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公開番号2025034702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141241
出願日2023-08-31
発明の名称通信装置、通信システム、および通信方法
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04L 45/243 20220101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約【課題】短時間の経路障害にも耐えられ、且つネットワーク負荷を抑制できる通信装置を実現する。
【解決手段】通信装置は、メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の通信装置に含まれ、端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを送受信する通信部と、受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、当該受信したパケットを、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に中継するか否かを特定する中継部とを含み、前記通信部は、前記中継部において中継された前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の通信装置に含まれる通信装置であって、
端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを送受信する通信部と、
受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、当該受信したパケットを、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に中継するか否かを特定する中継部と、
を含み、
前記通信部は、前記中継部において中継された前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信する、
通信装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記特定情報は、前記端末に接続された発信元の通信装置を示す識別情報と、前記送信情報のシーケンス番号を示すシーケンス情報とを含み、
前記中継部は、受信した前記パケットの前記シーケンス情報に示された前記シーケンス番号が、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記シーケンス情報に示された前記シーケンス番号と同じか当該シーケンス番号よりも前の番号である場合には、当該受信したパケットを破棄する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記特定情報は、前記端末に接続された発信元の通信装置を示す識別情報と、前記送信情報のシーケンス番号を示すシーケンス情報とを含み、
前記中継部は、
前記発信元の通信装置ごとに、受信したパケットの前記シーケンス番号と、前記受信済のパケットの前記シーケンス番号とを比較判定する判定部を含み、
前記中継部は、前記判定部による比較判定の結果、(I)受信した前記パケットの前記シーケンス情報に示された前記シーケンス番号が、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記シーケンス情報に示された前記シーケンス番号よりも後の番号である場合には、前記受信したパケットを、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に中継し、(II)受信した前記パケットの前記シーケンス情報に示された前記シーケンス番号が、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記シーケンス情報に示された前記シーケンス番号と同じか、当該シーケンス番号よりも前の番号である場合は、当該中継を遮断する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
自装置には前記端末が接続されており、当該端末から送信された送信情報に、自装置を示す識別情報と、シーケンス番号を示すシーケンス情報とを付与する付与部を含む、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記パケットには、前記送信情報が受信されるべき端末を示す受信端末情報が含まれ、
前記通信部が受信した前記パケットの前記受信端末情報に基づき、自装置が接続している端末が、当該受信端末情報が示す端末である場合には、当該パケットから前記特定情報を外して、当該パケットに含まれる前記送信情報を当該端末に送信するスイッチ部を含む、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
複数の通信装置により構成されたメッシュ型空間光通信網を介して端末同士の送受信を行う通信システムであって、
前記複数の通信装置のうちの1以上の通信装置は、
端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを送受信する通信部と、
受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、当該受信したパケットを、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に中継するか否かを特定する中継部と、
を含み、
前記通信部は、前記中継部において中継された前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信する、
通信システム。
【請求項7】
請求項1から5の何れか1項に記載の通信装置を用いた通信方法であって、
端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを受信することと、
受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に当該受信したパケットを中継するか否かを特定することと、
前記パケットが中継される場合には、前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信することと、
を含む、
通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、通信システム、および通信方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の送信側装置の各々が複数の受信側装置とネットワークを介して接続され、情報の経路を冗長化する技術として、例えば特許文献1の経路冗長化システムが知られている。特許文献1の経路冗長化システムでは、複数の送信側装置を同期して動作させるための同期信号を受信した送信側装置は、同期信号に従って、複数の受信側装置に送信する送信情報を生成する。送信側装置は、送信情報を識別する識別情報を生成し、識別情報を送信情報に付与する。送信側装置は、識別情報が付与された送信情報を識別付与情報として複製し、複数の受信側装置の各々に送信する。受信側装置は、複数の送信側装置の各々から送信された複数の識別付与情報を受信し、複数の識別付与情報に基づいて送信情報を取得する。また、例えば特許文献2は、プラグインユニバーサル(PIU)モジュールを用いるステップを有する分離光トランスポートネットワーク(OTN)スイッチングシステムの方法及びシステムを提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2021/156918号明細書
特開2018-011289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の経路冗長化システムにおいては、送信側装置がデータを受信側装置へ届けるためにフラッディングを行っているものの、ブロードキャストストームを回避する仕組みがない。また、特許文献2に記載のシステムは、PIUモジュールとスイッチの間のリンク障害によって失われたパケットは救えない。また、そもそも特許文献2が想定するシステムは有線を前提としているため、外乱によってリンク障害が発生することを想定していない。
【0005】
ところで、広域通信が可能な光空間通信においては、振動または瞬間的な障害物(例えば鳥)によって、ごく短時間の通信断が生じることがある。このような理由による通信断は直ぐに復旧できるはずのところ、例えばRSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First)などのプロトコルにより迂回経路を有するようにしていたとしても即時の復旧を実現するには、効果が少ないと言える。
【0006】
本開示は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その一例示的目的は、光空間通信網において、短時間の経路障害にも耐えられ、且つネットワーク負荷を抑制できる通信装置、通信システム、および通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一例示的側面に係る通信装置は、メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の通信装置に含まれる通信装置であって、端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを送受信する通信部と、受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、当該受信したパケットを、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に中継するか否かを特定する中継部とを含み、前記通信部は、前記中継部において中継された前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信する。
【0008】
本開示の一例示的側面に係る通信システムは、複数の通信装置により構成されたメッシュ型空間光通信網を介して端末同士の送受信を行う通信システムであって、前記複数の通信装置のうちの1以上の通信装置は、端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを送受信する通信部と、受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、当該受信したパケットを、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に中継するか否かを特定する中継部とを含み、前記通信部は、前記中継部において中継された前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信する。
【0009】
本開示の一例示的側面に係る通信方法は、上述の通信装置を用いた通信方法であって、端末からの送信情報と、前記複数の通信装置のうちの前記端末に接続された発信元の通信装置および発信シーケンスを示す特定情報とを含むパケットを受信することと、受信した前記パケットの前記特定情報と、前記複数の通信装置に含まれる1又はそれ以上の通信装置から受信済である前記パケットの前記特定情報とを用いて、前記複数の通信装置のうちの1又はそれ以上の通信装置に当該受信したパケットを中継するか否かを特定することと、前記パケットが中継される場合には、前記受信したパケットを、前記1又はそれ以上の通信装置に向けて送信することと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一例示的側面によれば、光空間通信網において、短時間の経路障害にも耐えられる通信装置、通信システム、および通信方法を提供することができるという一例示的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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