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公開番号2025034647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141151
出願日2023-08-31
発明の名称柱上開閉器
出願人株式会社三英社製作所,株式会社きんでん
代理人個人
主分類H01H 33/53 20060101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】柱上開閉器の吊り上げ時において、柱上開閉器全体の重量に耐え得る構造としつつ、主回路を確実に切状態とすることで高い安全性を得ることが可能な柱上開閉器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる柱上開閉器100の構成は、配電系統の電柱に配置される柱上開閉器100であって、固定電極142と可動電極144の開閉を行う開閉機構140と、開閉機構140のトリップ動作を行う引き外し機構150と、引き外し機構150を機械的に作動させる引き外しレバー154と、上部に配置された吊り上げフック130と、吊り上げフック130が取り付けられた軸120と、軸120が引き上げられることによって引き外しレバー154を動かして引き外し機構150を作動させる連動機構160と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
配電系統の電柱に配置される柱上開閉器であって、
固定電極と可動電極の開閉を行う開閉機構と、
前記開閉機構のトリップ動作を行う引き外し機構と、
前記引き外し機構を機械的に作動させる引き外しレバーと、
上部に配置された吊り上げフックと、
前記吊り上げフックが取り付けられた軸と、
前記軸が引き上げられることによって前記引き外しレバーを動かして前記引き外し機構を作動させる連動機構と、
を備えることを特徴とする柱上開閉器。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記開閉機構に連動して回動する第1リンク部材と、
前記第1リンク部材に形成された第1斜面と、
前記引き外しレバーに形成され前記第1斜面と対向する第2斜面と、
前記引き外しレバーの前記第2斜面とは反対側に形成された第1係合部と、
前記引き外しレバーに隣接して前記引き外し機構に連動する第2リンク部材と、
前記第2リンク部材に形成され前記第1係合部と対向する第2係合部と、
を有し、
前記開閉機構が入状態のときには、前記引き外しレバーが回転すると、前記第2斜面が前記第1リンク部材の第1斜面に当接摺動して前記引き外しレバーが前記第2リンク部材側に移動し、前記引き外しレバーの第1係合部と前記第2リンク部材の第2係合部が噛み合って前記第2リンク部材を回転させ、
前記開閉機構が切状態のときには、前記引き外しレバーの第2斜面が前記第1リンク部材の第1斜面に当接せず、前記引き外しレバーと前記第2リンク部材の切り欠きが噛み合わず、前記第2リンク部材が回転しないことを特徴とする請求項1に記載の柱上開閉器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配電系統の電柱に配置される柱上開閉器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
配電系統の電柱には、配電線路の作業時の区分または故障時の切り離しを目的として柱上開閉器が設けられる。柱上開閉器の設置工事では、柱上開閉器を吊り上げるときに回路を「切」操作して吊り上げを行うことにより十分な安全性を確保していた。しかし、吊り上げ前の「切」操作を失念すると、回路が「入」状態で配電線路が接続されてしまうため、安全性が損なわれてしまう。
【0003】
そこで例えば特許文献1には、「一次側の電線を接続する第一接続部及び二次側の電線を接続する第二接続部を有する開閉器本体と、該開閉器本体に対して姿勢変更可能に設けられ、姿勢変更に伴い、前記第一接続部に接続された電線と前記第二接続部に接続された電線とを電気的に接続した入状態と、前記第一接続部に接続された電線と前記第二接続部に接続された電線とを縁切した切状態とに切替可能な開閉部と、前記開閉器本体に対して着脱可能な吊上部材と、前記開閉部が入状態ではなく切状態のときに前記吊上部材を前記開閉器本体に固定可能とするロック手段とを備えることを特徴とする開閉器」が開示されている。
【0004】
特許文献1によれば、吊上部材を備えることにより、開閉部が入状態のときに吊上部材を用いて開閉器を吊り上げようとすると、吊上部材が開閉器本体から外れる。したがって、開閉部が入状態になっているままで開閉器を吊り上げることはできないため、開閉部が入状態のときに吊り上げられることを防止することができるとしている。また特許文献1によれば、ロック手段を備えることにより、開閉部を切状態にし、ロック手段によって吊上部材を開閉器本体に固定することで、吊上部材を用いて開閉器を吊り上げることができるようになるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-192346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のロック手段は、「吊上部材を挿込可能なロック部材本体と、ロック部材本体に挿し込まれた吊上部材の抜け止めを行う抜止部材」を含んで構成されている。そして、抜止部材のブレード部が吊上部材の嵌合溝に嵌ることにより、吊上部材の抜け止め効果を得ている。
【0007】
特許文献1の構成であると、開閉器を設置する際に吊上部材を吊り上げると、抜止部材のブレード部に開閉器全体の重量がかかる。開閉器の重量は数十キロと重いため、平板状のブレード部では開閉器の重量に耐えられず変形や破損が生じる可能性がある。したがって、特許文献1の技術には更なる改善の余地があった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、柱上開閉器の吊り上げ時において、柱上開閉器全体の重量に耐え得る構造としつつ、主回路を確実に切状態とすることで高い安全性を得ることが可能な柱上開閉器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかる柱上開閉器の代表的な構成は、配電系統の電柱に配置される柱上開閉器であって、固定電極と可動電極の開閉を行う開閉機構と、開閉機構のトリップ動作を行う引き外し機構と、引き外し機構を機械的に作動させる引き外しレバーと、上部に配置された吊り上げフックと、吊り上げフックが取り付けられた軸と、軸が引き上げられることによって引き外しレバーを動かして引き外し機構を作動させる連動機構と、を備えることを特徴とする。
【0010】
当該柱上開閉器は、開閉機構に連動して回動する第1リンク部材と、第1リンク部材に形成された第1斜面と、引き外しレバーに形成され第1斜面と対向する第2斜面と、引き外しレバーの第2斜面とは反対側に形成された第1係合部と、引き外しレバーに隣接して引き外し機構に連動する第2リンク部材と、第2リンク部材に形成され第1係合部と対向する第2係合部と、を有し、開閉機構が入状態のときには、引き外しレバーが回転すると、第2斜面が第1リンク部材の第1斜面に当接摺動して引き外しレバーが第2リンク部材側に移動し、引き外しレバーの第1係合部と第2リンク部材の第2係合部が噛み合って第2リンク部材を回転させ、開閉機構が切状態のときには、引き外しレバーの第2斜面が第1リンク部材の第1斜面に当接せず、引き外しレバーと第2リンク部材の切り欠きが噛み合わず、第2リンク部材が回転しないとよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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