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公開番号
2025034697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141227
出願日
2023-08-31
発明の名称
環境価値報告システムおよび設備環境価値報告装置
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人湘洋特許事務所
主分類
G06Q
30/0645 20230101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約
【課題】設備の環境価値のデータ収集と、データの信頼性の評価、レポーティングまでを一貫して行う技術を提供する。
【解決手段】 貸与される所定の設備に設けられる所定の設備情報収集装置と、設備情報収集装置と通信可能に接続される設備環境価値報告装置と、を備える環境価値報告システムであって、設備環境価値報告装置は、設備情報収集装置から、設備の環境価値を特定するデータと、信頼性データと、を取得する外部情報取得部と、取得した環境価値を特定するデータと、信頼性データと、を設備情報収集装置の貸与先の組織ごとに評価して所定の環境価値の報告書を生成する環境価値報告部と、を備え、設備情報収集装置は、設備から環境価値を特定するデータを収集して送信する環境価値収集部と、収集したデータの信頼性データを生成して送信するデータ信頼性収集部と、を備える、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
貸与される所定の設備に設けられる所定の設備情報収集装置と、前記設備情報収集装置と通信可能に接続される設備環境価値報告装置と、を備える環境価値報告システムであって、
前記設備環境価値報告装置は、
前記設備情報収集装置から、前記設備の環境価値を特定するデータと、収集した前記データの信頼性データと、を取得する外部情報取得部と、
取得した前記環境価値を特定するデータと、収集した前記データの信頼性データと、を前記設備情報収集装置の貸与先の組織ごとに評価して所定の環境価値の報告書を生成する環境価値報告部と、を備え、
前記設備情報収集装置は、
前記設備から前記環境価値を特定するデータを収集して前記設備環境価値報告装置へ送信する環境価値収集部と、
収集した前記データの信頼性データを生成して前記設備環境価値報告装置へ送信するデータ信頼性収集部と、を備える、
ことを特徴とする環境価値報告システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記環境価値報告部は、前記環境価値を特定するデータの収集方法の信頼性について第三者機関から認定を受けた前記設備を対象として、前記環境価値の報告書を生成する、
ことを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項3】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記貸与先の組織ごとに前記環境価値への貢献度を評価する貢献度評価部と、
前記貢献度に応じて前記設備の貸与に係る対価の優遇率を判定する優遇率判定部と、
を備えることを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項4】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記貸与先の組織ごとに与信評価を受け付ける与信評価受付部と、
前記与信評価に応じて前記設備の貸与に係る対価の優遇率を判定する優遇率判定部と、
を備えることを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項5】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記貸与先の組織ごとに前記環境価値への貢献度を評価する貢献度評価部と、
前記貸与先の組織ごとに与信評価を受け付ける与信評価受付部と、
前記貢献度および前記与信評価に応じて前記設備の貸与に係る対価の優遇率を判定する優遇率判定部と、
を備えることを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項6】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記貸与先の組織に係る事業であって、とくに環境を重視する事業への投融資額を取得する投融資額取得部と、
前記貸与先の組織ごとに前記環境価値への貢献度を評価する貢献度評価部と、
前記貸与先の組織ごとに与信評価を受け付ける与信評価受付部と、
前記投融資額を資金として、前記貢献度および前記与信評価に応じて前記設備の貸与に係る対価の優遇率を判定する優遇率判定部と、
を備えることを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項7】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記環境価値報告部は、少なくとも温室効果ガスを含む前記設備ごとのインベントリ分析と、地球への影響度を評価するインパクトアセスメントとを行い前記環境価値を評価する、
ことを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項8】
