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公開番号
2025033409
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139114
出願日
2023-08-29
発明の名称
ホスト装置、ストレージ装置、レプリケーションシステム、優先制御方法、及びプログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
3/06 20060101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約
【課題】レプリケーション処理におけるデータ転送の効率が悪くなるという課題を解決するホスト装置、ストレージ装置、レプリケーションシステム、優先制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行う複数のカテゴリ処理手段と、前記カテゴリ処理手段の各々が複製元の記憶手段に書き込みを行うデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量と、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値とに基づいて、前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態を変更する動作状態変更手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行う複数のカテゴリ処理手段と、
前記カテゴリ処理手段の各々が複製元の記憶手段に書き込みを行うデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量と、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値とに基づいて、前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態を変更する動作状態変更手段と、
を備えるホスト装置。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記動作状態変更手段は、
前記カテゴリごとに、前記カテゴリのデータ蓄積量及びデータ蓄積量閾値に基づいて、前記データ蓄積量が前記データ蓄積量閾値以上になっているか否かを判定する閾値判定処理を行い、前記閾値判定処理において、以上になっていると判定した場合、前記閾値判定処理の判定対象となるカテゴリに対応する前記カテゴリ処理手段を停止させる、
請求項1に記載のホスト装置。
【請求項3】
前記動作状態変更手段は、
前記カテゴリごとに、前記カテゴリのデータ蓄積量及びデータ蓄積量閾値に基づいて、前記データ蓄積量が前記データ蓄積量閾値未満になっているか否かを判定する閾値判定処理を行い、前記閾値判定処理において、未満になっていると判定した場合、前記閾値判定処理の判定対象となるカテゴリに対応する前記カテゴリ処理手段の動作を再開させる、
請求項1に記載のホスト装置。
【請求項4】
前記データ蓄積量及び前記データ蓄積量閾値は、前記順序保証記憶手段の全体の容量に対して占める容量の割合として示されるか、または、データ容量の単位で示される、
請求項1から請求項3の何れか1つに記載のホスト装置。
【請求項5】
ホスト装置が備える複数のカテゴリ処理手段であって、前記カテゴリ処理手段の各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行うカテゴリ処理手段の各々によってデータが書き込まれる複製元の記憶手段と、
前記複製元の記憶手段に書き込まれるデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段と、
前記順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量であって、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値と比較され、当該比較の結果に基づいて前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態が変更されるデータ蓄積量を検出する検出手段と、
を備えるストレージ装置。
【請求項6】
各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行う複数のカテゴリ処理手段を有するホスト装置と、
前記カテゴリ処理手段の各々によってデータが書き込まれる複製元の記憶手段と、
前記複製元の記憶手段に書き込まれるデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段と、
前記順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量を検出する検出手段と、を有する複製元のストレージ装置と、を備え、
前記ホスト装置は、
前記検出手段が検出する前記カテゴリごとのデータ蓄積量と、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値とに基づいて、前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態を変更する動作状態変更手段、
を有するレプリケーションシステム。
【請求項7】
複数のカテゴリ処理手段の各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行う処理ステップと、
前記カテゴリ処理手段の各々が複製元の記憶手段に書き込みを行うデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量と、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値とに基づいて、前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態を変更する動作状態変更ステップと、
を含む優先制御方法。
【請求項8】
ホスト装置が備える複数のカテゴリ処理手段であって、前記カテゴリ処理手段の各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行うカテゴリ処理手段の各々が、複製元の記憶手段にデータを書き込む書き込みステップと、
前記複製元の記憶手段に書き込まれるデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで順序保証記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
前記順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量であって、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値と比較され、当該比較の結果に基づいて前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態が変更されるデータ蓄積量を検出する検出ステップと、
