体および前記可動リング部に回動範囲制限手段を備え、回動範囲の始点において前記軸間距離を最小とし、回動範囲の終点において前記軸間距離を最大とする請求項2の自然開口用アクセス器具。
【請求項5】
前記回動範囲制限手段は、前記筒状体に設けるガイドと、前記可動リング部に設ける回転止め突起により、前記筒状体と前記可動リング部との一方方向への回動を係止する請求項4の自然開口用アクセス器具。
【請求項6】
前記軸間距離を拡縮する前記可動リング部に対する前記筒状体の回動方向が、前記フランジ部に設ける回動方向表示手段により表示される請求項4の自然開口用アクセス器具。
【請求項7】
前記固定リング部は前記筒状体と一体に形成される請求項2の自然開口用アクセス器具。
【請求項8】
前記2つのリング部の少なくとも一方は、近位端へ向かって外径を拡大してなる請求項1乃至7のいずれかの自然開口用アクセス器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の自然開口部に挿着し、手術経路を確保するための自然開口用アクセス器具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
内視鏡下外科手術において、内視鏡や鉗子等の手術器具の挿入や、切除した組織の取り出しを人体の自然開口部を介して、例えば、経腟や経肛門的に行う場合がある。この手技によると、体表を切開する場合に比べて術後の回復が早く、また、傷が目立たず整容性に優れるといったメリットがある。
【0003】
このように自然開口部からアクセスを行うさい、自然開口部内に挿着され、手術経路を拡開状態に保持するアクセス器具が提案されている(特許文献1)。特許文献1のアクセス器具は、自然開口部内に配置される筒状体の周面に、機械式バルーン(円筒状の両端からの圧し潰しにより半径方向に径を拡大する、軸方向に並ぶ複数の弾性板からなる構造体(特許文献1の図6G参照))を備え、機械式バルーン近位端のリングを回動させる操作により、該バルーンが軸方向に伸縮し、半径方向に拡縮可能な構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2017-523874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の機械式バルーンを有するアクセス器具によると、該バルーンの展開により自然開口部内壁に対する押圧を高め、開口部からのアクセス器具の滑脱を抑制することができる。しかし、アクセス器具を安定的に固定できる幅まで機械式バルーンを展開するには、弾性板の軸方向の長さを長くする必要があり、前記筒状体を短尺に形成することが困難である。そのため、手術部位が自然開口部の入口付近である場合、アクセス器具が目的部位を覆ってしまい手術ができないという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、自然開口部内に挿入する長さを短く成形しても安定した固定が可能な自然開口用アクセス器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の自然開口用アクセス器具は、自然開口部内に配置される筒状体と、前記筒状体の近位端に形成され体表に当接するフランジ部と、前記筒状体の外周面に互いに並列する2つのリング部より構成し、前記2つのリング部の内周と外周は偏心しており、それぞれの内周の軸は常に同軸で、それぞれの外周の軸は軸間距離を拡縮可能に形成される。
【0008】
前記自然開口用アクセス器具は次のように構成あるいは形成されることが好ましい。
・前記2つのリング部は、一方は前記筒状体に固定される固定リング部であり、他方は前記筒状体の外周面に対して回動する可動リング部である。
・前記筒状体には、前記可動リング部の回動を案内するガイドを備え、前記可動リング部には、前記ガイドに係合するガイド係合部を備える。
・前記筒状体および前記可動リング部に回動範囲制限手段を備え、回動範囲の始点で前記軸間距離が最小となり、回動範囲の終点で前記軸間距離が最大となる構成とする。
・前記回動範囲制限手段は、前記筒状体に設けるガイドと、前記可動リング部に設ける回転止め突起により、筒状体と可動リング部との一方方向への回動を係止するように形成される。
・前記軸間距離の拡縮に対応する前記筒状体の回動方向が、前記フランジ部に設ける回動方向表示手段により表示される。
・前記固定リング部は前記筒状体と一体に形成される。
・前記2つのリング部の少なくとも一方は、近位端へ向かって外径を拡大して形成される。
【0009】
(作用)
前記手段の自然開口用アクセス器具によれば、筒状体の外周面に設けた並列する2つのリング部の内周は同軸で、外周の軸間距離が拡縮可能であることにより、軸方向視で2つのリング部が重複しない範囲であるリング部不一致面を変化させることができる。すなわち、軸間距離が小さい状態では、リング部不一致面が小さく、自然開口部内壁への引っ掛かりが抑制される。一方、軸間距離が大きい状態では、リング部不一致面が大きく、それぞれのリング部が筒状体に対して異方向に段差を形成するため、自然開口部内壁への引っ掛かりが大きくなる。
【0010】
また、前記の通り、筒状体の軸方向に2つのリングを並列に設けるだけの構成のため、筒状体の軸方向への寸法を大きくする必要がない。
(【0011】以降は省略されています)
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