請求項1に記載の環境価値報告システムであって、
前記設備には、少なくとも、産業機器と、電子機器と、輸送機器と、のいずれかが含まれる、
ことを特徴とする環境価値報告システム。
【請求項9】
貸与される所定の設備に設けられる所定の設備情報収集装置から、前記設備の環境価値を特定するデータと、収集した前記データの信頼性データと、を取得する外部情報取得部と、
取得した前記環境価値を特定するデータと、収集した前記データの信頼性データと、を前記設備情報収集装置の貸与先の組織ごとに評価して所定の環境価値の報告書を生成する環境価値報告部と、を備える、
ことを特徴とする環境価値報告装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、環境価値報告システムおよび設備環境価値報告装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な社会を実現する機運の高まりに伴って、サステナビリティ・リンク・ローン又はグリーンボンドのように、Environment Social Governance(以下「ESG」と称する。)改善効果を目標に掲げたESGプロジェクト遂行、及び、資金調達手段としてサステナブルファイナンスが注目されている。このようなESG改善等のサステナビリティを意図した投資案件では、投資を受けた事業者は、環境及び社会等の評価対象に対する当該プロジェクトの効果を具体的な数値として投資家又は融資先にレポーティングする義務がある。
【0003】
しかし、環境に配慮しているように上辺だけで見せかけて有利な投資を得るという、グリーンウォッシングと呼ばれる一種の欺瞞的環境訴求が社会問題化したため、このようなレポーティングの際、独立した第三者による正当性の検証、いわゆる監査証明を付けることが多くなった。
【0004】
会計情報に監査証明を付けて公開し、投資の安全性等を提供する技術は、特許文献1に開示されている。
【0005】
特許文献1には、監査証明の発行を希望する証明発行希望情報を受信し、受信された証明発行希望情報を、監査システムへ送信し、監査システムから監査結果に関する監査結果情報を受信し、ネットワークを介して情報を公開するための社外公開用サーバからの問い合わせ情報を受信した場合に、受信された監査結果情報、あるいは監査結果情報を未だ受信していない場合はその旨に関する情報を、社外公開用サーバへ送信する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-135074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、サステナブルファイナンスの案件ごとに監査および認証を行うと工数がかかる。そのため、多くの企業に普及させるには相当数の監査人員が必要となり、対応しきれない案件が出てくる。例えば、実態と乖離があり精度が低い環境価値がレポートされる事態や、さらには意図的に改ざんされた環境価値がレポーティングされる事態も発生しつつある。本発明の目的は、設備の環境価値のデータ収集と、データの信頼性の評価、レポーティングまでを一貫して行う技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記の課題を解決する本発明の一態様に係る環境価値報告システムは、貸与される所定の設備に設けられる所定の設備情報収集装置と、前記設備情報収集装置と通信可能に接続される設備環境価値報告装置と、を備える環境価値報告システムであって、前記設備環境価値報告装置は、前記設備情報収集装置から、前記設備の環境価値を特定するデータと、収集した前記データの信頼性データと、を取得する外部情報取得部と、取得した前記環境価値を特定するデータと、収集した前記データの信頼性データと、を前記設備情報収集装置の貸与先の組織ごとに評価して所定の環境価値の報告書を生成する環境価値報告部と、を備え、前記設備情報収集装置は、前記設備から前記環境価値を特定するデータを収集して前記設備環境価値報告装置へ送信する環境価値収集部と、収集した前記データの信頼性データを生成して前記設備環境価値報告装置へ送信するデータ信頼性収集部と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、設備の環境価値のデータ収集と、データの信頼性の評価、レポーティングまでを一貫して行う技術を提供することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
環境価値報告システムの構成例を示す図である。
設備環境価値評価処理の処理フローの例を示す図である。
顧客データのデータ構造の例を示す図である。
リース設備データのデータ構造の例を示す図である。
環境価値データのデータ構造の例を示す図である。
信頼性データのデータ構造の例を示す図である。
リファレンスデータのデータ構造の例を示す図である。
環境価値収集処理の処理フローの例を示す図である。
消費電力の取得イメージの例を示す図である。
環境価値報告書の例を示す図である。
設備環境価値報告装置のハードウェア構成の例を示す図である。
環境価値報告システムの構成の変形例を示す図である。
優遇率判定処理の処理フローの例を示す図である。
リース設備データのデータ構造の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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