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公開番号
2025033441
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139161
出願日
2023-08-29
発明の名称
通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
43/0864 20220101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】自然かつ充分なネットワークの遅延を生成可能な、通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】送信元から受信したパケットを識別するパケット識別情報を取得するパケット識別情報取得部と、パケット識別情報を保持するパケット識別情報保持部と、受信したパケットを、他の通信装置へ転送する転送部と、他の通信装置からの応答パケットを識別する応答パケット識別情報と、パケット識別情報保持部に保持されているパケット識別情報と、を照合し、同一の又は対応するパケットであるか否かを判断するパケット識別情報照合判断部と、パケット識別情報照合判断部の判断結果に基づいて、送信先へパケットを送信する送信部と、を有する通信装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
送信元から受信したパケットを識別するパケット識別情報を取得するパケット識別情報取得部と、
前記パケット識別情報を保持するパケット識別情報保持部と、
前記受信したパケットを、他の通信装置へ転送する転送部と、
前記他の通信装置からの応答パケットを識別する応答パケット識別情報と、前記パケット識別情報保持部に保持されているパケット識別情報と、を照合し、同一の又は対応するパケットであるか否かを判断するパケット識別情報照合判断部と、
前記パケット識別情報照合判断部の判断結果に基づいて、送信先へパケットを送信する送信部と、
を有する通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記パケット識別情報取得部は、パケット識別情報として少なくとも受信したパケットの宛先情報を含む情報を取得し、
前記送信部は、前記応答パケットの宛先を前記パケット識別情報保持部に保持されている宛先情報の宛先に書き換えて送信先へパケットを送信する、
請求項1の通信装置。
【請求項3】
前記パケット識別情報取得部は、前記送信元から受信したパケットのデータに基づくパケット識別情報を取得し、
前記パケット識別情報照合判断部は、前記応答パケットのデータに基づく応答パケット識別情報を用いて照合を行う、
請求項2の通信装置。
【請求項4】
前記パケット識別情報取得部は、前記送信元から受信したパケットのペイロードのハッシュ値を含むパケット識別情報を取得し、
前記パケット識別情報照合判断部は、応答パケット識別情報として応答パケットのペイロードのハッシュ値を含む応答パケット識別情報を用いて照合を行う、
請求項3の通信装置。
【請求項5】
前記送信部は、前記パケット識別情報照合判断部において、前記応答パケット識別情報と、前記パケット識別情報保持部に保持されているパケット識別情報と、を照合し、同一の又は対応するパケットであるとの判断結果の場合に、送信先へパケットを送信するとともに、前記パケット識別情報保持部に保持されている同一又は対応する前記パケット識別情報を削除する、請求項1の通信装置。
【請求項6】
前記他の通信装置からの応答パケットを、前記転送部により転送された後所定時間内に受信していない場合に、前記パケット識別情報保持部に保持されている、前記応答パケットに対応するパケット識別情報を削除するタイムアウト処理部、
を更に有する請求項1から5のいずれか一に記載の通信装置。
【請求項7】
遅延を発生させるための要素に関する情報である遅延ポリシを保持する遅延ポリシ保持部、
を更に有し、
前記転送部は、前記遅延ポリシ保持部に保持されている遅延ポリシに基づいて転送を行う、
請求項1の通信装置。
【請求項8】
前記遅延ポリシ保持部は、発着信を行うノードと、他の装置とに関連付けられている遅延ポリシを保持する、
請求項7の通信装置。
【請求項9】
前記遅延ポリシ保持部は更に予測される遅延量を遅延ポリシとして保持し、
要求される遅延の量を受付ける要求遅延量受付部と、
前記遅延ポリシ保持部に保持されている遅延ポリシのうち、要求遅延量を満たす遅延ポリシの選択をする遅延ポリシ選択部と、
を更に有し、
前記転送部は、前記遅延ポリシ選択部が選択した遅延ポリシに基づいて転送を行う、
請求項8の通信装置。
【請求項10】
前記遅延ポリシ選択部は、往復時間の実績に基づいて、遅延ポリシを選択する、
請求項9の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自然かつ充分なネットワークの遅延を生成可能な、通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ネットワークでは通信相手との物理的距離に応じて通信遅延が発生する。通信遅延の時間はレイテンシと呼ばれ、送信したリクエストに対して応答が到達するまでの往復レイテンシをRTT(Round Trip Time)と呼ぶ。通信プログラムを開発する際には、このRTTを念頭において開発する必要がある場合が多く、開発の際にはRTTを意図的に増減させるネットワークエミュレータを用いることがある。
【0003】
特許文献1には、次のようなネットワークエミュレータ装置等の発明が開示されている。当発明では、ネットワークエミュレータ内のバーチャルノードにタイマ及び遅延処理部を設けバーチャルノードに対してリクエストを送信してからそのリクエストに対するレスポンスを受信するまでの遅延時間を生成させている。遅延処理部が、リクエストに対するレスポンスを、タイマの計時に基づく所定の時間格納し、その所定時間経過後にレスポンスを送信すると言った処理を実行する。なお、遅延処理部において発生させる遅延の程度の設定は、所定の遅延モデルにより決定されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-101140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
【0006】
上記の通り、特許文献1に開示されている発明では、ネットワーク通信における遅延を生成することにより、通信におけるRTTをエミュレート可能である。またモデルのパラメータを調整することにより遅延が生じる通信経路の長さ、すなわち遅延量を制御することが可能である。
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示されている発明では、第一に、所定時間の遅延を発生させるために、レスポンスのパケット転送を待機させ、格納させておく機能を有する必要がある。つまり記憶域にパケットを格納する必要があり、その領域は通信帯域×遅延時間分の大きさが必要となってくる。生成する遅延時間が極端に長くなると、莫大な領域の記憶域が必要となると言った問題がある。第二に、遅延の発生は数理的なモデルに基づいて行われているため、必ずしも実際のネットワークにおける遅延の分布と同一の分布とはならないといった問題がある。
【0008】
そこで、本発明の一視点において、充分かつ自然なネットワークの遅延を生成可能な通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第一の視点によれば、送信元から受信したパケットを識別するパケット識別情報を取得するパケット識別情報取得部と、前記パケット識別情報を保持するパケット識別情報保持部と、前記受信したパケットを、他の通信装置へ転送する転送部と、前記他の通信装置からの応答パケットを識別する応答パケット識別情報と、前記パケット識別情報保持部に保持されているパケット識別情報と、を照合し、同一の又は対応するパケットであるか否かを判断するパケット識別情報照合判断部と、前記パケット識別情報照合判断部の判断結果に基づいて、送信先へパケットを送信する送信部と、を有する通信装置が提供される。
【0010】
本発明の第二の視点によれば、受信したパケットのペイロードのまま応答パケットを生成して応答する応答部、を有する応答装置と、送信元から受信したパケットを識別するパケット識別情報を取得するパケット識別情報取得部と、前記パケット識別情報を保持するパケット識別情報保持部と、前記受信したパケットを、応答装置へ転送する転送部と、前記他の通信装置からの応答パケットを識別する応答パケット識別情報と、前記パケット識別情報保持部に保持されているパケット識別情報と、を照合し、同一の又は対応するパケットであるか否かを判断するパケット識別情報照合判断部と、前記パケット識別情報照合判断部の判断結果に基づいて、送信先へパケットを送信する送信部と、を有する通信装置と、を含む通信システムが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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