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公開番号2025034790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141411
出願日2023-08-31
発明の名称コネクタ組立体
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 12/71 20110101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタ組立体の機械的強度の向上を図ることができる技術の提供。
【解決手段】本開示に係るコネクタ組立体300は、複数のプラグコンタクト250と、複数のプラグコンタクト250を保持するプラグハウジング240と、プラグハウジング240における複数のプラグコンタクト250の外側に装着されたプラグホールドダウン260とを備えたプラグコネクタ200と、複数のレセプタクルコンタクト120と、複数のレセプタクルコンタクト120を保持するレセプタクルハウジング110と、を備えたレセプタクルコネクタ100とを備える。プラグコネクタ200とレセプタクルコネクタ100を嵌合方向において互いに嵌合させることで各プラグコンタクト250が各レセプタクルコンタクト120と電気的に接触する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のプラグコンタクトと、前記複数のプラグコンタクトを保持するプラグハウジングと、前記プラグハウジングにおける前記複数のプラグコンタクトの外側に装着されたプラグホールドダウンとを備えたプラグコネクタと、
複数のレセプタクルコンタクトと、前記複数のレセプタクルコンタクトを保持するレセプタクルハウジングと、を備えたレセプタクルコネクタと、
を備え、
前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタを嵌合方向において互いに嵌合させることで各プラグコンタクトが各レセプタクルコンタクトと電気的に接触する、
コネクタ組立体であって、
前記複数のプラグコンタクトは、ピッチ方向に配列され、
前記プラグハウジングは、前記ピッチ方向に並列して延びた2つの側壁と、前記2つの側壁の端部同士を繋ぐ端壁と、を備え、
前記端壁は、前記プラグハウジングの外側に臨む外周面と、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタを互いに嵌合させた場合に、前記レセプタクルハウジングと対向する対向面と、前記外周面と前記対向面とが交差して成す角部と、を備え、
前記プラグホールドダウンは、角絞り構造部と、キャリヤ切断面と、を備え、
前記キャリヤ切断面は、前記プラグホールドダウンにおける前記複数のプラグコンタクト側に設けられ、
前記角絞り構造部は、前記角部を覆う、
コネクタ組立体。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記端壁の前記外周面は、前記ピッチ方向における前記プラグハウジングの外側に向いた外周端面を備え、
前記プラグホールドダウンは、前記外周端面を覆う端面部をさらに備え、
前記端面部は、前記プラグコネクタが設けられた基板の端子と電気的に接続可能な第1及び第2の接続部を備え、
前記第1及び第2の接続部は、前記角絞り構造部から、前記ピッチ方向及び前記嵌合方向と直交する幅方向に互いに分岐して、前記基板側へ延び、
前記第1及び第2の接続部は、前記ピッチ方向における前記プラグハウジングの外側から視ると、前記嵌合方向に関して傾斜したテーパ形状を有する、
請求項1に記載のコネクタ組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2015-185541号公報)は、本願の図10に示すように、コネクタ組立体におけるプラグコネクタのプラグホールドダウン960を開示する。プラグホールドダウン960は、上面部961と、側面部962、963と、端面部964と、キャリヤ切断面965、966とを備える。キャリヤ切断面965、966は、上面部961におけるプラグコネクタの外側(ここでは、Y軸正方向)に設けられている。言い換えると、キャリヤ切断面965、966は、プラグホールドダウン960において、ピッチ方向におけるプラグハウジングの外側(ここでは、Y軸正方向)に設けられている。
【0003】