を含む優先制御方法。
【請求項9】
コンピュータを、
各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行う複数のカテゴリ処理手段、
前記カテゴリ処理手段の各々が複製元の記憶手段に書き込みを行うデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量と、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値とに基づいて、前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態を変更する動作状態変更手段、
として機能させるためのプログラム。
【請求項10】
コンピュータを、
ホスト装置が備える複数のカテゴリ処理手段であって、前記カテゴリ処理手段の各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行うカテゴリ処理手段の各々によってデータが書き込まれる複製元の記憶手段、
前記複製元の記憶手段に書き込まれるデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段、
前記順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量であって、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値と比較され、当該比較の結果に基づいて前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態が変更されるデータ蓄積量を検出する検出手段、
として機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホスト装置、ストレージ装置、レプリケーションシステム、優先制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ディザスタリカバリシステムにおいてデータレプリケーションを行う場合、メインサイトとバックアップサイトのストレージ間においてデータの整合性を保証する必要がある。そのため、メインサイトのストレージに対するデータの書き込み順序通りに、バックアップサイトのストレージに対してデータが複製されるレプリケーションが行われる。これを実現する技術として、書き込み順序を保証するバッファ(以下、順序保証バッファという)を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
順序保証バッファを用いる技術の場合、レプリケーションのためにメインサイトからバックアップサイトに転送されるデータ転送量は、レプリケーション回線の負荷変動によって変動する。例えば、レプリケーション回線の負荷が高い場合、データ転送量が少なくなるので順序保証バッファにデータが蓄積されやすくなる。そのため、レプリケーション処理能力を超えるデータ更新が発生して、データ転送量が非常に多くなり、それによって、レプリケーション回線の負荷が高くなると、順序保証バッファが、それ以上データを記憶できないフルの状態になり、レプリケーション処理を中断しなければならなくなるという問題が生じる。
【0004】
この問題を解決するために、特許文献1に開示されている技術では、例えば、以下のような処理を行うようにしている。すなわち、予めグループごとに優先度を設定しておく。データ転送の過程において順序保証バッファ(例えば、特許文献1のバッファ101)のデータ蓄積量が閾値を超過している場合、レプリケーション状態が「レプリケート」になっているグループの中で、優先度が低いグループを、レプリケーション処理を停止するグループとして選択する。選択したグループに対応するデータを順序保証データから削除するという処理を行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-163521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、順序保証バッファにおいて、順序保証バッファの全体のデータ蓄積量と、1つの閾値とを比較している。そのため、例えば、順序保証バッファにおいて、優先度の高いグループのデータが占める割合が小さく、優先度の低いグループのデータが占める割合が大きくても、全体のデータ蓄積量が閾値を超過していれば、一律に優先度の低いグループが停止対象のグループとして選択される。
【0007】
その結果、順序保証バッファにおいて占める割合が大きい、優先度の低いグループのデータが順序保証バッファから削除されてしまう。特許文献1に開示されている技術では、例えば、レプリケーション回線の負荷が低くなった際に、順序保証バッファから削除されたデータを補うためにデータの再送を行う必要があると推測される。この場合に、順序保証バッファにおいて占める割合が大きいデータが削除されていると、再送するデータの量が多くなり、レプリケーション処理におけるデータ転送の効率が悪くなるという課題がある。
【0008】
この開示は、上記の課題を解決するホスト装置、ストレージ装置、レプリケーションシステム、優先制御方法、及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この開示の第1の態様によれば、ホスト装置は、各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行う複数のカテゴリ処理手段と、前記カテゴリ処理手段の各々が複製元の記憶手段に書き込みを行うデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量と、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値とに基づいて、前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態を変更する動作状態変更手段と、を備える。
【0010】
この開示の第2の態様によれば、ストレージ装置は、ホスト装置が備える複数のカテゴリ処理手段であって、前記カテゴリ処理手段の各々が、各々に対して予め定められるカテゴリに関する処理を行うカテゴリ処理手段の各々によってデータが書き込まれる複製元の記憶手段と、前記複製元の記憶手段に書き込まれるデータであって、複製先のストレージ装置に送信されて複製されるデータを、書き込む順序を維持して前記複製先のストレージ装置に送信されるまで記憶する順序保証記憶手段と、前記順序保証記憶手段に記憶されている前記カテゴリごとのデータ蓄積量であって、前記カテゴリの優先度に応じて定められる前記カテゴリごとのデータ蓄積量閾値と比較され、当該比較の結果に基づいて前記カテゴリ処理手段の各々の動作状態が変更されるデータ蓄積量を検出する検出手段と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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