プラグホールドダウン960の製造方法の一例について説明する。金属材料からなる板材を打ち抜き、打ち抜き加工体を形成する。また、打ち抜き加工体を曲げて、図11に示すキャリヤ付きプラグホールドダウン900を形成する。図11は、キャリヤ付きプラグホールドダウンの斜視図である。図11に示すように、キャリヤ付きプラグホールドダウン900は、キャリヤ910と、複数のプラグホールドダウン960とを備える。本実施の形態において、複数のプラグホールドダウン960は、3個のプラグホールドダウン960である。キャリヤ付きプラグホールドダウン900において、各プラグホールドダウン960は、切断部968、969を介して、キャリヤ910と機械的に接続する。ここで、図10及び図11に示すように、各プラグホールドダウン960は、上面部961と、側面部962、963と、端面部964とが連なる板状体であり、この板状体の端面は、打ち抜き加工面である。最後に、切断部968、969を切断することによって、複数のプラグホールドダウン960とキャリヤ910とを分離する。この分離された各プラグホールドダウン960は、図10に示すキャリヤ切断面965、966を有する。キャリヤ切断面965、966は切断部968、969が切断されることによって形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-185541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなコネクタ組立体において、プラグホールドダウン960は、プラグコネクタのプラグハウジングに装着される。また、キャリヤ切断面965、966は、プラグホールドダウン960において、ピッチ方向におけるプラグハウジングの外側に設けられている。プラグホールドダウン960の形状は、キャリヤ切断面965、966によって制限を受ける。そのため、プラグホールドダウン960は、キャリヤ切断面965、966近傍に配置された、プラグコネクタのプラグハウジングの一部を覆うことができない。そのため、このようなコネクタ組立体において、コネクタ組立体の機械的強度の観点から、プラグホールドダウンの形状について検討する余地が有った。
【0006】
本発明の目的は、コネクタ組立体の機械的強度の向上を図る技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の観点によれば、複数のプラグコンタクトと、前記複数のプラグコンタクトを保持するプラグハウジングと、前記プラグハウジングにおける前記複数のプラグコンタクトの外側に装着されたプラグホールドダウンとを備えたプラグコネクタと、複数のレセプタクルコンタクトと、前記複数のレセプタクルコンタクトを保持するレセプタクルハウジングと、を備えたレセプタクルコネクタと、を備え、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタを嵌合方向において互いに嵌合させることで各プラグコンタクトが各レセプタクルコンタクトと電気的に接触する、コネクタ組立体であって、前記複数のプラグコンタクトは、ピッチ方向に配列され、前記プラグハウジングは、前記ピッチ方向に並列して延びた2つの側壁と、前記2つの側壁の端部同士を繋ぐ端壁と、を備え、前記端壁は、前記プラグハウジングの外側に臨む外周面と、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタを互いに嵌合させた場合に、前記レセプタクルハウジングと対向する対向面と、前記外周面と前記対向面とが交差して成す角部と、を備え、前記プラグホールドダウンは、角絞り構造部と、キャリヤ切断面と、を備え、前記キャリヤ切断面は、前記プラグホールドダウンにおける前記複数のプラグコンタクト側に設けられ、前記角絞り構造部は、前記角部を覆う、コネクタ組立体が提供される。
前記端壁の前記外周面は、前記ピッチ方向における前記プラグハウジング外側に向いた外周端面を備え、前記プラグホールドダウンは、前記外周端面を覆う端面部をさらに備え、前記端面部は、前記プラグコネクタが設けられた基板の端子と電気的に接続可能な第1及び第2の接続部を備え、前記第1及び第2の接続部は、前記角絞り構造部から、前記ピッチ方向及び前記嵌合方向と直交する幅方向に互いに分岐して、前記基板側へ延び、前記第1及び第2の接続部は、前記ピッチ方向における前記プラグハウジングの外側から視ると、前記嵌合方向に関して傾斜したテーパ形状を有してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、コネクタ組立体の機械的強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電気的な接続が解除されたレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの斜視図である。
レセプタクルコネクタの分解斜視図である。
プラグコネクタの分解斜視図である。
プラグホールドダウンの斜視図である。
プラグホールドダウンの平面図である。
プラグホールドダウンの側面図である。
プラグホールドダウンの正面図である。
プラグホールドダウンを図3と反対側から視た斜視図である。
キャリヤ付きプラグホールドダウンの斜視図である。
特許文献1の図6Eを示す図である。
キャリヤ付きプラグホールドダウンの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(【0011】以降は省略されています)

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